【CHAPTER1−05】



→ 旧事務所 →  旧待合室 →  旧事務所前 →  旧待合室 →  旧事務所前 →

→ 旧セントラル第二ビル →  廃棄物処理施設 →  遊歩道3F →  旧セントラル第二ビル出口 →



《旧事務所》

コジン
 (※マコトと会った時に『話を合わせる』を選択した場合)

 「マコトから聞いたぜ。あんたレスキュー隊
 なんだってな。それはごくろうなことだ」

 「あの列車事故ですっ飛んできたんだな」

 「きっと、あのアンドロイドの仕業さ。
 俺はそうにらんでいる」

 「あいつが新しい獲物を求めて列車に
 何か仕掛けしやがったんだ」

 「ああ、そうに違いねえ…」

 「協力してやりたいが、いまは無理だ」

 「あのアンドロイドをぶっ殺すまでは
 そんな暇はねえ」

 (※バルブにダイブする前)

 「そうそう、マコトの命を助けてくれた
 礼をしなきゃな!」

 「身体の調子が悪い時は、向こうの部屋の
 MRIに頼めばいい。一通りの医療技術は
 持っているからな」

アルーア
 (※バルブにダイブした後・フィオナ変異戦後)

 バルブのハンドルが
 なぜ動かないのかは、
 残留思念が教えてくれた。

 そして彼らがなにを恐れて
 いるのかも。

 しかし奴を見失うわけには
 いかない。

 バルブの動かし方を
 彼の心から直接聞くしか
 ないわね。

コジン
 絶対喋らねえぞ
 しつこい奴らだな
 ピンを差しこまねえと
 クリーチャーの腹の中に
 胃液で溶けない金属
 橋を上げるとヤツが来る
 橋を渡った男たちは
 今ごろ 死んでるさ
 いててて、頭が痛てえ
 うげぇぇぇ頭の中で
 なにかが鳴いてやがる
 この女が?
 まさか…

 「すまねえ、急に気分が悪くなった」

 「ちょっと奥に行ってやすんでくるぜ」

アルーア
 心を探らせてもらったわ。

 クリーチャーの胃袋の中に
 隠すとは考えたものね。

 さあどうしようかしら?

 胃袋の中から取り出す
 良い方法は…。

コジン
 (※『列車事故の被害者だと言う』を選択した場合)

 「マコトから聞いたぜ。列車事故に遭ったん
 だって? そりゃえらい災難だったな」

 「きっと、あのアンドロイドの仕業さ。
 俺はそうにらんでいる」

 「あいつが新しい獲物を求めて列車に
 何か仕掛けしやがったんだ」

 「ああ、そうに違いねえ…」

 「助けてやりたいが、いまは無理だ」

 (以下は『話を合わせる』選択時と同じ)

コジン
 (※バルブにダイブした後・フィオナ変異戦後)

 「何度来ても、ダメなものはダメ!」

 (※以下はコジンと初めて会った場合と同じ)



アルーア
 紙くずがたくさん
 捨てられている。




 首切り台。死刑のシーンから。
 群集はかたずを飲んで待って
 いる。
 処刑が施行されたその瞬間、
 したたり落ちる血を求め、
 彼らは台の下に集まってく
 るのだ。彼らは血が神秘的
 な力を持つと信じていた。
 だめだ! だめだこれじゃ!
 こんなもんじゃ
 読者に顔向けできん

アルーア
 人は見かけによらないわ。

 彼はリチャード・パンサー。
 売れっ子のホラー作家。

 変人だとは聞いていたけど、
 まさかこんなところに
 住んでいたなんて…。












アルーア
 ほこりがとれている
 場所があるわ。













 マコトに見つからないように

アルーア
 ソファの隙間にお金が
 隠されているわ。

 『1000新元手に入れた』








アルーア
 かなり長い間使われて
 いないみたい。









 第二ビルに行けなきゃ
 燃料も手に入らねえ…

アルーア
 彼らは廃墟の第二ビルに
 行ったことがあるんだわ。



《旧待合室》

マコト
 (※マコトと会った時に『話を合わせる』を選択した場合)

 「すまねえな、レスキューさんよ」

 「命を救ってくれた礼は何だってする
 つもりだが」

 「向こうへだけは行かせられねえ…」

 「それはいくらあんたが、凄腕の隊員で
 あったとしてもだ!」

 「向こうには人狩りアンドロイドが、
 それこそ何匹もいやがる!」

 「人を助けようという気持ちは立派だが、
 自分が死んじゃ、なにもならないからな」

マコト
 (※『列車事故の被害者だと言う』を選択した場合)

 「申し訳ねえ命の恩人よ。どんなお礼でも
 するつもりだったんだけど」

 「向こうへだけは渡しちゃいけねえんだ。
 兄貴がダメと言ったらダメなんだ…」

 「チャニさんにも頼まれたんだけど…」

 「でも兄貴の言うとおりかもしれないよ」

 「向こうには、おっかねえ人狩りアンドロ
 イドがうようよいるんだ」

 「俺もあいつらには腹が立つけど、ここは
 しんぼうだ。しばらくゆっくりしておけば
 救助隊が来るからな」








アルーア
 (※壊れたロッカーにダイブする前)

 緑色になってるのは、
 これって…コケだわ…。
 まさかこんなところで
 寝ているのかしら。








アルーア
 (※ダイブ前)

 中には何も入ってない。
 でも最近何かを出し入れ
 した形跡があるわ。









 ここも兄貴にバレた
 ベッドのすきまに隠そう…







アルーア
 (※壊れたロッカーにダイブした後)

 ベッドと壁の隙間に
 何かはさまれている。

 『ミサーカのブレスを入手した』







アルーア
 (※バルブのピン入手前)

 なにこいつは…。
 クリーチャー

 でも悪意は感じられない。

マコト
 「ほう、おどろかねえか」

 「はじめてだぜ、あいつを見て顔を
 しかめねえ御人は」

 「ゴミやスクラップを食ってくれる
 クリーチャーさ。害はねえよ」

 「ただちっぽけだけど、あんなやつでも
 脳みそはあるみてえだな」

アルーア
 いいことを聞いたわ。

 もしこのクリーチャーを
 教会でも管理することが
 できたなら、

 セントラルの廃棄物問題も
 解決できるかもしれない。








アルーア
 (※2回目以降)

 しかしクリーチャーの
 有効利用なんて、
 彼らも考えたものね。

MRI
 (※2回目以降)

 「マコトノ トモダチハ ワタシノ
 トモダチ!」

 『マコトが集めたガラクタ
   コジンが集めた品物
   ケガを治してもらう  』

 「ケガヲシタラ イツデモイラシテ
 クダサイ」



《旧事務所前》

チャニ
 (※コジンにダイブした後)

 「バルブのピンなら、クリーチャーの
 お腹の中から取り出しておきましたよ」

 『バルブのピンを入手した』

 「おねえさんも気づいてたんですね!」

 「あのバルブが、壊れているわけじゃない
 ってことに」

 「さあ、おねえさん急ぎましょうか!」



《旧待合室》








アルーア
 (※バルブのピン入手後)

 あちこちにクリーチャーの
 肉片が飛び散っている。



《旧事務所前》



チャニ
 (※バルブのピン入手後)

 『バルブのピンを使用した』

 「急ぎましょうおねえさん。奴が逃げる前に
 捕まえなければ」

 (女の子の笑い声)

マコト
 「あ、あ、あ、あ、あいつが…」

 「あ、あいつが、来やがった…」

 (女の子の笑い声)

 「ひ、ひ、ひぃ、助けてくれー」

アリエッタ
 「ウフ、ウフフフ、やっと来れたわ!」

 「今日は、誰と遊ぼうかしら?」

 「あたしをイジメた人にしようかな…
 どうしようかな…?」

 「きーめた。あなたにするわ!」

 「あたし、アリエッタ。良い名前でしょ!」

 「パパにつけてもらった名前じゃないわ。
 あたしが自分でつけたんだから!」

 「これはね…教えちゃおうかな…」

 「この前に、遊んであげた女の子の名前!」

 「もらったの。だって、ウフフフ…その子
 死んじゃったんだもん!」

 「あたしが殺したの! だってパパの言うこと
 全然、聞かないんだからいいの!」

 「でもいまは良い子になったみたい。だって
 喋れないし、目も見えないんだもの!」

 「ねえ、あなたの名前も教えてよ」

 『アルーアと名乗る
    無視する  』

アリエッタ
 (※『アルーアと名乗る』を選択した場合)

 「ふーん、アルーアね。良い名前かも…」

 「もらっちゃおうかしら? いいでしょ!」

 「だって、あたし気に入っちゃった」

 (戦闘:アリエッタ)

 ウフフ! さああたしと遊びましょう!
 あ〜あ、なんか飽きてきちゃったわ
 そんな…あたしの…頭…頭の中が…

 (戦闘終了)

アルーア
 幼児的な思考と、
 残虐性をもった心…。

 制御室のアンドロイドと
 よく似ていたわ。

チャニ
 「おねえさん気づいた? あいつがパパ
 って言っていたこと」

 「向こうに何があるのかしら。旧セントラル
 第二ビル…あそこは廃墟のはずなのに」

 「悩んでも仕方ないですね。行きましょう」

 (旧セントラル第二ビルへ移動)

 「いやな感じですね…」

 「生きている者の気配がまったくしない」

 「まるで墓場みたい…」

 「おねえさんは霊魂って信じます?」

アルーア
 哀しみや恐怖、憎悪など
 強い思念が放出されると、
 空間に焼きついて残留する
 ことは知られている。

 だがそれはあくまで
 思念の残骸であって、
 霊魂という存在ではないわ。

チャニ
 「ここは旧大戦の時、逃げ込んだ一般市民を
 毒ガスで大量に殺害した場所ですよね」

 「そのせいなのかな…さっきから私の
 マインドが騒いでいる…」

 「それじゃ、二手にわかれて探しましょう。
 私はこの階段の上から見てきます!」

アルーア
 臨海エリアで発生した
 アンドロイドの暴走事件。

 捕まって解体された
 アンドロイドには心が
 あったとチャニは言った。

 このトンネルで起こった
 一連の事件を見ていれば、
 その報告が偽りでないこ
 とがわかる。

 アンドロイドに心が存在する。
 信じ難い話だが事実だ。

 そして二つの事件の背後に
 ヴィ・ラザフォード、奴が
 いることも…。

アリエッタ
 (※『無視する』を選択した場合)

 「いいわよ! 教えてくれなくても!」

 「絶対に喋るわ。あたしが喋らせてやる!」

 (戦闘からは『アルーアと名乗る』選択時と同じ)



《旧セントラル第二ビル》







アルーア
 橋がもう下げられている。
 向こうへは戻れないわ。



《廃棄物処理施設》









アルーア
 チューブの中のものは、
 人間の血と肉のかたまり…。

 どこかで大量の人間が、
 殺されている…。

 その者に一欠けらの人間性でも
 残っていれば、
 こんなことできるはずはない。
 まさに悪魔の心の持ち主だわ。









アルーア
 大掛かりな装置だわ…。
 何が作られているのだろう…。



《遊歩道3F》

アルーア
 (※改造された女にジョーが連れ去られる前)

 ここは……

チャニ
 「なんてこと…奴は狂ってるわ…」

 「あ、あれは…みんな人間です…」

 「それもまだみんな生きてる。微かに心が
 動いているのがわかる…」

 「苦しみと…憎しみの思念…」

 「私たち侍女団は、感情に支配されては
 いけないけど、許せない…」

アルーア
 私たちのセントラルの
 すぐ近くでこんなことが
 起こっていただなんて。

 あのマコトという青年が
 言っていた。

 この忌むべき場所から
 アンドロイドたちが
 襲ってくると。

 そう…おそらくチャニが
 感じていることが正しい
 答えだろう。

 臨海エリアでの事件を
 引き起こしたとされる
 ヴィ・ラザフォード、

 奴がこの目の前の惨劇にも
 関わっているということが。





アルーア
 まだ微かに意識は
 残っているみたい…。





 頭にぃぃ 針が 灰色の
 苦しい ここから出し
 痛い やめてくれ
 悪魔のような人間を神
 神が許したと言っていた
 悪魔のような人間を神
 頼む 殺さないでくれ
 殺してくれ お願いだ
 血を 血を抜き取られる
 ヤツは笑っていた
 悪魔のような人間を神

アルーア
 彼らは捕らえられてまだ、
 そんなに日は経って
 いない。

 ここが第一級危険地帯に
 指定されたのが正確には、
 一年と六十九日前。

 彼らはこのビルが
 封鎖された後に連れて
 こられたんだわ。

 それにしてもなんて
 酷いことを…



《旧セントラル第二ビル出口》

改造された女
 (※改造された女に会う前)

 「ア…ア…ア…イヤ…イヤ…」

 どこにいったの?
 大切なもの
 あの人がくれたもの
 私の指輪
 大切なもの
 結婚の約束
 私の宝物
 無くした…
 探さなきゃ
 あの人に怒られる
 私の指輪

 (女が悲鳴を上げる)

アルーア
 彼女の記憶は削り取られ
 ていた…。

 削り取られた記憶の中に
 わずかに残った思念。

 それは彼女にとっては
 大切な人からもらった
 指輪の記憶だ。

 それは何者も壊すことの
 できない強い力のこもった
 思い出なのだろう。

 彼女はわずかに残った
 そのかけがえのない
 風景の中をめぐりながら
 生きている。

 ここに捕らわれていた
 人間だろうか?
 もしそうだとしたら、
 むごいことを…。






アルーア
 出口が塞がれている。
 他を探すしかないわね。



《CHAPTER1−06》



或る記録の残滓