― | アルーア | 廃墟のビルの中に こんな施設が…。
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実 験 材 料 |
アルーア | (※ダイブ前) 怨みと呪いの思念が
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実 験 材 料 |
― | 殺してお願い 死ね お前なんか ゆるしてください なんでもします この人でなし なにするの やめて 寒い ここは寒い 目が 目が見えない 私がなにをしたの た たのむ やめてくれー 子供だけは助けて 神様 助けてください 神様はきっと見てるわ |
アルーア | ヴィって男が狂気の中で 生きているのは確かね。 奴の人格は生き物を殺める
一瞬でも何かの命に触れて
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実 験 材 料 |
アルーア | (※ダイブ後) 彼らはここに集められ、
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実 験 施 設 へ |
アルーア | (※マインドろ過器にダイブする前) 内部からロックされて
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― | アルーア | バイオレット…、 あなたまでも…。
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バイオレット | 列車で あいつの隣に あいつが座ってきた 良い男だと思った私が ちょっとしたハプニングだ 首筋に無理矢理 注射 私 気分が悪くなって 別の人が喋ってる バイオレットって女を 殺しちまったんだ すまねえが代わりに なってもらうぜ 私じゃない私じゃ 私でない私が喋ってる 特殊なブレンドだ 魂がぶっ飛んでしまうぜ やめて いや 私でない私が 私を殺していった
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アルーア | あなたはバイオレット じゃないの…?
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バイオレット | あ、あああ、あたし… ギィ…ガァァ…コロ…シテ… (戦闘:バイオレット) く…くらいわ…ここはどこ… (戦闘終了)
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アルーア | 思念を送ってきた彼女は、 私の知っているバイオレット ではなかった…。 これまでに一度も会った その彼女はこう言っていた。 そんなことが有り得るの?
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マ イ ン ド ろ 過 器 |
アルーア | (※ダイブ前) 思念の大きな流れを
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マ イ ン ド ろ 過 器 |
― | 悪魔のような人間を神 お父さん 大好き あまり遠くに行かないでね イヤ やめて助けて あの湖に映る夕日は 死というものは無なのよ 昨日はほんと疲れた だから君はバカだって 血は生きている証拠さ レオノーラ 君を愛してる 苦しい 何も見えない
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アルーア | なに…いまのは… 無数の人の思念が一度に
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? | (扉の開く音) 汚れた思念を流すんじゃねえよ! ドアは開いてるぜ入ってきな!
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マ イ ン ド ろ 過 器 |
アルーア | (※ダイブ後) あんなに多くの思念を
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マ イ ン ド ろ 過 器 |
アルーア | (※ダイブ時・2回目以降) ダイブするべきじゃない。
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― | ヴィ | 「へへっ、やっとおでましかよ」
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アルーア | 見つけたわ、 ヴィ・ラザフォード。
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ヴィ | 「1匹は気づいていたんだがな、まさか 2匹も転がりこんでくるとはね」 「しかも、とびきり若い実験体ときてる。 「少しずつ切り刻み、その反応を調べていく
「ちょうど、マインド使いの記憶が欲しかった 「ん? お前、いま恐怖を覚えたな?」
「ククク、侍女団らしくねえ。マインド使いが 「俺が何をしているか、興味あるだろ?」 「クククク、知りたけりゃ心を読みな」 「それともそんな、はしたない真似は教えら
「そりゃそうだろうな。シスターに言われな 「隣人の物に手をつけてはいけません、って」
「へへっ、怒ったのか? 感情係数が少し
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アルーア | それほど早く死にたいなら、 望みどおり、
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ヴィ | 「おっと、気をつけなよ。彼女が目を覚ました みたいだぜ」
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アルーア | (バイオレットが現れる) なぜ…
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ヴィ | 「らしくねえな、侍女団だろ? 奇跡って やつを信じねえのか?」 「終わりの日には、死者が蘇る奇跡を」 (戦闘:バイオレット) く…くらいわ…ここはどこ… (戦闘終了) 「おみごと! さすが侍女団だ。まいった」 「試験体をマインドで倒すとは、よほど強い
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アルーア | こいつは彼女に何をした? 殺す前にそれを調べさせて (ダイブすると様々な映像が浮かぶ)
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ヴィ | 「おやおや、気分が悪そうだな。心の喰い すぎだぜそれは」 「だから言っただろ? 人の物に勝手に
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アルーア | どうしてこいつの心に 私の記憶があるの? しかもこいつの心の中は
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ヴィ | 「クククク、そんなに俺のことが気になる のかい?」 「いいぜ教えてやろう。俺はここで神の
「昔、神は土から人間を作ったらしいが、 「鉄のかたまりと電子の海から、人間が 「しかしどうもうまくいかねえ。お前も見た 「もっと影響力の強い記憶が必要ってことだ。 「しかし俺もついてねえな。やっと良い
「気分良くセントラルに帰る途中、何やら
「それにバイオレットって女に、ちょいと
「っていうのも、殺しちまったんだ。良い女
「だから俺の子供たちに列車事故を起こさせた 「これで納得したかい? ん? まだ納得で 「バイオレットは死んでいるのさ。いや永遠に
「なぜなら俺の手元にはバイオレット自身の
「それを打ち込めば、新しい身体を持った 「心配するな、お前もじきにわかるさ」
「ここはいいぜ。きっと気に入るはずだ。 (戦闘:ヴィ)
ほうっ、俺を殺してくれるのか (戦闘終了) (ヴィの肉体が崩れ去る)
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アルーア | ヴィ・ラザフォード… 奴は何者だったの? 心を砕かれたとはいえ、
まるで死があの瞬間まで
まるで、そう…、
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シ リ ン ダ | 状 の 物 体 |
アルーア | (※ダイブ前) 妙な感じがするわ…?
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シ リ ン ダ | 状 の 物 体 |
― | お おまえ だましたな バ バカ やめろ! 金ならいくらでもやる イ ヒヒヒヒヒ アハハハ た たのむやめろ! な なにをするんだ 貴様 地獄へ落ちろ イ ヒヒヒヒヒ アハハハ お前は呪われている… イ ヒヒヒヒヒ アハハハ
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アルーア | いまのはジョー・ギブスの 残留思念だった…。 なぜこのシリンダーに
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血 が こ び り つ い た ベ ッ ド |
アルーア | (※ダイブ前) 血が乾いてない。
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血 が こ び り つ い た ベ ッ ド |
― | アンドロイドの密売だって 新東京でのし上がるチャンス 金と女がどっさり いい話じゃねえか あの女、もったいないな ヒップのラインが最高だぜ う〜ん チュパチュパ このスキンヘッド信用できるか? 気味悪いヤツだが使えるぜ
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アルーア | ジョー・ギブスの思念だわ。 彼はここでヴィと一緒に
そしてこのベッドに寝るか
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― | 機動部隊 | (※ヴィ戦後) 「よかった、ご無事でしたか!」
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アルーア | 教会の機動部隊だわ、 どうしてここに…。
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機動部隊 | 「後は我々にお任せください。いま突入部隊が 続々到着してます」
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― | 侍女団 | 「異端組織の幹部、レナ・スパーリングの 死体は確認しました。ごくろうさまです、 アルーア様」
「そしてヴィ・ラザフォードの死も確認しま
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チャニ | 「私はただ、うろうろと怯えていただけで、 全部おねえさんのおかげです」 「だけど最悪でしたよね…」
「普通なら、あの列車の中でターゲットを 「列車は転覆するわ、アンドロイドに殺され 「まあ助かったからいいけど、当分夢に
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侍女団 | 「今回ほど、狂的な事件は私も知りません」 「身体を刻まれ、心を失った人間たちと、
「最終的に犠牲者が、どれほどになるかは
「動機や目的などは、これから解明される
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アルーア | 奴はあそこで人間を作って いたと言っていた。 そしてそれが神の仕事だと。 もし奴がただの狂人だった しかし偽りであっても、 ただその真の目的はつかめ その悪魔的な行為が必ずしも 数多くの声無き被害者が証明
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侍女団 | 「それでは、私はこれで失礼させていた だきます!」 「今日はゆっくりと身体をお休めください」
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チャニ | 「ふうっ…やっと外の空気が吸えますね」 「さあ、おねえさん行きましょう!」
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アルーア | (画面レッドアウト) 頭が…、 (ヴィにダイブした時と同じ映像が流れる) いまの映像は……
しまった… (後ろに振り返ると、バイオレットが立っている) (女性の悲鳴・打撃音の後、グチャッという音) (画面ブラックアウト) 致命的な一撃だった。 消えゆく意識の中で
流れていく自分の血が
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― CHAPTER1:END ― |