6.オールキャスト(後):そうだ、4Pしよう〜最後に愛は勝つ


ヘルメス「片腹痛いわ、このマザコンめが!!ハーデス様の愛をナメるな!ハーデス様はなあ、ペルセフォネー様からもらったものなら、噛んだ後のガムでも喜んで受け取るぞ、多分!ペルセフォネー様が『あなた、あ〜ん』と言ったら、たとえ消しゴムであろうとおいしく頂いたあげく、『意外とおいしいね、この消しゴム』と笑顔で言える男だぞ!!」 
 
ディオニュソス「というか、
そんな情けない男に母さんをやるつもりは無い!!冥王よ!あんたは存在感を無にできるのと、ティシュカバーを作ること以外に何か特技はあるのかっ!?母さんを喜ばせられるようなヤツで!!」 
 
ハーデス「…っ、……;;」 
 
ヘルメス「……え〜と、え〜と、ハーデス様は…!」 
 
ディオニュソス「ふ、どうした、雄弁の神ヘルメスよ!貴様でも言いつくろえないほど、ハーデスには何の取り柄もないか?」 
 
ヘルメス「…っ!」 
 
アポロン「――ヘルメス、私が助太刀しよう。…ディオニュソスよ。アイドネウスの君(ハーデス)の特技はもう一つあるぞ。」 
 
ディオニュソス「ほう?言ってみろよ!」 
 
アポロン「何を隠そう、アイドネウスの君は
究極の性技を持つ男。ベッドの上で奇跡を呼ぶ男なのだ!!」 
 
ハーデス&ヘルメス
「!!??;; 
 
ディオニュソス「つくならもっとマシな嘘をつけ、アポロン!!この甲斐性なしにそんな性技があるものか!!」 
 
アポロン「…ふん、嘘などとなぜ分かる?アイドネウスの君とベッドを共にしてみなければ分からんだろうが。」 
 
ディオニュソス「そ、それはそうだが…」 
 
アポロン「もちろん、そう聞いただけでは納得がいくまい。そこで、このアポロン、秩序の神として即時的解決案を提示する。
アイドネウスの君、ヘルメス、ディオニュソス、そしてこの私――今ここで4人で交わろう。そうすれば誰が一番テクニシャンかわかるはずだ。さあ、みんな!くずくずしないで裸になるのだ!!」 
 
ヘルメス
「まあ、お前にかましてやろうか?”アルゴス(百眼の怪獣)殺し”と謳われた僕の暗殺術を?――ハーデス様、常春藤(きづた)の君、すみません、僕の腐れ友人がお聞き苦しいことを。アポロンは僕が一発ブン殴って正気に戻しておきますんで。」 
 
ハーデス「……;」 
 
 
ペルセフォネー「…あっ、よかったーあなた!ここにいたのね!」 
 
 
ヘルメス「…ペ、ペルセフォネー様っ!?」 
 
ディオニュソス「母さん!?」 
 
ハーデス「…!!」 
 
ペルセフォネー「あなた、出かける時にハンカチとティッシュ忘れていったわよ!はい、これ!」 
 
ハーデス「……」 
 
ディオニュソス
「ハーデス貴様ァァア!!母さんに忘れ物を届けさせるとはどういう了見だーッ!?しかもハンカチとティッシュ!情けなくはないのかっ!?貴様が本当に冥界の王だというのなら、ハンカチとティッシュくらい裏で操れ!!!」 
 
ペルセフォネー「ディオニュソス!ハーデスに向かってなんて口を利くの!ハーデスだってハンカチ忘れることくらいあるわよ!」 
 
ヘルメス「いえ…論点はそこじゃないと思…」 
 
ペルセフォネー「それに、さっきから何か言い争っていたみたいだけど、どうしたの?」 
 
アポロン「コレーの君、ご機嫌うるわしゅう。今、
この四人の中で誰がベッドの上で奇跡を呼ぶ男なのか、頂上決戦を実地で行おうと…」 
 
ヘルメス
「ウワーーー!!!!違います!断じて違いますっ!!ちょっとハーデス様と、常春藤の君の間でイザコザがありまして…」 
 
ペルセフォネー「そうなの?――ディオニュソス、私のことを母と思ってくれているのなら、ハーデスのことは父として尊敬してほしいわ。」 
 
ディオニュソス「母さん!冗談ではありません!!
こんな男を父と呼ぶくらいなら便所虫を父と崇めた方がマシです!!」 
 
ペルセフォネー「ディオニュソス…!」 
 
ディオニュソス「ハーデス!俺はこのまま母さんを家に連れて帰る!悔しかったら奪ってみせろ!かつて、ニューサの野で母さんを連れ去った時のようにな!」 
 
ハーデス「……!!」 
 
ディオニュソス「どうした、できぬのか!?貴様の母さんへの愛はそんなものか!!」 
 
ハーデス「……っ!」 
 
ヘルメス「――言わせておけば…!これ以上は僕が相手に…!!」

ハーデス
――……よい、ヘルメス。…私が話す。」 
 

ディオニュソス「!」
 
ハーデス
「――ディオニュソスよ。私はこのような争い事は好まぬ。私を情けない男だと、便所虫以下だと思ってくれてもかまわぬ。だが、このとおりだ。頼む。っペルセフォネーを僕に下さゥゴホッ!ゲホッ、ゲホーッ!!」 
 
ペルセフォネー「あなた!急に大声出すからむせ返るのよ!! 
 
ハーデス
「ゴホッゴホーッ!ハァハァ…ペルセフォネーを僕にオゥエーッ!ダメだ…」 
 
ペルセフォネー「ハーデス、落ち着いて。私はどこにも行きませんから。」 
 
ハーデス「…うッ…ペルセフォネー、そばにいてくれゲホーッ!!」 
 
 
ディオニュソス「…母さん…本当にこんな男がいいんですか…? 
 
 
神話上、ディオニュソスには三人のお母さんがいて…セメレーとデメテルとペルセフォネーなんですが、もーそれじゃ絶対仲悪いと思うんだよね、ハーデス様と!(笑) 
ディオニュソスは、
ヘラクレスに変身して冥界に侵入するのが趣味ですが、それ絶対ハーデス様への嫌がらせだよね!?っていう。アイアコスにいつも追い返されちゃうんだけど。