あとがきといっても何を書けば良いのか分からないのですけど、一応そういうフォーマットになっているらしいので、書き記すこととします。と言っても、別にあとがき使ってまで補足する程難しい内容でもないのですが。
時系列的には『いとしき歳月』の下巻に載っていた『片手だけつないで』と、記念すべき第1巻の中間を埋めるお話を想定しています。祥子と蓉子って本編を読んだだけではなかなか姉妹の在り方が分からなくて、本編との整合性を取るのにも苦労しましたが、それなりに緊張感と優しさのある関係は表現できたかなと信じています。ここで確信と言えないのが力の無さを露呈するようで心苦しいんですけど、まあ、信じることってとても大事ですよね。某顔なし司令も言っています。
だって、僕は自分を信じているもん!
と。夢が叶う人間ではありませんけど、そういう気持ちを持ち続けるのは大切だと思ってます。
本題の叱られについては、まあこんなところで。もっと心を抉るような叱られを期待していた方には少し、物足りなかったかもしれません。でも、一つくらいはこういう箸休めがあっても良いかと、好意的に受け止めて頂けると幸いです。本格的な叱られについては、成委員長を始め、他の方々が目一杯の容量を尽くして表現していると思うので、是非読んでみることをお薦めします。
では、最後に簡単な謝辞を。
先ず、斯様に面白い企画へと私を誘って下さいました、成さんに感謝を。無事にSSを書き上げられた皆様へ、お疲れ様でした。
そして、拙作に目を通してくれた全ての方々に最大限のありがとうを込めて。このあとがきを〆たいと思います。それではまた別の機会、別の作品のあとがきでお会いしましょう。
P.S.
SSのタイトルは『幻想水滸伝IIIサウンドトラック』よりDisc2->Track32、『帚星の行方』より引用しました。