◆トレイルヘッドまで◆

こんなに遠いとは思いませんでした!
■12月17日■- 南米大陸南下中 -
 昼過ぎ、小さな町に着きました。たった一軒だけあったドライブインのような売店で昼食です。
 札幌を発ったのが13日で、12時間の時差を考慮すると、自宅を出てからここまで4日半かかっています。前夜9時すぎにBuenos Airesを発ち、あと丸一日このバスに揺られねばならず、めざすパタゴニアはまだまだ遠いのです。
■12月17日■- 南米大陸南下中 -
 Puerto Madrynに着いたのは午後4時半過ぎ。ペンギンやクジラなどの野生動物で賑わうVardes半島が近くにあるため、半分以上の乗客がここで降りました。私のようなバックパッカーが目立ちます。
 バスのシートにずっと座りっぱなしで、疲れがたまる一方でしたが、ちょっとすいた車内で足を伸ばせました。
■12月17日■- 南米大陸南下中 -
 車窓から見える風景は、何時間たってもほとんど変わることはありません。限りなく広がる平原…。
 南に向かって沈む太陽を追いかけるように、バスはひらすら南に向かいます。
■12月17日■- 南米大陸南下中 -
 草原の真っただ中で、ガソリン補給です。
 午後9時が近づいているのにこの明るさ! 夏至が近づいているこの時期、恐ろしく昼が長く、余計バスに乗っているのが辛く感じられました。
■12月18日■- Rio Gallegos -
 昼前、Rio Gallegosのバス停に着きました。早速この先へ向かうバスのチケットを買おうとしたのですが…。
Puerto Natales行」はすでに満席。国境の町「Rio Turbio行」もしかり。ペリトモレノ氷河のゲートシティ「El Calafate行」のチケットをなんとかゲットしてバスを待ちました。
■12月18日■- El Calafate -
 El Calafateのダウンタウン。まっさきに行ったのはアウトドアショップでした。この先の私の食生活を支えてくれるホワイトガソリンを買うためです。
 500ml単位で売っているので、私たちバックパッカーにはとても有り難いのですが、容器がペットボトルなのが少々気になります。大丈夫?
■12月18日■- El Calafate -
 ダウンタウンのはずれにあるキャンプ場Camping Municipal。飛行機で二晩、その後バスで二晩を過ごし、揺れない所で眠るのは五日ぶりです。あぁ、本当に長い道のりでした!
 二晩で10ペソととても格安です。
■12月19日■- El Calafate -
 この日は、長旅の疲れを癒すため、ダウンタウンでのんびり過ごしました。
 地図を探しにLos Glaciares国立公園のビジターセンターに行ったのですが、私があす向かうFitz Royの地図はありませんでした。残念。
■12月19日■- El Calafate -
 これでも警察署。迫力も緊張感もない看板だけど大丈夫かな?
■12月19日■- El Calafate -
 庭先に咲き乱れるルピナス。鮮やかな色が夏の日射しに輝いていました。
■12月19日■- El Calafate -
 東京まで17,221キロ。これだけあると、どれくらい遠いのか想像できませんね。
■12月20日■- El Chalten へ -
 バスは砂ぼこりを舞い上げながら北上しました。途中、小さなお店で休憩です。
■12月20日■- El Chalten -
 バスを降りる頃には本格的な雨が降り始めました。夏とはいえ、雨はとても冷たく、雨具をしっかりと着込んでトレイルヘッドへ向かいました。
■12月20日■- Trailhead -
 やっとたどり着きました、Fitz Royへ向かうトレイルヘッドに。札幌の自宅を出発してから1週間目のことで、これからが本当の旅の始まりです!

Fitz Roy トレッキングへ!



happy trail