◆Fitz Roy トレッキング(2)◆

Fitz Royから、なかなか雲はとれません
■12月21日■- Laguna de los Tres -
 凍った湖の向こうには、Glaciar de los Tres という氷河が横たわっていて、その上を時折クライマーがFitz Royめざして登って行きます。
 相変わらず、頂は雲の中です。
■12月21日■- Fitz Roy -
 雲の陰から現れたり、また隠れたり…。Fitz Royの斜面に張りついている雪の塊は、圧倒するような迫力で見あげる私に迫ってきます。アップで捉えたのが、下の写真です。

■12月21日■- Fitz Roy -
 もう、ことばは必要ないですね。
 雲のないすっきりとした山の写真を撮りたかったのですが、雲が生き物のように動いている様子をくいいるように眺めていたら、半日が過ぎてしまいました。あす、また来ることにして、午後2時半、Laguna de los Tres をあとにしました。

■12月21日■- Laguna de los Tres -
 Laguna de los Tresからベースキャンプへ戻る途中です。地平線に薄く水色に見えているのはLago Vienmaという大きな湖で、きのう、この湖畔をバスで通りました。
 基本的に天気はいいのですが、山の近くでは雲が発生しやすいようで、眼下の森の緑の上に、わた雲が陰を落としています。

■12月22日■- Laguna de los Tres へ -
 ベースキャンプ2日目の朝です。まだ暗い4時20分に出発して、きのうと同じルートをたどりました。振り返ると、朝がそこまでやってきていました。
■12月22日■- Laguna de los Tres へ -
 日の出です。きのうよりも雲が厚く、雪が舞い始めました。このあたり、標高は1200mほどしかないのですが、さすがにパタゴニアです。真夏に雪が降ろうとは…。

■12月22日■- Glaciar de los Tres -
 Laguna de los Tresまでやってくると、Glaciar de los Tresがピンク色に染まっていました。
 氷河の上に見える細い線は、Fitz Royへ向かったクライマーの足跡です。頂の周辺は、湖畔よりも寒く、強い風が吹いているはずで、ひとごとながら、彼らのことが心配になりました。

■12月22日■- Laguna de los Tres -
 雪雲の中からFitz Royの壁面が見えました。
 北のほうにのびる谷から霧のような雲が迫ってきて、天気の悪化を告げています。この写真を撮ったあと、いったんベースキャンプへと下りました。一時撤退!とったところです。

(戻る)再びFitz Royの展望台へ



happy trail