■ ロングトレイルでは、幾多の出会いと別れが訪れます! ■
May 04, 2005
DAY.026

 昨日、Mr.Beer からフォトカードが届きました。
 インターステート40号の「東> Asheville 」「西> Knoxville 」の分岐点で2本の方向標識の間に赤いジャケットを着た彼が立っている。というものです。天候は曇りのようでチョッと暗い感じですがハイウェーの背景の木立の緑はとても鮮やかです。こう記されてます。
「トレイルは、たまにインタースート(高速道路)をくぐります。左のポールの白いペンキがアパラチアントレイルの道しるべで、このホワイトブレイズをたどって歩いていきます。5/4/2004」
 ちょっと浮世を離れてしまっている Mr.Beer には、まだ2004年なのかも? インターステート40号の西行きを示す標識ポールの一部30センチほどに確かに白いペンキが塗ってあります。

 5月4日、歩き始めて26日目です。きょうはダムを渡り一気に稜線にかけあがり、人造湖を見おろしながらのハイキングでした。ジョージア州を出発したばかりのころは、のんびりと歩く人ばかりで私は追いこす方だったのですが、ひと月近くたつと、ある程度脚力のあるハイカーは、足並みが揃ってきて追い抜いたり抜かれたり、、、何度も顔をあわせるようになります。
 きょうは、心地よい風が吹き抜ける稜線を歩いていると、5日前にエルウィンの町で出会ったドリフター( Drifter )に再会しました。彼は、私が雨の中、夜の8時過ぎにホステルに着いたとき「満員だからモーテルの部屋を紹介する」といって車を手配したり、色々面倒を見てくれ、ことあるごとに「 Do you understand? 」を繰り返し気をつかってくれた優しさの持ち主です。
 きょう再会し一緒に休けいをし、別れるときに「おまえのほうが早いから、ここで別れると、たぶんもう会えないと思うけど、きっと連絡するから、、」と町で渡したアドレスを確かめていました。ちょっと胸があつくなった瞬間でした。

 写真を、もう一度見返すと Mr.Beer は何か満ち足りたような表情をしています。トレイルで出会う人との温かい交流のためでしょうか、、。
かつてシミヒデと名付けた男 Tokyo bay area - Saturday, May 14, 2005 at 12:49:41 (JST)

 ゆうべ泊まった Laurel Fork Lodge の前での1枚。オフィスは朝と夕方しか OPEN していないので、朝、管理人が出勤してから料金を払います。キャンディバーを買い込み、インターネットで天気予報を確認して、さあ、出発です!
 外は、ごらんのようにフリースなしでは寒いくらいですが、バンクルームの中はテントとは違ってヌクヌク。汗ばむくらいの一夜でした。
 歩き始めると、すぐに Pond Mountain Wilderness に入ります。きのうの POSTCARD に登場しているカナダ人夫婦の旦那・"Montreal" に撮ってもらいました。彼は、ビデオカメラで嫁さんをず〜っと撮影しながら歩いています。ここまでやってくるのに2か月もかかるのは当然ですが、ちょっとうらやましいスタイルでもありますね。

 絶壁の真下、激流のすぐわきをトレイルが通っています。少しでも増水したらどうするんでしょう?
 ロッジを出発して、まずは、この Laurel Fork に下ってきました。ほとりで、キャンプしている人なんかもいて、ともて気持ち良さそう!
 昼過ぎ、Shock Branch Recreation Area につきました。US.HWY.321 号線がすぐ近くを通っていて観光客もちらほら…。湖面では水鳥が羽根を休めています。日なたでは暑すぎるので木陰に腰をおろしたんですが、そこには、まだ朝露がたっぷりと残っていました。もう昼過ぎなんですけど。

 (←)青空が映る湖面は、とても綺麗な色をしています。
 この広〜いアスファルトの道路(→)も AT です。POSTCARD に書いた「ダム」は、まさにここ。Watauga Dam です。ここから高度を上げていきます! が、その前に…。

 2日前に Apple House Shelter で出会った "Brian"+"Bob" に追いつきました。"Brian" と記念撮影(←)です!
 そのあと、一気に稜線へ駆けあがり今度は、Drifter に追いつきました(→)。POSTCARDに書いたとおり、彼とは Erwin の町以来です。こんな体型(失礼!)ですが、彼は今回が3度目のスルーハイクになります。

 稜線はどこまでもまっすぐで、自分がどこを歩いているのかわからないくらいに特徴のないトレイルが延々とで続きます。たま〜に、こんなふうに展望がひらけます。

 夕方7時前、トレイル沿いに焚き火跡を見つけ、そこにテントを張っていると、"Brian"+"Bob" が追いついてきました。
 POSTCARD に書いたとおり、同じようなペースで歩くもの同志から小さなコミュニティが生まれ、それがだんだん広がっていくのが、このロングトレイルの大きな楽しみのひとつなのです。

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happy trail