■ 雷鳴が轟く中、展望抜群のシェルターをめざします! ■
May 10, 2005
DAY.032

 きょう5月10日で32日目になりました。1ヶ月も歩くと、もうこの生活が日常になって、重い荷物を背負っていてもヒョイヒョイ歩けます。というのは、ちょっと大げさですが、ムダな肉は体から落ち、生活のリズムもすっかりできあがり、気分のいい毎日です。
 昨日は、通常の半分くらいしか歩かず、モーテルに泊まったので、けさは気合を入れて早起きしました。どんよりと曇った薄暗い中、インターステート沿いにあるガソリンスタンドで腹ごしらえです。平日の早朝は、トラックの運ちゃんか、仕事へ出掛ける途中のおっちゃんが入れかわり立ちかわりで、そんな中、ホットドックにピクルスとオニオンをたっぷりのせ、マスタードとケチャップで、派手に色づけして、Just1ドル。スターバックスのビン入りコーヒー牛乳とともに、店先のベンチでほおばりました。
 その時、いかにもこれから工事現場へ向かうという、蛍光テープを貼ったベストを着たおっちゃんに「ジョージアからメインまでハイキングか?思う存分楽しめよ!」と、固い握手をかわしました。
 自然だけでなく、こんなアメリカらしい朝と、おっちゃんの"のり"に元気をもらい、きょうはカミナリが轟く中、23マイルを歩きました。今は、尾根の上のシェルターです。きれいは朝日が見られることを祈り、、、、おやすみなさい。

 久しくアメリカに行っていないので、この葉書を読んで、また行きたくなりました。私からも、「思う存分、楽しんで!」
山田吉輝 - Sunday, May 22, 2005 at 21:18:59 (JST)

 朝食を食べたあと、道路標識につけられたATの道標にそって、アスファルトの上を歩きました。  これは巻積雲という雲。低くたれ込めていた雲が途切れ、空高い所に現われました。雨や雷の前兆です。

 雷が暴れ出す前に、ちょっとでも前進したいところですが、こんなふうに足元の花をゆっくり眺めることも忘れてはいけません。スミレの表情は日本と同じですね。

 これ、何かわかりますか? AT は牧場のような私有地を通ることが多くて、その境界の有刺鉄線を越えるために、こんなふうにキャタツのようなハシゴを何度も越えなければなりません。重いザックを背負ったままだと結構たいへんなんですよねぇ、これを乗り越えるの。それに、天気がいい時は毛虫がたくさんついていて、うかつに握れません。

 昼過ぎに、雷鳴が連発していたんですが、夕方になって、なんとか天気は持ちなおしてくれました。
 この日のお宿は、丘の上にたつ Chesnut Knob Shelter。先着していた "The Pied Piper"腹をこわしていて、ここ数日、わずかづつの前進とのこと。日没近くなって "Train"+"Raindrop" も到着しました。
 このシェルターは、AT 全行程の中でも1、2を争う展望の素晴らしさです。こんなふうに沈みゆく夕陽を拝めるなんてめったにありません! でも、ピンク色に染まった雲、無気味ですねぇ〜。夜はシェルターなので、いくら降ってもかまいませんが、朝までにはやんで欲しいものです。

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happy trail