■ 水ぅぅぅ…、猛暑のニューヨーク州で力尽きました! ■
June 25, 2005
DAY.078

 おそるべし、The Empire State! 屈辱の14マイル!
 昨日ニューヨーク州に入り、今日6月25日(78日目)は町にも寄らず、20マイル先のシェルターを目標に出発して、あわよくば23マイル先のシェルターを狙っていたのですが、なんと14マイル余り歩いただけで、それ以上歩く体力も気力も尽きてしまいました。
 というのも、NY 州に入った途端、急に UP-DOWN が激しくなったのです。山の標高そのものは300メートル余りで、UP-DOWN の標高差は100メートル余りで、普通の登山者に笑われてしまうようなスケールなのですが・・・なんというか・・・山というよりガケを登ったり下ったりしているのです。時には岩登りなみに手を使ったり、くだりは滑ってしりもちをつかないように、恐る恐るの前進です。
 そして、蒸し暑さもぶり返してきて、途中で出会った Day-hiker によると、この地方の最高気温は 95F (約35℃)とのこと。
 ハイウェイを横切る所で、休日を利用してニュージャージーからやってきた奥様トレイルエンジェルに助けられ、水・ソーダ・フルーツ etc をもらうことできたからよかったものの・・・もしかしたら NY の森で、暑さと疲労のため遭難していたかもしれません。明日はハドソン川です!!

日色@Tea - Tuesday, July 26, 2005 at 22:26:49 (JST)


 歩き出すと、すぐに全身が汗でびしょ濡れに! 少しでも風が吹けばいいんですけど…。トレイルは岩の間を進みます(左)。ニュージャージー州からニューヨーク州にかけては天然の水がほとんどなく、トレイル・エンジェルの力に頼りっぱなしです(中)。こんな岩の隙間もトレイル(右)。まるで障害物競争をしているような感じです。

 ニューヨーク HWY.17 号線のトレイルヘッドに、大声が響きました。ニュージャージー州に住む Gail は「旦那は仕事、高校生の息子は相手にしてくれない」と嘆き、夏休みの週末をここでトレイル・エンジェルをして過ごしているそうです。クーラーボックスの大きさ(小ささ)からもわかる通り、完全な個人レベルのボランティアですが、彼女の助けは、このあとの前進の大きな大きな力になりました。
 彼女の側には AT について書かれたベストセラーの "Walk in the Woods" がありました。スルーハイカーに自分の夢を託しているようです。
 Fingerboard Shelter についたところで、完全に力尽きました。正直いうと、このシェルターまであと5分という所ですでに力尽きていて、そこで長〜い休憩をとったあと、やっとここにたどりついたのです。
 しかし、なんと!このシェルターには水がありません。近くの水場は涸れていて、水を得るには山を下った所にある湖まで往復しなければなりません。
 先着していた若いカップルは「湖で泳いできたうよ!」と、元気よく登ってきたのですが、私にそんな体力が残っているはずもなく、テントに倒れ込みました。

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happy trail