■ ナメクジの大群、ヌカルミの連続…、試練の "Long Trail" です! ■
July 10, 2005
DAY.093

 きょう7月10日(93日目)は、雨あがりのいい天気になりました。ニューヨーク州を出て、コネチカット、マサチューセッツ、そしてバーモントと、州の境を越えるごとに、山深くなってきて、やっと"山歩き"をしている実感がわいてきました。きょうは14マイル歩いた大部分がドロドロのぬかるみでしたが、延々と続く登りを一歩一歩高度をあげてゆくのは気分がいいものです。
 北上するにしたがい、地形も変わりますが、出会う生き物もかわります。標高の低い所では、毒はないけど、黒くて大きくて木登りが得意なヘビによく会いましたし、ニュージャージー州では、細い糸を出しぶらさがっている小さなシャクトリ虫が、歩いている途中によく顔にくっついてきました。かと思うと、刺すとやたらに痛いけど、あっけなく退治されてしまう"シカバエ"の大群が襲ってきたこともありました。一週間ほど前は蚊の大群にやられ、そしてきのう、きょうはナメクジです。雨が降ったせいもあると思いますが、10分ほど地面に、ザックや何かをおいておくと、くっついているのです。けさおきたときには、トレッキングポールのグリップに8匹もいましたし、たった今、テントの中にも一匹いたのをつまんで外に放り投げたところです。***と赤いネチャネチャしたものを出すため、テントやザックカバーなどは赤い斑点が目立ちます。ダニや蜂のように毒がないようなので、ちょっと気持ちわるいだけですんでいます。ではまた。

(注)***の部分は、バーコードのようなものが印刷されていたため、判読不能でした。今回のものに限らず、アメリカから来るはがきって、あのバーコードが曲者ですよね。
Hyakusho-no-ie/Kanda  - Friday, August 12, 2005 at 21:30:03 (JST)


 きのうは、歩き始めて以来、もっともひどい雨に見舞われました。実際には、もっとひどい雨は何度かあったんですけど、夕方から夜にかけて降るととりわけ印象が強くなるんですよねぇ。テントを張る時の雨というのは、一番やっかいですから。でも、けさは、なんとか天気は回復してくれていて、朝、テントから顔を出すと、薄日もさしていました。
 そこで登場したのがナメクジです! その数は POSTCARD に書いた通り、尋常ではなく、ちょっと油断すると、ザックやトレッキングポールや、他にありとあらゆるものにくっついているのです。森には実に様々な生き物が貪欲に生きています。
 歩き始めるとすぐに、森の中には日が射し込んできました(左)が、トレイルはほとんどがヌカルミです!
 そんなヌカルミのわきに、ツバメオモトの実(中)が目立つようになってきました。北海道でもよく見られる植物ですが、これまで、この「花」を一度も見ることはありませんでした。北の地方にしか育たない植物なんでしょうか?
 ハーパーズフェリーまでのセクションハイカーの Mark (右)です。アウトドア雑誌のモデルに出てきそうなカッコ良さですが、話してみると、これがまた陽気で、さわやかな好青年でした!

 けさ、ベトベトのままザックに詰め込んだテントなどを干しています。このために、いつもよりも早く、夕方4時過ぎにはテント場に落ち着きました。
 こんなふうにマッタリと過ごす時間が、実はとても好きなのです。

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happy trail