■ 青空に突き出た稜線を日暮れまで歩きます! ■
July 24, 2005
DAY.107

 清水です。今年は大雨や台風は大丈夫ですか? 私の AT はいよいよ佳境に入ってきました。
 今日7月24日は107日目。これまでで一番長くハードな一日といえるかもしれません。というのも、朝7時すぎから夕方8時前までびっちりと歩いて進んだ距離は20マイルたらず。これまで20〜30分あれば1マイル歩けていたのですが、今日は一時間かかっても1マイル進めないほどの険しいトレイルがあったのです。宇宙まで続いているんじゃないかと思うほどに急な坂道が果てしなく続いていて、地図上で見ると悲しいほどにペースが遅いのです。
 でもそのかわり稜線に出た時の展望の素晴らしさはこれまで歩いてきた深い森や湿地帯、牧場などあれは一体なんだったんだ!!思ってしまうほどガラリと変わりました。おまけに風はとても冷たくて、高山の雰囲気満点です。PCT でいうとゴートロック・ウイルダネスのイメージでしょうか…。さえぎるもののない稜線歩きは、なくてはならないものと実感しました。
 夜、テントサイトでは息が白くなるほど冷えてきました。そういえば今日、春以来初めてフリースの手袋をつけました。明日はちょっと天気が崩れるような予想なので、今日のような開放的なハイキングは楽しめないかもしれませんが、まだまだ森林限界を超えた稜線をトレイルは進んで行きます。

 モーテルのポーチでくつろいでいる写真で届きました。もうゴールは目の前。がんばれ!
masa+tomo - Wednesday, August 03, 2005 at 17:19:11 (JST)

 例によって、朝起きると、もう "Three Feathers" の姿はありませんでした。きょうが61歳の誕生日という彼は、きょう麓の町におり、友人と誕生日を祝うとのこと。もうしばらく会えないかもしれません。歩き始めて2時間半ほどで Kinsman Pond につきました。幸いなことに、この先で "Three Feathers" に会えたのですが、これが彼とあう最後になりました。  いったん Franconia Notch (峠)まで下り、猛烈な急斜面を800メートル登り返します。延々と続く登りが終わると、見通し抜群の Franconia Ridge です。うしろに見ているピラミッドのかたちをした山は Mt.Lafayette で、この山脈の主峰です。

 この陽気なハイカーは、南に向かってスルーハイクを目指している "Green Star" です。彼は、私に会うなり、「おまえが Mr.Beer かっ!」と興奮した口調で叫びました。雑誌で見て、私のことを知っていたようです。「写真、撮らせて」といった途端に、このポーズになりました。

 POSTCARD に書いた「佳境」の雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか。夕方が近づいて、日帰りハイカーが稜線をあとにし、静かなハイキングが続きます。冷たい風を浴びながら歩いていると、快晴の空に飛行機雲が現われました。

 トレイルは、稜線の上にそってつけられていて、アップダウンを繰り返します。  Mt.Lafayette の頂上で老夫婦に撮ってもらいました。遠くうしろに見えている山が Mt.Washington。到着は2日後くらいかな?

 夕方6時が近づき、麓の森に Mt.Lafayette の三角形の影が写りました。  Mt.Garfield の頂上です。避難小屋跡のような場所があり、ハイカー数人がここで夜を明かすようで、見晴らしのいい岩の上にはテントが張ってありました。私は下に見えている森の中のキャンプ場まで、もうひと頑張りです!

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happy trail