マッハ探偵事務所
最近の手作り
今日のマーボ
うちで花を飾らない理由
マッハ探偵事務所
最近の手作り・2
マッハ探偵事務所
猫を飼うということを、金銭的な側面から考察してみました
マッハ探偵事務所
猫は密室をつくる
マッハ探偵事務所(前編)
マッハ探偵事務所(後編)
マッハ探偵事務所
※ これらは「3行日記」の過去ログからの抜粋です。
ここのところ手作りづいてまして、いろいろ作ってます。今日はまたその自慢でもしちゃうかな。「猫だより」の続きはもうしばらくお待ちください。お待たせしてどうもすみません。(えっ、別に誰も待ってない? そんな、馬鹿な!)
さて近ごろ、waka-yの目の届かないところでたばこを吸うようにしようと決意したらしいやの氏がホタル族になりました。そんなやの氏のために作ったのが、このたばこストッカーとたばこホルダー。
窓際の壁に設置しました。なかなか便利だと好評です。
そのお礼に、ではないですが、やの氏がミニ花束を買ってきてくれました。道を歩いていたら花がいろいろ売られているのが目についたらしい。そう、世間では母の日でしたからね! やの氏に言わせれば、waka-yはユズのお母さんなのだそうです。
ミニ花束を生ける適当な花瓶がないので(なにしろうちには花を飾る習慣などない)、花器を製作。通販カタログの紙で作りました。中は、なめたけのビン。
どうでちゅか? ゆーちゃん。
「アタチのほうがかわいいわ」
あそう。
参考にしたのはこの本です。↓
『リハビリにも役立つ古紙クラフト』
ついでにもう1つ。こちらは時刻表の紙で作りました。中は、青じそドレッシングのビン。
いやこれけっこう楽しいですね。お金かからないし。次はかごを編んでみようと思います。
「猫だより」を更新しました。「猫だより」とは関係ない写真ですが。↓
マーボ「オレだって花が似合うんじゃ。オレを撮らんかい!」
花の横でポーズをとるマーボ。昨日ユズの写真だけ載せたのが、よほど気に入らなかったのかなあ。
猫が食べます… (そして吐きます…)
しかし簡単デジカメだとブレブレですね。ちゃんと、一眼レフで撮ってみましょう。
ああ…、凶悪さが浮き彫りにされただけでしたね。では。
前回までのあらすじ:
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マッハ探偵事務所が事件の謎に挑む。
※マッハ探偵事務所:音速の速さで事件を解決。マジかよ。
スタッフはこの二人だ。
・ 所長:やの氏
・ アシスタント:waka-y
やの氏(以下 や) 「我々は大きな勘違いをしていたようだ」
waka-y(以下 w) 「と、いうと…」
や 「5月14日の写真を見たまえ。マーボは花をめでていると、誰でもそう思うだろう」
w 「はい。私もそう思いました」
や 「だがそうではなかった。その後の経過から明らかなように」
w 「明らかなように…?」
や 「マーボは下見をしていたのだ。この花が食べられるかどうかという…」
w 「なんと…!」
や 「君は、15日未明、マーボが部屋のあちこちに吐いていたと言っていたね」
w 「そうです。マーボは部屋中を歩き回りながら、立ち止まっては、コポコポコポ…と、少なくとも6箇所に」
や 「それを見て君はどう思った」
w 「はい。すごく迷惑だと思いました」
や 「…うちの猫たちが吐く場合、理由はおおむね2つある。カリカリを食べ過ぎたときと、植物を食べたときだ。そして、液状のものを数回にわたって吐くのは、植物を食べたときのほうだ」
w 「そういえばそうですね」
や 「そして、花瓶から抜き取られていたかすみ草…。我々はあのときに気づくべきだったのだ!」
w 「つまり、マーボはかすみ草をかじって吐いたと」
や 「その可能性が大いにある」
w 「うかつでした…。てっきり、マーボは例によって例のごとく、パキラをかじったものだと」
や 「パキラは成長して、若い葉はマーボに簡単にかじられる高さではなくなってしまった。マーボはずっと、パキラの代わりを探していたのかもしれないな」
w 「…今後は花を飾るにも注意しなければなりませんね」
や 「そうだな。そうしよう」
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あらすじのほうが本編より長いのはいかがなものかと。
「で、今回の話は?」
ないよ!
・・・・ゴメン。
突然ですが、時代はモバイルです。
しかしポータブルコンピュータはおろか、携帯電話さえ持っていないwaka-yなので、このままでは時代に乗り遅れてしまうかもしれません。心配です。
そこで! 最近の私は手作りモードですので、モバイルを作ることにしました。
検索すると作り方がいろいろ出てきます。材料は・・・、けっこう何でもいいのか。あと、テグスとか、針金ね。
できた!
・・・え、これは何かって? モバイルですよ、モバイル。え? 読み方が違う? ああ、モビールっていうのか。ふうん。
ときにみなさんは、しらけ鳥というものをご存知でしょうか。ギャグがすべったときとか、聞き手が呆然としてリアクションとれないような言動があったときに、飛ぶらしいです。この鳥が南へ飛び去った後にはみじめな気分だけが残ると言われています。今あれが私の周りを飛んでいるようなんですけどね。なんなんですかね。私がどんな悪いことをしたっていうんでしょう。
さて話を戻して、モビールです。先ほどの写真のモビールは、余ったお箸とビーズで作りました。
その他のモビール。
ウッドビーズでモビール
ティーでモビール
勾玉でモビール
バランスはどうですか? ゆーちゃん
もちろん、モビールを飾るときは、猫の手に届かない場所に吊るすことが重要ですね! 今日のワンポイントでした。ではまた。
※マッハ探偵事務所:音速の速さで事件を解決。主な活動内容は、3行日記の補足情報の提供、すべったギャグの後始末など。
スタッフはこの二人だ。
・ 所長:やの氏
・ アシスタント:waka-y
やの氏(以下 や) 「前回の日記で君がすべっていた箇所についてだが」
waka-y(以下 w) 「すべっていましたか。ぜんぜん気づきませんでしたが」
や 「まあ、ネットでは相手の顔が見えないからね。幸いにして」
w 「しかし所長、それでは本当にすべったかどうかわからないではありませんか。大ウケした読者が思わず腸捻転を起こしたかもしれません」
や 「安心したまえ。それはないよ」
w 「…。そうですか…」
や 「何か不服かね」
w 「え! いえ、万民の健康を願うこの私が、不服など、まさか…」
や 「話を本題に戻すと」
w 「はい」
や 「問題は、モバイルとモビールの関係だ。これらはどちらも同じ“mobile”という綴りなわけだね。それに言及しておかないと、あのくだりは何のことやら不明だ」
w 「ちょっとギャグが高度すぎたかもしれませんね」
や 「あのね、わかりにくいこと、イコール、高度では…」
w 「私の深い教養をついついさらけ出してしまう結果となり少々嫌味でしたね。その点は反省しています」
や 「君だって検索して初めて知ったくせに」
w 「所長、知識というものは、いつ得たかは重要ではないのです」
や 「あいかわらず口が減らないね」
w 「お褒めいただき恐縮です」
や 「で、その、モ…、なんだっけ?」
w 「モビールです、所長。所長はすぐにこの単語を忘れますね」
や 「そういう君だって、最初この物体の名前が思い出せなくて、“モービル”で検索してたじゃないか」
w 「えっ、な、なぜそれを!」
や 「だって君、この前『ねーねー聞いてよー。あの天井からぶら下がってフワフワしてるやつさ、てっきりモービルっていうんだと思って、モービルで検索したのさ。そしたらエクソンモービルがどうこうっていう記事ばっかり出てくるんだよね。Web界にはあの物体に関する情報は存在しないのかと思っちゃったよ。そしたら、モービルじゃなくて、モビールなんだって。まぎらわしいよねー、もう』って騒いでたじゃないか」
w 「はっ、しまった。自らの失敗を喧伝せずにはいられない私の悪い癖が…。言わなきゃバレないのに…」
や 「なんていうか、いかにも、悪いのは自分じゃなくて、まぎらわしい言葉であるかのような言い方だったよね」
w 「まぎらわしい言葉が悪いのです、所長」
や 「まだ言い張るか」
w 「ところで所長、先ほど何か言いかけていましたが…。あの物体が何か?」
や 「そうそう、そのモー…、えー、モ…」
w 「モビールです、所長」
や 「…考えてみると、君の言うことにも一理あるかもしれないな。言葉がまぎらわしいのにも困ったものだ」
w 「ご同意いただけてうれしい限りです」
書いてたら自分でも混乱してきてしまいました。モービルでなく、モビールですね。では皆さんよいモバイルライフを。
■ 猫たちに破壊されたもの
BOSEスピーカーのかたわれ:2万円
タイガー炊飯ジャー:1万5千円
ソファー:7万円
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マーボ 「でも飼い主に安らぎとか幸せとか与えるオレらの存在って、プライスレスだよな」
ユズ 「そうでちゅ」
お金で買えない価値がある。猫を飼ったら 覚悟しいや!
…うーむ。もともとの企画は「猫の素晴らしさをアピールするCM制作」のはずだったのに、どこかで何か間違ったようですね。やっぱ、waka-y + うちの猫 => いい話 って、無理だったわ。
※マッハ探偵事務所:音速の速さで事件を解決。っていうかまだ営業してたのか。
スタッフはこの二人だ。
・ 所長:やの氏
・ アシスタント:waka-y
やの氏(以下 や) 「久しぶりだな」
waka-y(以下 w) 「はい。うちの事務所もヒマでしたね」
や 「このところ依頼がなくて手持ち無沙汰だったからな」
w 「所長、これまでに一度でも依頼があったかのような言い方をしないでください」
や 「で、今日は何なの」
w 「えー、前回の『猫の素晴らしさをアピールするCM制作』が失敗した理由についてです」
や 「あれか。そもそも本当に猫の素晴らしさをアピールする意図があったとは思えないがな。出だしから言って」
w 「失敗した理由ですが、私の見たところ、猫を使ったのがいけなかったようです」
や 「ちょっと待て。“猫”の素晴らしさをアピールするんだろう。猫を使わなくてどうする」
w 「我が国には、『お金で買えない価値がある』というフレーズよりもずっと古くから伝わる、言わば日本人の心の原風景とも言える、有名なフレーズがあったはずです」
や 「人の話を聞いているのかなー」
w 「そのフレーズとは…、『猫に小判』!」
や 「…まあ、あるけど。原風景うんぬんはともかく」
w 「所長、このことわざの意味は?」
や 「猫にお金の価値はわからない、つまり、貴重なものでもその価値がわからない者にとっては意味がない、ということだろう」
w 「そうです。猫に小判を与えてもせいぜいじゃれて遊ぶだけです。小判にじゃれる猫…。日本人の心の原風景ですね…」
や 「(どこがだ) で、そのことわざが何か?」
w 「猫にはお金の価値がわからない。と、いうことはすなわち! “プライスレス”の意味だってわからないということです。猫が意味もわからずにプライスレスと言ったって、その言葉には魂がこもらないのです。それで失敗したに違いありません」
や 「いや、むしろあのセリフを猫自身に言わせることが不適切だろう、あの場合。スピーカーとかいろいろ壊した挙句、あのセリフでさらにぶち壊しだろう」
w 「セリフを言うときはその役の心になりきらないと駄目だって、北島マヤも言ってました」
や 「人の話を…。え、その北島なんとかって誰」
w 「所長、いま私すごい世代間断絶を感じたんですけど」
や 「君と私って同い年じゃなかったっけ」
w 「そうでしたね」
や 「とにかくだ、あの場面は、飼い主側の視点でこう言わなければならない。『猫にいろいろ壊されちゃったけど、そんなの問題じゃありません! 彼らの存在は私にとってプライスレスなんですー☆。見てこの子、もう可愛くて可愛くてしかたありません〜(*^。^*)』」
w 「所長、キャラが違いますよ」
や 「君のキャラでもないな」
w 「そうなんです。困りました」
や 「それに、目つきの据わった白猫の写真を出して『可愛くて可愛くてしかたありません〜』っていうのもなんだかな」
w 「そこですよ」
や 「…君やはり最初からいい話に持っていく気なんて微塵もなかっただろう」
w 「バレましたか」
や 「バレいでか」
…「猫だより」を更新しました。はぁ。
いやー、この「猫だより」の更新作業をしながら、「うちの猫たちっていつも代わり映えしないよな」って思ってたんですよね…。まあ、成長期の子猫ならともかく、成猫はそうそう変化しませんからね。仕方ないですね。で、猫たちのマンネリ昼寝姿の写真を編集してたんですが、ふと耳をすますと、「なーん、なーん」って声が聞こえるんです。
「またマーボが鳴いてるな」と思いました。なにしろうちの猫たちはよく鳴きますからね。しかし聞いてるとどうも、声が妙に遠い感じなんです。
「ああ、またマーボはどこかに閉じ込められたのか」と思いましたね。猫というものは、扉が開くと音もなくスッと中に入り込んでしまうので、人間が気づかずに扉を閉めて、結果として中に閉じ込められてしまうことがよくあるのです。特にマーボは、トイレとかクローゼットとかに閉じ込められては、なーなー抗議の声を上げるのがお約束になっています。
「そういえばさっき洗濯が終わって洗面所を閉めたけど、マーボが中にいたのか」と思って、洗面所に行きました。中から「なーん、なーん」というマーボの声が聞こえます。やはりここだったようです。で、ドアを開けようとしたら、
ドア、開かないじゃん!!!
そう…、うちの洗面所には恐るべきトリックが隠されていたのです。説明しましょう。
洗面台の下の引き出しを開けると、ドアが開かなくなる
なぜならドアは、内側に開くからです
洗面所に閉じ込められたマーボはどうやってか知らないけど、引き出しを開けちゃったんですよ!
どーすんだよオイ!
ドアのすき間から見たところ、だいだい上の写真と同じ状態になっていましてね。とりあえず上の引き出しは、すき間から差し込んだ金属定規で、なんとか閉めることができました。
しかし下の引き出しを閉めることができません。
いざとなったらドアを外せばいいか、と思いましたが、よく調べると、ドアは開いた状態でなければ外せない構造になっているのです。だめじゃん!
そこで私はL字形のものを探して家じゅう歩き回りました。L字形のものをドアの下のすき間から差し込んで回転させ、引き出しを押せば、どうにか閉まるでしょうからね。
しかしL字形のものって、意外とないんですね。
そうこうするうちに、いつまでたっても出してもらえないマーボの「なーん! なーん!」という鳴き声は悲痛さを増してくるし、ユズはマボ兄さんの鳴き声を聞いてオロオロウロチョロしているし、こういうときに限ってやの氏は床屋に行って留守なんです。
仕方ないから最後は作りましたよ、L字形のものを。物置部屋にあった10ミリ丸棒で。それでどうにかこうにか、引き出しを閉めることができました。
ドアを開けるとマーボが「ニャァァン!!」と言って出てきて、ホントよかったけど、バカ! マーボ、おまえホント、バカ!!!
もう、こんな面倒な非日常、つくらなくていいからね!
※マッハ探偵事務所:音速の速さで事件を解決。したことないけど。
スタッフはこの二人だ。
・ 所長:やの氏
・ アシスタント:waka-y
やの氏(以下 や) 「前回の記事を読んだ」
waka-y(以下 w) 「はい」
や 「密室とは、いよいようちの事務所も探偵らしくなってきたな」
w 「所長。どこからも依頼は来てないし、事件はもう解決してますから!」
や 「そう、確かに依頼は来ていない。しかし事件は解決したと言えるのかな…?」
w 「? どういう意味です」
や 「前回の記事には、腑に落ちない点があるのだ」
w 「と、いうと…」
や 「まず、引き出しだ。マーボがいかに器用な猫であるとはいえ、あそこの引き出しをあんなふうに開けることができるだろうか」
w 「え、でも現に、開いていたのですし…。最近のマーボは私の机の小物入れの引き出しを開けて、中から消しゴムを取り出すことを覚えましたよ」
や 「洗面所の引き出しはもっと大きい。ツメを引っ掛けてちょっと引っ張れば開くというものではないだろう」
w 「それは確かに…」
や 「他にもある。君はマーボに気づかないで洗面所のドアを閉めてしまったということだが」
w 「はい。うっかりしたものです」
や 「確かに君はカフェオレに砂糖と間違えて茶さじ山盛り1杯の塩を入れるようなそそっかしい人間だ」
w 「所長。人のたまの失敗を事あるごとに引き合いに出さないでください…」
や 「しかしあのように死角がほとんどない洗面所で、マーボがいることに気づかないものだろうか」
w 「で、でも現に、マーボは閉じ込められていたのですから…」
や 「まあ、仮に君がマーボに気づかずドアを閉めてしまったとしよう。しかしその場合、マーボは即座になーなーと抗議の声を上げるのではないだろうか」
w 「え…」
や 「君がマーボの鳴き声に気づいたのは、しばらくたってからだったね」
w 「はい。洗濯物を外に出して、そのあとMacで写真をいくつか編集して…、15分かそこらはたっていたでしょうか」
や 「変じゃないか」
w 「変ですか」
や 「マーボは、自分と人間の間のドアが不本意に閉ざされたと気づくやいなや、高らかに抗議の声を上げる猫だ」
w 「言われてみれば、確かにマーボはそういう猫です」
や 「抗議もせずに、まず引き出しを開けてみたりなんかするのはおかしい」
w 「うーん…」
や 「これは、洗面所に閉じ込められたマーボが遊んでいて引き出しを開けてしまったという、見た目どおりの事件ではないはずだ!」
w 「なんと…!」
つづく
前回のあらすじ:マッハ探偵事務所が密室の謎に挑む。
やの氏(以下 や) 「状況を再検証してみよう」
waka-y(以下 w) 「なんか探偵っぽくなってきましたね!」
や 「君が洗面所を出るとき、マーボがいた可能性のある場所は…」
w 「可能性のある場所は…」
や 「洗濯機の中とか?」
w 「うーん、直前まで脱水をかけてましたから、その後マーボが入ったとはちょっと考えにくいですね…。それにマーボは普段から洗濯機の中にはめったに入りません」
や 「じゃあ、風呂場の浴槽の中。こんな感じで」
w 「直前に、残り湯を抜きがてら浴槽内を掃除しましたから、そんなビショビショなところにマーボが好んで入ったというのはちょっと…」
や 「じゃあ、洗濯機の横の棚の中だ。こんな感じで」
w 「うーん、どうかなあ。入っていなかったとは断言できませんが…。あそこにマーボが入ったなら私も気づくような…」
や 「ふーむ。閉じ込められてすぐに鳴き出さなかったところをみると、マーボはどこかに潜んでいい気になっていたと思うんだがな。もう一度、君の行動を思い起こしてくれたまえ」
w 「えーとですね、あのときは、洗濯物をいくつか手洗いしようと思って、お風呂場に行って、バケツに洗濯物を入れ、洗面所の洗面台下の収納から洗剤を取り出して、洗濯物に洗剤をふりかけ、それから洗剤をもとの場所に戻して…。それからバケツの中の洗濯物を手洗いして、すすいで、洗濯機に入れて脱水をかけて…。それから浴槽を掃除して…」
や 「それだ!!」
w 「どれです」
や 「洗面台下の収納だ。マーボはそこに入ったに違いない」
w 「ええっ」
洗面台下の収納
や 「あの収納は、中で左側の引き出し部分と空間的につながっている」
w 「そういえば…」
中でつながっている
や 「引き出しは奥までいっていなくて、多少スペースがあったよな」
w 「そうでした。かろうじて猫1匹入れるくらいのスペースがあります。現に以前、マーボはそこに入ったし」
や 「…どうやら謎が解けたようだな」
w 「…はい」
や 「つまり、君が洗濯物に洗剤をふりかけているわずかな隙に、マーボは洗面台下の収納の扉が開いているのを見つけ、中にもぐり込んだ。君はまったく気づかずに、収納の扉を閉めた。マーボにとっては久々の快挙だったわけだ」
再現イメージ
や 「マーボは引き出しの奥に移動してそこに落ち着いた。上手に隠れることができて大満足なマーボは、鳴きもせず、じっとその場に潜んでいた」
w 「確かにマーボはそういう猫です」
や 「ところが誰もマーボを探しに来ないので、つまらなくなったマーボは外に出ようと思った。そのためには、引き出しを押し開けて、脱出経路を作るのがいちばん簡単だ。猫にとって引き出しを手前に引っ張って開けるのは難しくても、奥から押して開けるのは簡単だろうからね」
w 「…」
や 「そしてマーボが引き出しの奥から外に出たそのとき、密室が形成されたのだ!」
w 「…」
や 「つまりあの場所は、なるべくして密室になったということだ」
w 「…」
や 「…まあ、何ていうか、あいつバカだよな」
w 「ええ、ホントにバカです…」
謎は解けた…。探偵事務所には一銭も入らないけど…。
※マッハ探偵事務所:音速の速さで事件を解決。今年も残りあとわずかだが、いまだ仕事がないらしい。
スタッフはこの二人だ。
・ 所長:やの氏
・ アシスタント:waka-y
やの氏(以下 や) 「こないだマーボが洗面所に閉じ込められた件だが」
waka-y(以下 w) 「例の『マーボ密室作成事件』ですね!」
※マーボ密室作成事件:2008/10/2の記事、および2008/10/4〜10/5の記事を参照のこと。
や 「あれについてまた新たな疑問が発生した」
w 「所長。あの事件は終わっていますよ」
や 「私もあれほど綺麗にオチのついた話を蒸し返したくはない。しかし…」
w 「読者はマーボが洗面所に閉じ込められたという一件だけでどんだけ話を引っ張るつもりなんだと思ってますよ」
や 「…我々の鮮やかな推理を嘲笑うかのように、マーボが洗面所の引き出しを開けて中にもぐり込んだのは、2週間ほど前のことだったかな」
w 「…」
や 「そのとき洗面所のドアは開いていたので、密室にはならなかった。しかしマーボは少なくともあの引き出しを開ける技能を持っていることを証明したわけだ」
w 「…」
や 「そこで出てくる疑問というのは、こういうものだ。マーボはあのとき本当に、洗面台下の収納から、すき間をくぐり抜けて、引き出し部分に移動したのだろうか?」
w 「そうじゃないんですか?」
や 「それが可能かどうか、私は現場再現検証を行った」
w 「正確には、何かのときに洗面台下の収納の扉を開けたら、マーボが頼みもしないのにまた勝手に入り込んだんですよね」
や 「さて、その検証の模様だ」
や 「マーボはこのすき間に頭を突っ込んだ。しかし肩のあたりでつっかえてしまい、後退を余儀なくされた」
w 「マーボってほんとバカですよね」
や 「以前、マーボがここから引き出し部分に移動したというのは、マーボがもっと小さかったときの話だろう?」
w 「はあ、まあ…」
や 「マーボはいまやマーボがマーボとして到達できる最大のサイズにまで達した。今のマーボがあのすき間をくぐり抜けるのは相当困難だろうと言わざるを得ない」
w 「…」
や 「結局あの事件については、振り出しに戻ったということだな」
w 「いいんですか、所長?」
や 「ん?」
w 「所長はこれまでの発言で、探偵事務所の誤りを認めたことになりますよ」
や 「それは…」
w 「評判にキズがついたら探偵事務所の存続は難しくなります」
や 「いいのだ。事務所の名誉よりも、真実のほうが大切だ」
w 「!」
や 「我々は、自分の立場を守るため、あるいは、うまくまとまったオチを崩したくないがために、真実を捻じ曲げることがあってはならないのではないだろうか」
w 「そう… そうですね! なんか所長、かっこいいですよ!」
や 「えっ、そう?」
w 「すごく輝いてます!」
や 「いやあ」
w 「まさに、有終の美ってやつですね!」
や 「えっ?! ちょ、待っ…。終わってないから。探偵事務所、終わってないからー!」
果たして探偵事務所は来年まで持ちこたえられるのか? 待て、次号!(嘘)