毎年、数々のフレッシュなカップルが誕生し、
                 その幸せなイベントに参加できる私は大変幸せです。
                 しかし、楽しいばかりじゃない、この仕事。
                 司会席から見た、舞台の裏を紹介します。
            
                

                    司会という仕事  3-10
      10数年行ってきました司会のお仕事。
      ここ最近「やめ時」を考えています。
      年齢的なこともあり、体力に自信がなくなりました。

      楽しくて仕方なかった時分と異なり、少しずつ重くなってきました。
      請けたからには、何があってもこなさなければならないという重い使命があり、
      失敗は許されないという緊張感もあります。
      そんな中で評価を受け、輝く自分がいました。

      しかし、負担に感じるようになってしまっては、やめたほうがいいように
      考えています。
      今年になってホテルからの依頼は、今のところ断っている私です。

       

                    お楽しみ抽選会  1-25
      祝賀会の中に「お楽しみ抽選会」がありました。
      出席者の約半分の93名の人に、賞品が当たるという抽選会。   
      賞品の内容も、豪華で、1等3名の人に7万円相当の「デジカメ」
      2等は5万円相当の空気清浄機10名・・その他にも色々あり、総額で150万円を
      充当されていました。
      この内容を、私は、パーティーの開会の挨拶のすぐ後に説明しました。
      開場から「おおっ・・」とどよめきが起こり、抽選会へ向けて、盛り上がる空気を感じ
      つつ、いよいよ抽選会。
      いつもの抽選会だと、賞品もたいしたものはないという雰囲気で、お客さんも聞いてい
      なかったり、会食・談話に忙しく参加しない人が多いのですが、この日は賞品の内容を
      説明した甲斐もあり、舞台で行われる抽選の一コマ一コマに、お客さんの視線は注がれ
      全員参加の中で行われました。
      当選した人の中には、ガッツポーズをとる人もあり、大変盛り上がり、司会としては、とても
      楽しくほっとする仕事でした。
   
                      初仕事    1-7
      2005年の初仕事は、今月の25日に行われる、会社の創立10周年
      記念パーティーの進行についての相談でした。
      主催者の会社社長と、秘書の方との話し合いでした。
      前に秘書の人から話は聞いていましたから、進行内容は少し分かっていましたが、
      詳しく聞いてびっくりしました。パーティーの中で、お客さんへの感謝をこめて
      かなり大きな抽選会を行う計画があり、出席者の半分近くの100名くらいに
      賞品が当たるようです。
      この抽選会に要する時間がかなりかかりそうで、今はどんな方法をとるが考案中です。
     

                      体調不調・・ 12-10
      本番30分前。トイレを済ませ、マイク・テストも終え、本番を迎える準備
      を終えた時、どうも体調がおかしくなりました。
      おなかが・・。そして以前、勃発した膀胱炎の症状が・・。
      「しまった・どうしょう・・」と思っても、もう本番は始まります。
      「覚悟して、3時間を乗り切ろう」と自分に言い聞かせて、本番に臨みました。

      不思議なことに本番が始まってから、体調は気にならず、順調にパティー
      を進める事ができました。

      気がつくと体調不調はなくなり、いつもの調子でマイクを握り、進行している
      自分がいました。
      ほっとするとともに、日ごろの健康管理には、もっと慎重にならないといけないと
      肝に銘じました。
      しかし、翌日から、やはり疲れで、寝込んでしまいました。

                        
衣装    11-27
      結婚披露宴で、一番の関心事と言ったら、やはり新婦の衣装だと思います。
      最近は、披露宴も簡素化したり、ジミ婚が多くなり、新婦のお色直しの回数も、
      減ってきました。
      白のウエデングドレスとカラーのカクテルドレスという洋装2回が多い最近、この日
      は、和装2回のお色直しでした。
      最初は白の内掛けに、角隠し、真っ白に包まれた花嫁はとても美しくい人でした。
      色直しを終えた花嫁の次の衣装は、和装の
「黒のお引き」でした。
      会場の皆さんより「わぁ・・おぅ。。。」という感動の声が上がり、すばらしい花嫁に
      目を見張りました。
      最近、
「黒のお引き」を、つける花嫁が多くなりましたが、似合う人が着ると、これは
      また、とても素晴らしいものです。
      昔、シャンシャン馬に揺られて、嫁入りしたという時代の
「黒のお引き
      私も、機会があったら、着て見たいと思っていますが・・。
      やはり若い初々しい花嫁が着てこそ、似合うのかもしれませんね。



                     
やはり異性には弱い?   11-26
      元暴走族だっという新郎。
      「新婦の支えて、まともになりました。」と語っていました。

      披露宴の最中。族の仲間の歌。
      こんなとき・・トラブルが、なぜ起きるのでしょうか・・。
      音響にトラブル発生。歌っている途中で、音が出なくなりました・
      担当のPAさんは大慌てしていますが、回復しません。
      歌っていた族の友人は「ああっ・・俺には歌うなってこと?」
      「はいはい・・そうなのね・・もう歌わねぇよ・・わかったよ」
      「俺の歌は聞きたくないってこと?」と、独り言のように言いながら、怒って席に戻りました。

      そこへタイミングよくベテランのPAがきました。そして音響は回復しましたが、
      その彼のへそは曲がったまんま。
      その時、新婦の友人席の女性たちから「わぁ・・残念。もう一回歌ってほしいわ」
      と、ありがたい応援がありました。
   
      気をよくした彼「そうすっかぁ・・じゃ・・もう一度」とステージに上り、歌い、その後は借りてきた
      猫みたいに、素直で、穏やかでした。
      やはり異性には弱いのねぇ・・とつくづく思うことでした。



                     色々なカップル  11-17
      これまでに数百という、数多くのカップルに出会ってきました。
      ほとんどのカップルが結婚を控え、ラブラブの二人が当然な中、「この人たち、大丈夫かな・・」
      という一抹の不安を感じるカップルも、これまでにはいらっしゃいました。  
      そんなカップルがその後どうなったかは、わからないけれど、時々ふっと気になります。

      今回のカップルはとてもお似合いのカップルでした。
      同じ大学の出身で、職場も近く、見た感じが「兄弟」みたいでした。
      二人がかもし出す空気までが同じで、顔つきまて似ていました。
      こんなカップルはとても安心できます。 
     

                 
  盛りだくさんの企画  10-9
      新婦は中学校の美術の先生でした。
      さわやかなカップルで、打ち合わせのときも、とても清清しい印象の人でした。
      新婦は、色々な結婚披露宴の情報を、インターネットで収集し、とても熱心に
      自分たちの満足のいくものを・・ということで、企画を立てていらっしゃいました。

      キャンドル・リーレー、バルーン・スパークも、平凡な思考でなく、ちょっとおしゃれな
      センスの光るものを組み入れていらっしゃいました。
      当日、とても素晴らしい企画に、会場から感嘆の声が上がりました。
    
      会場には新婦の手書きの、色鉛筆の二人の自画像が、ウエルカムボードとして
      飾られており、それは、デッサンがしっかりしているから描けるものでした。

      一生に一度の結婚式、やはり自分の納得する自分らしいオリジナルな味わいを
      だしたいものです。


                   
  風邪  10-2
    披露宴数日前からのどが痛いでした。
    仕事の前には十分、体調には気を配り、これまでほとんど風邪などで不調と、
    言うことはありませんでした。
    しかし、年齢的なものもあるのか、この日は体調が悪く、とてもきつい3時間
    でした。
    司会席の上には、ヴィクスドロップ、チョコと、のどをいたわる食べ物を置き、
    なめながら仕事を続けました。
    何とかスムーズに進行し、披露宴はお開きの時間を迎えることができました。
    
    やはり、体力的に年齢を考えると、もう引退の時期なのでは・・と考えさせられる
    昨今です。 

                  
   初心   9-4
 
  「初心忘するべからず」と、よく聞く言葉ですが、つい慣れとともに、忘れてしまう
    ものです。
   パーティー・イベントの進行は、多くの人々の共同作業で成り立っています。
   分かっていたはずなのに、私もつい忙しさと、次の作業を気にするあまり、裏方の人
   の仕事を忘れていました。
   次の式次第を紹介し、ふと、後方の暗いところで音響を担当しているPAさんを
   見ると、慌てて、マイクを準備し、音響を整えていました。
   しまった・・音響さんはまだ準備ができていなかったのだ・・と思ったときはすでに遅し。
   私が、音響さんを確認してからはじめなければならなかったのに・ 

   準備に多少時間がかかり、しばらく時間を置いて次の出し物が始まりました。
   反省・すぐに音響さんに「確認しないでごめんなさい。今後気をつけますね」
   
   慣れ・・怖いものです。
   私に、確かにおごりがありました。反省し、初めて仕事についた遠い日のことを思い出し、
   初心に帰りたいと思っています。PAさん、本当にごめんなさいね。



                    台風接近  8-29
    大型の台風16号が接近しょうとするこの日。結婚披露宴は、300名近くのお客様。
    台風のために数名のキャンセルもあったようで、ホテルのスタッフは席を作るのに、
    おお慌てしていました。
    私の車は小さいニッサンマーチだから、この日は夫の大きな「シーマ」を借りて、風が
    吹き始めた道を、早めにホテルに向かい、万が一風が強くなったら、泊まるつもりで荷物
    を車に積みました。
    披露宴が始まると、台風も忘れて、披露宴をスームースに進めることに集中し、にぎやかで
    幸せな新郎新婦の笑顔にほっとしながら、無事に終えました。
    さすがに、お客様も二次会はキャンセルして、家路に急ぐ人が多いでした。
    終わったとたん、台風が心配で、ホテルのスタッフの断りをもらい、お客様の見送りを半分
    行い帰ってきました。(本当は全員のお客様を見送りし、新郎新婦と両親に挨拶をして帰る
    のですが・・)。
    幸い暴風雨圏内には、まだ入っておらず、時々吹き付ける雨と風の中を帰りました。
    新郎新婦や家族も、きっと今ごろは安堵の胸をなでおろしているだろうな・・と思いつつ
    お二人の幸せを祈りました。 


                
手作りのウエディングドレス  5-30
    数回、数百回と結婚式の司会を行っている私ですが、ウエディングドレスの手作りは
    2回目でした。
    1回目は新婦本人が洋裁を行っており、手作りされたものでした。
    今回はお母様の手作りでした。最初取材の段階で手つくりと聞いていたので本番を
    楽しみにしていました。
    当日、あっと驚くすばらしいドレス・・とても素人の手作りとは思えないできばえ。
    3ヶ月を要し作られたドリスは、娘の体にぴったりで、豪華で気品あるドレスでした。
    そのドレスは、まったく貸衣装と同じような素材で、スカートの部分には、レースの小さな花
    がつけられ、ドレスに合わせて、ベールも作られていました。
    披露宴の席では、スーカーとの後ろに可愛い飾りもつけられて、母の愛情たっぷりのドレス
    を見て、感動した私です。

   
 会場のお客様も私の「お母様の手作りのウエディングドレス」ですと言う紹介に
    「おおっ・・・すごい」という感嘆の声を上げていらっしゃいました。
    本当にすばらしい・・すごいドレスでした。



                  明るい披露宴   5-4
    新郎新婦の要望は色々なものがあります。
    この日は、明るく涙のない披露宴を要望された二人でした。
    一番涙をそそるのは、最後の時間帯で行われる両親への花束贈呈です。    
    この日は、新婦の手紙もなく、両親への花束贈呈も明るく笑顔の中で行われました。
    この両親の花束贈呈、花嫁の手紙でしんみりなるのが、一般的ですが、
    このような明るく笑いながらの贈呈も素敵だなぁ・・と思うことでした。

    
              くさいせりふ   5-2
    司会打ち合わせの時、新郎から「くさいせりふは、使わないでください」と言われてしまった。
    私「そりゃ・・困ります。」
    新郎「いゃーーーぁ、困ります。使わないでくださいよ。もし、くさいせりふが聞こえてきたら、
       メモに数を数えて、マイナスの点数を書き込みます」
    私「だったら、人選を間違いましたね。私はくさいのが売りなんです。」
    新郎「えっ・・・そうなんですかぁ・・。う〜ん。」
    私「まあ冗談ですが、お気持ちは十分わかりました」
    新郎「では・・よろしくお願いいたします」

    と、打ち合わせは終わりました。
    本番の日、新郎は、私のくさいせりふには気づかないほど緊張していらっしゃいました。
    まあ、司会の役目がら、多少はくさいと思われるセリフが入りましたが・・。



            
     救急車出動の披露宴  4-11
     ぽかぽな陽気で絶好の結婚シーズン。
     しかし、このぽかぽか陽気がいけなかったのでしょうか、披露宴の最後の
     両親への花束贈呈を終えて、「これでめでたくお開きでございます」
     と私の言葉で、新郎新婦は外へ・・。
     
     と、そのとき、新婦のお母さんが抱いていた花束をハラリと落とし、クタクタと倒れて
     しまいました。お母さんは、食べ物を戻し、意識がなくなりました。
     会場の親戚の方々、家族は騒然となりました。
     すぐにホテルのスタッフが、着物の帯などをゆるくして・・頭を横にして・・動かさないで・・
     と、機敏な指示をして、救急車を呼びました。
     
     ムロン、新婦はとても心配そうでした。すぐに着替えて、救急車が来るまで
     病院へ行く準備を整えていらっしゃったようです。
     家族は冷静に対応されて、とても気丈な人と感心しました。

     救急車を見送って、私も帰路につきました。
     帰宅後も、お母さんの様子が気になっていました。
     夜、8時ごろ、「本日はありがとうございました」と、新郎さんから電話が入りました。
     そして「心配かけました母は過労で、もう病院から家に帰り、大丈夫です」と聞き、
     ほっとしたのは言うまでもなく、ちゃんと電話してくださった、思いやりのある新郎に再度
     感心しました。
     「良かった」・・この夜は何度となく、私の口から出た言葉でした。    


                    約束の時間 4-5
      司会打ち合わせの時間は、お客様の意向を聞いてホテルが指定してきます。
      この日は4時の約束。
      10分経過・・来ない。
      20分経過・・来ない。
      30分経過・・来ない・・何の連絡ない。
      40分経過・・む・む・む・来ない・
      50分経過・・もう帰ろうかな・・。ホテルスタッフに相談しました。。
      スタッフに連絡の有無を聞くけれど、連絡はないらしい。
      「電話をかけてみます」と、スタッフ、そして「今、ホテルに到着されたようです」と。
      私もいささか、立腹します。
      もっと早く自ら、遅れる旨を連絡できないかな・・と、思います。

      さて、どんな顔で迎えるべきか、悩む私です。
      遅れてきたお客さんは、のんぴりと悪ぶれた様子もなく・・
      私「4時のお約束では?」と、嫌味をこめて言いました。
      やっと「しまった」と思われたのか、謝罪の言葉が出ました。

      打ち合わせが始まると、悪い感情は消えて、披露宴の進行の話を和やかに
      行いますが、ぐんと疲れが違います。
      時間にルーズな人は、結構多く、その時間つぶしに、いつも本を持ってきますが、
      やはり最初は、いい顔で出会いたいものです。

                     嘘   2004-3-24
     祝賀会やパーティー司会の依頼主によっては、「この日は予定が入っておりまして・」と
     「嘘」をつくこともあります。
     どんな依頼主かというと、「○万円でやってほしいけれと゜・・」
     といきなり言ってくる人です。
     それと政治色の強いパーティーや、ねずみ講まがいの団体のパティーなどは、やんわり
     お断りしています。
     仕事を行った事で、私自身もその色に、お客さんから見えてしまうことを警戒しています。

                    ギャラ  2004-3-24
    
 司会のギャラは、入っているホテルで決められています。
     地域の格差もありますが、南九州は、3万円前後からあります。
     ホテルの仕事の時は、決められたギャラで行っていますが、個人的に依頼のあった
     仕事では、ギャラの話を行い、納得してもらってから受けています。
 
     知り合いのお客様の依頼の場合、金額が低い場合と、高い場合があり、
     自分でもどうしたものかと・・と困るときもあります。
     低い場合は、「知り合いだから、ボランティアで・・」という気持ちが働きますが、
     高い場合は「いいのかなぁ・・こんなにもらって・・」と困惑するときもあります。
     高くもらったときに限り、ご祝儀と称して、のし袋に数万円のお金が入っている
     場合が多く、恐縮してしまいます。



                 引き出物   2004-2-29
     祝賀パーティーの司会でした。
     司会席の私に、主催者が引き出物を持ってきてくださいました。
     なんと菊の御紋の入った引き出物。
     家に帰り開いてみると、金箔の容器に菊のご紋章がある朱肉でした。
     仕事中には、このような引き出物や食事は、私にはないのが普通ですが、
     知り合いからの依頼の司会では、時々、このような引き出物や食事を出して
     下さる時があります。
     この日は、参列者の中に知り合いが多く、司会席に飲み物を持ってきてくれる人
     おしゃべりに来る人、名詞を交換したいと言う人、にぎやかな司会席でした。
      
     結婚式と異なり、乾杯が終わると、ほとんどの式次第を消化したことになり、
     最後の締めまで1時間30分くらい暇で、気楽なのがこの手の祝賀パーティー
     のパターンです。

                
新婦も踊る  2004-2-15
      お色直しの後、新郎新婦を交えての余興で、新婦も友達の余興に加わり、
      楽しくダンス。
      モーニング娘のサマーウェデングをウエデングドレスで踊りました。
      職場の友たち7人と新婦は、練習の成果もあり、とても上手くそろっていました。

      新郎新婦を交えての余興は、時々行われますが、今回のように積極的に
      新婦が中心となり、ダンスを披露したのは珍しいでした。
  
      会場は新婦のダンスに盛り上がり、新郎の微笑んでみている光景が素敵
      でした。   

         
         夫が拒否・・  2004-2-10
      行政の長の大きな祝賀パーティーの司会依頼がありました。
      依頼者は知り合いの会社社長O氏からのものでした。
      このO氏は、夫の仕事の顧問先の社長で、とてもお世話になっている人、という
      こともあり、O氏の依頼は、これまでほとんど断ることなく受けています。
  
      しかし、このパーティーは夫も出席ということで、一緒の会場に妻は司会で、
      夫はお客さんという構図が嫌らしく、「断ってくれ」、言い出しました。

      私はプロとしての意識があり、夫が会場にいても、臆することも恥ずかしい
      こともありませんが、夫は、どうも苦手のようです。
      
      これまでも数回、同じ会場で、このようなパターンでいたことはありましたが、今回は、
      知り合いがかなり多いパーティーのようで、夫のたっての要望を聞くことになりました。
      夫を理由に何とか断りましたが、私としては不本意なのです。
      しかし、平和な家庭生活を重要視しました。



                おとなしい二人  2004-1-22
      いつもの結婚披露宴の打ち合わせに行きました。
      どんな二人かな・・と会う前はいつも楽しみな私です。
      2月に結婚式をあげる今日の二人は、とても静で、口数の少ない方でした。
 
      最近の傾向で媒酌人がいない披露宴の計画でした。
      こんな場合は、新郎新婦の紹介は、本人か親族または司会が行っていますが、
      私はご本人がされることを進めています。
      司会が行うより会場の雰囲気がやわらかく、お客様も喜ばれるからです。

      この二人は「検討します」という返事だった。
      早速、もらった履歴書を元に、自己紹介の原稿を作りファックスで流しました。
      2.3日後、「やはり・・司会にお願いします」という返事が返ってきました。
      緊張のあまり、とても口が開きそうにないという理由でした。
 
      人それぞれの性格がありますから、無理はいいません。
      彼らの人間性のいい部分を少しでも多く紹介できるように、私は自分なりの原稿を
      つくり、当日に当たりたいと思います。


                     仕事初め   2004-1-13
     2004年の仕事初めは、2月に行われる祝賀パーティーの打ち合わせでした。
     旭日単光章を授与された方の祝賀会です。
     この手の打ち合わせは、発起人との顔あわせが主で、この日も、挨拶と会食
     で終わりました。
     主役の紳士と奥様、発起人に挨拶を行い、少し取材をして終わりました。
     詳細な式次第や内容については、前日のリーハーサルまでに決めます。

     会食の後、依頼してくださった方の誘いで、スナックへ行き、仕事を離れた
     会話と歌で盛り上がってしまった私でした。
     こんな私の仕事初めでした。

                     さめた新婚  2003-12-00
     結婚を間近にしたカップルや、既に入籍を済ませた新婚さんの取材の多い私ですが、
     この人たち、みんながラフラブで、熱々というわけではありません。
     今回のカップルも、妙にさめていました。
     何が原因なのか理解できませんが、「これから長い夫婦生活なのに、大丈夫かな・・」と
     不安になったカップルでした。

     私 「どんな家庭をお望みですか?」
     新婦「亭主が留守の家庭」
     私「結婚を決めた理由は?」
     新郎「できたから・・」 ここで新婦のヒラテ打ちが新郎の頬に・・。
     私「プロポーズは・・?」
     新郎「こいつがうるさくて、していないのに・・」新婦はふくれてそっぽを向く・・。

     テレがあり、人前では話せない人たちとは、最初から雰囲気が異なり、険悪なムード
     でした。
     本番の式典、披露宴でも同じ表情の二人でした。
     仲良くしてほしいと、妙にひっかかるカップルでした。


    
                本番に風邪  11-1
     20年近く司会の仕事を行っていますが、風邪で体調が悪く・・という事は殆ど
     ありませんでした。
     (腰痛が勃発し、痛み止めのブロック注射をしての仕事は経験がありますが・・)
     風邪を引き、熱を出しても披露宴の司会。
     こんなときに限って、1年前から計画をたてられ、大変緻密な式次第の内容で、
     司会者も指名・・。という新郎新婦の気合の入った披露宴でした。
     内容もかなり凝った物で、絶対3時間では終わらないものでした。
     しかし、新郎新婦にとっては、一生に1度の大イベント。
    
     幸いなことに私も気合を入れたせいか、本番中は体調も良く、スムーズに進行
     し、4時間で無事終了。
     ホッとした翌日、熱は徐々に高くなり、39度。ふぅ・・・回復が遅い。
     やはり・・年齢的なものかな・・と思います。
     後継者の育成に力を注ぐのが妥当だなと、思う昨今です。



                        失言
                               2003-9-19
       祝賀パーティーでの事
       宴もタケナワとなり、お客様の会話とお酒がはずんでいました。
       主役が受けた賞状の紹介を友人が行いました。
       その紹介が終わった後の私のコメント
       「立派な額縁ですね」
       しまった・・立派なのは額プチでなく、中の内容、つまり受けて功績、だと、
       すぐに訂正。
       
 『失礼致しました。素晴らしいのは額縁ではありませんね」
       
会場のお客様「わっはっははっ・・そうだよ、立派なのは額縁だけじゃないよ」
       と、笑いが起こり、ピースサインを立ちあがって送る人もあり・・・。
       
「そうですね。失礼致しました。素晴らしいのは、○○様の多大なる功績
         ですね。これまでの○○に対する○○様の熱意と弛まない努力の結果で
         すね」
       と、結び、何とか事なきを得ました。
       ああっ・・冷や汗ものの額縁でした。
 
                     
花嫁さんの手紙
                               
2003-9-10
     
 結婚披露宴の最後に、花嫁の手紙はつきものです。
      今回の花嫁の手紙には、会場全員が泣かされました。
      「営業の仕事でお父さんは、毎日毎日、色々な人に数百回、数千回と頭を下げて
      私たち子供を育ててくれましたね。ありがとうございました。
      これから私は、お父さんが下げた頭の数以上にお父さんに頭を下げたい
      と思います。」

      ステージの上の両親はむろんの事、会場の皆さんも目頭を潤ませていました。
      やはり親の背中を見て子は育つのですね。


                      大チョンボ
                               2003-9-10
      ああっ・・チョンボ、やってしまいました。
      定年退職のお祝いのパーティーの司会でした。
      順調にパーティーは進み、パーティーの後半、主催者の方がお礼の挨拶
      の途中、♪「ペッパー警部♪♪〜♪・・」とチャクメロ。
      それは私の鞄から鳴る携帯でした。
      あわてて電源を切りましたが・・・。
      仕事の前には必ずマナーモードに設定をする習慣で、今回も行ったはず・・なぜ?
      確認が甘かった・・反省し、後で謝ることしきり・・・

                       
司会者養成
                               2003-8-22
       結婚披露宴や各種のイベントの司会をやってみたいと、いう人の手伝いを
       行うことになりました。
       これまでにも数人の人が見学や意見を聞きに来ていましたが、また最近、
       学びたいという女性が現れて、手伝うことになりました。
       私のもてる力、能力のすべてを教えられたらと思っています。
       発声、式次第の内容、順番、取り決め、敬語と謙譲語、色々とありますが、
       一番はお客様の立場、気持ちになって、心から尽す。これにつきると思います。
       良い司会者として活躍してほしいものです。

                        仕事再開
                                2003-8-21
       毎年、夏場はブライダルの仕事は多くありません。
       この時期を利用して引越しを行い、仕事を断っていましたが、また秋のシーズンを
       目前に再開しました。
       ここ1.2年引退を考えることも多いですが、また再開したそのきっかけとなったのは、
       昨年、結婚披露宴の司会を行った新婦のお父さんが、定年退職となり、そのパーテ
       ィーの司会依頼がお父さんよりありました。
       このカップルは印象強いカップルでした。
       そしてそのお父さんも。
       娘の結婚にお父さんが反対し、なかなか許してもらえず、ついに、赤ちゃんも
       できてしまいました。
       また、そのことでお父さんの反対は大きくなり「結婚前に、ふしだらな、けしからん」
       ということで、もめたカップルでした。
       しかし、披露宴当日は、お父さんも涙を流し、二人を祝福してくださいました。
       そのお父さんの定年を祝うパーティー。
       お会いするのが楽しみです。

                        
休業中
                                2003-7-24
       8月の引越しを理由に只今「休業中」です。
       6月、7月の結婚式、夏祭りのイベント、すべての依頼を断っています。
       こんな状態が長く続くと、専属のホテルからも、依頼が来なくなる恐れも
       ありますが、そうなってもいいかな・・と思っています。
       夫の「そろそろ引退したら・・?」という言葉も、かなり重くひっかかっています。
       ひょっとしたら、このままずっと休業中になるかもしれません。

       仕事により、自分が磨かれ、緊張感を持ち、さび付きそうな頭を必死で使う。
       色々なメリットはありますが、やはり引き際を考えています。              

                  
慶事は・・
                                2003-6-12
        ジュン・ブライドの季節。といっても、私はこの季節毎年暇です。
        でも、慶事は大安とか友引の日に行われるのが殆どで、スケジュールが
        重なり、依頼を断ることも多いものです。
        専属のホテルでせっかく指名してもらっても、その前に予約を入れてしまうと、
        断ることになり、大変申し訳なく、もったいないという気持ちになります。

        「何、何の日」とかに、敏感に反応する方もありますが、逆に仏滅でもかま
        わないと言うカップルもあります。
        仏滅は式場の料金が安いホテルもあるようです。経費を浮かすのに、
        この日を選んだカップルもあるようです。



                         
反省会
                         
          2003-5-16
      1週間前に行われたパティーの反省会に招待されました。
      メンバーは、地域の企業家の皆さんで、全員オジ様。
      知り合いの社長の依頼の仕事だったので、この反省会にも参加しました。
      反省会とは名ばかり・・単なるお食事会でした。

      料理が美味いと評判のホテルの食事を、ごちそうになり、その後二次会も
      設定されており、みんなで歌い踊った反省会でした。
      途中で抜けて、一人帰りましたが、この後も大変盛りあがったとか・・
      年よりパワーはすごい。


                     
高校生の飛び入り
                               2003-5-11
    新婦の職業が高校の教師でした。
    披露宴の前日、高校生が飛び入りしたいと、連絡が入りました。
    新婦には内緒ということで、私たちスタッフは準備を整えました。
    
    いよいよ、担任のクラスの生徒たち20数名の、大合唱が始まりました。
    新婦の顔が、驚きから喜びへ・・そして感動の涙顔へと変わっていきました。
    手にした花束を、新郎新婦に渡し、お祝いの言葉を述べる子供の顔も、感動に
    ふるえ、涙している生徒もいました。

    今どきの高校生は・・と、顔を曇らせる事もありましたが、この生徒たちを見て
    ホッとしたのは私だけでなかったのでしょう。
    会場の暖かい拍手は、なかなか鳴り止まないでした。
    美しい光景でした。

                  
  裏方さん
                               2003-5-1
    私の仕事は裏方さんの支えで成立しています。
    結婚式の場合も、各種のパーティーでも、裏方さんなしでは行えません。
    会場の責任者、主催者と連絡をとる人、音楽や照明を担当する人、スポット
    ライト担当等、多くの裏方さんがいます。
    いつものホテルでは、長年のつきあいから、顔も名前も知り、冗談を言い合う仲に
    なりました。
    みんなで力を合わせて、イベントがスムースに流れるように、仲むつまじい関係を
    保つように心がけでいます。
    

                      
再婚の両親へ
                                   2003-4-22
     新婦の母は再婚でした。義理の父は、チャペルでの結婚式で、娘、新婦の
     腕を取り、バージンロードを歩いてくれました。
     当然と思われそうですが、親子の関係になって9年しかたっておらず、別々
     に暮らし、会話や暖かい交流があまりなかったようです。
     しかし、母親の幸せを願うとき、義理の父親の存在は大きく、大切な母を優しく
     守ってくれる大事な人と、深く感謝をしていたようです。
     
     ウエデングケーキ入刀の時、新郎新婦は豪華な模造のケーキにナイフを入れ
     ました。
 
     乾杯が終わり食事が始まり、しばらくすると、大きなウエデング生ケーキが運ば
     れて、新婦の両親にナイフを入れてもらうことになりました。
   
     これは優しい娘が、
再婚の両親への暖かなプレゼントでした。
     両親は
結婚式も披露宴も行っていないということで、打ち合わせの時に、
     両親にも、みんなにも内緒で・・ということで、事を進めました。
     突然の事にとまどいながらも、嬉しそうにナイフを入れる両親の姿は素敵でした。
     会場になんとも言わ
れぬ、熱い拍手が起こり、涙ぐむ父親の顔がとても印象的でした。

     その後の新婦の手紙も感動的で、聞き慣れている私もつい涙ぐんでしまいました。

         
             打ち合わせ
                                    2003-4-18
      司会の仕事には、事前に「打ち合わせ」が必ず行われます。
      結婚式の場合は、当日の2週間前くらいに、1回行われて、本番を迎えます。
      カップルによっては、もう1度と希望することもありますが、殆ど1回です。
      
       私の住む地元の祝賀会等のパーティーでは、発起人が企画・構成する
     パーティーが多く企画されています。
      この類は、打ち合わせが2.3回行われ、その都度食事が用意され、パー
     ティーが終わると、「反省会」と称し、また食事会が行われています。
     そのたびに私も呼ばれて、美味しい食事をいつもごちそうになっています。
     それもいつもタダなのです。ギャラの他に、食事が数回ついて・・
     そして、知り合いの社長達と楽しい会話つきです。
     
     仕事の内容も結婚式と異なり、乾杯までが少し緊張しますが、後は、リラッ
     クスしています。時間も短く、結婚式とは比較にならないくらい、楽で美味し
     い仕事です。
     まあこんな仕事だから、知り合いから依頼されると、安いギャラでやっています。
     
     
                   楽しい色直し
        
                            2003-4-5
      新郎新婦が和装から洋装へお色直しをする場面。
      新婦の退席では、以前は媒酌人の奥様が介添えを勤めていましたが、
      最近は、新婦のお母さんが殆どで、次に友人、兄弟が行っています。
      この結婚式では、新郎新婦が一人一人のお客様の名前を書いたカードを
      可愛いバスケットにいれて、退席するとき、新婦が引き、名前を読み上げて、
      介添えを依頼するというものでした。
      新婦が引き当てた人は、新郎の会社の上司で、そろそろお嫁さんに出すような
      年頃のお子さんを持つお父さんのようでした。
      神妙な顔で、うやうやしく新婦の手を取り、会場の楽しい笑い声や、冷やかしの
      声など聞きながらの退席でした。

      続いて新郎の退席。
      新郎が引き当てたのは、新婦の友人でした。妻の友人と手をつなぎ、テレながら
      会場のテーブルを回りながらの退席でした。
      和やかで、お客さんとの距離が縮まり、とてもいい光景でした。
      この企画・・なかなか好評で、これからのカップルに、薦めたいと思うことでした。 



                      
最近の傾向
                                        2003-4-2
      媒酌人を立てない結婚が大変多くなりました。
      その割合は90%を越えるくらいで、媒酌人の姿をここ最近、殆ど見ていません。
      媒酌人が新郎新婦を紹介する場面でも、二人が自己紹介したり、親戚が行ったり、
      司会が行ったりしています。
      当人が行うのが一番お薦めで、会場内に和やかな雰囲気が漂います。

      ウエデイングケーキも、殆ど生ケーキになり、本人に内緒で「ファーストバイト」を
      企画しています。

     ネクストブーケのスタイルも変わってきました。
     今、一番多いのが、独身女性を前に、後ろ向きになり、投げるスタイルですが、
     少しずつ、ブーケプルズも、行われるようになりました。
     人数分のリボンを準備し、1本は肝心なブーケを結びつけ、他のリボンには五円玉や
     キャンディーを結んで、女性たちにひっぱってもらうもので。

     そしてお客さんと会話を楽しみたいという要望も多く、会場で一緒に歓談している姿も
     多くなりました。


                           
指名復活 
                                   2003-2-25
    辞めようかな・・と少しずつ気持ちを決めかけていた時、専属のホテルから「指名」
    のお客サンがあり、仕事の依頼がきました。
    兄弟の結婚式時の同じ司会者がいいとか、友人の披露宴に出席した時の司会者がいいと 
    か・・、色々な理由で、嬉しい指名をしてもらったことは多くありました。
    今回も指名で披露宴の依頼がきました。
    まだ1.2年は辞めたくないと思っていた矢先、ほっとする私でした。
    

                            外注の悲しさ
                                    2003-2-2

     数年来通っている専属のホテルではあるけれど、きちっとした契約を交わして
     いる訳ではないから、突然連絡が来なくなっても、仕方のない仕事なのですが、
     なんとなく悲しくなる時もあります。
     1月後半から連絡がなく、2月、私用でホテルに行ったとき、一緒に仕事をしていた
     ビデオ屋さんから「最近仕事のしないね」と声をかけられました。
     「しない」のでなく、「連絡、依頼がないの」でした。。
     聞けば、〔若くてスタイルのいい女性が、最近来ているらしい・・」きっとギャラの
     値下げも行われた可能性が高いと思われます。
     まあ・・辞め時かな・・と思っていますが・・、辞める時期を自分で決めたかったと
     残念に思っています。

                
父の手作りケーキ
                                  2002-11-30
      お菓子職人の新郎のお父さんが、息子の結婚式のために「ウエデングケーキ」を
      手作りしました。
      タルトの土台にイチゴなどの果物があしらわれて、その上に生クリームのケーキが
      重ねられた、とても豪華で凝ったケーキでした。
      新郎新婦が入刀を済ませた後、そのケーキは、、お父様がエプロン姿になり切り分けて
      お母様がお客様に配られました。
      幾重にもスポンジが重ねられていたケーキは、息子の幸せを願いながら、夜を徹して
      つくられたのだろうと、お客様も感慨ひとしおのようでした。


             赤ちゃんも
ウエデングベール
                               2002-11-24

      
仕事の事情で、結婚式と披露宴が遅れてしまったカップルが、5ヶ月の
      赤ちゃんを交えての披露宴を行いました。
      打ち合わせの時も、可愛い赤ちゃんと一緒で、私もだっこさせてもらい
      ました。
      お利口ちゃんの病気しらずの親孝行娘の「琴音ちゃん」は、ニコニコ笑顔が
      とても可愛いお嬢チャンでした。
      披露宴当日、新郎は白のタキシード、新婦は純白のウエディングトレス、そして
      5ヶ月のお嬢チャンは、ピンクのドレスと頭にピンクのベール。
      新郎が赤ちゃんを抱っこして新郎新婦の入場となりました。
      会場のお客様から「きゃぁぁー可愛い」と、歓声が何回もあがりました。
      二人は、しっかり親の顔で、愛児にかけられた声に、お礼を言いながら、
      高砂の席についたのがとても印象的でした。


                   
ブーケ・プルズ                             
                             2002-11-18
     花嫁が手にししている「プーケ」
     ネクストブーケとして時々会場の独身女性にトスされたり、指名して渡されたり
     します。
     最近は、そのブーケをリボンで結び、数人の女性で引き当てるといった
     「ブーケプルズ」が行われています。
     今回のブーケプルズは、9本のリボンを作りました。
     9名の独身女性が出席でしたから・・。
     1本はブーケに結び、残りの8本は、リボンの先に五円玉、(次にご縁があるように)
     を結んで行いました。
     ブーケをもらった人も五円玉を引いた人も、うれしそうでした。


                     
カラオケなし
                                2002-11-18
      余興の時間、今は殆どカラオケが占めていますが、新郎新婦によっては、
      カラオケは歌っている本人だけが楽しいだけだから・・・と「カラオケ無し」を
      要望される方もあります。
      空いた時間は新郎新婦を交えてビンゴゲームをしたり、新婦がカラードレス
      へ着替えている間に、カラードレスの色当てクイズをしたり・・。
      ちょっとしたアイデアと費用で、お客様全員が楽しめる余興となります。
      先日の披露宴も、そんな余興でした。
      お客様の中には、余興の時間にカラオケを歌いたい、という人もあり要望が
      出ましたが、「新郎新婦の意向で・・」と話すと、快く聞いてくださいました。



                      
残念なお父様
                                  2002-11-3
     息子の結婚式を楽しみにしていた新郎の父。
     挙式・披露宴を間近に緊急入院してしまいました。
     両家代表謝辞をしっかり言わなくちゃ・・と張り切っていらっしゃたようです。
     2日前になってやはり、そのお父様の出席は無理という連絡が入り、急きょ謝辞は
     新婦のお父様がすることになりました。

     披露宴が終わる頃、会場の高砂に飾ってあった花を、新郎の家族が
     「これから父の病院へ持っていき、報告します」と、花を大切にもって行かれました。
     新郎の言葉から、お父さんは何か重い病気のような、心配な言葉が聞こえてきました。
     お兄さんと抱き合って泣いていた新郎さんがとても痛々しく、そばで見ている私も複雑な
     思いでした。

                    子供連れ披露宴
                                   2002-11-2
     入籍は3年前にすませたものの、両親の反対があり、披露宴が伸びていた
     カップルの、子連れの披露宴がありました。
     1歳7ヶ月の坊やを囲んで新郎新婦の入場をして、和やかな披露宴となり
     ホッとしました。
     反対していた、新婦の父も、孫の可愛さには勝てないらしく、終始笑顔で、
     孫をだっこしていました。
     「いまでは、この子を一番可愛がっているのは父なんですよ」と言う新婦の顔が
     とても、うれしそうで、印象に残りました。
     今また、新婦のおなかには二人目の赤ちゃんが、育っており、おじいちゃんの
     顔は、これから益々くずれそうな感じでした。


                     新郎新婦紹介
                              2002-10-28
      披露宴の始まりに、挙式の報告と新郎新婦の紹介があります。
      これを以前は媒酌人が行っていました。今は、媒酌人の姿を見ることが少なく
      なってきました。
      そこで、この報告と紹介を誰がするか・・司会か、親族か、友人か・いや本人で・・
      私は本人たちが行う自己紹介を薦めています。
      本人の生の声で、たどたどしいながらも温かみのある自己紹介。
      これが、とてもお客様にも反応がいいようです。
      司会が紹介するより、ぐっと距離が縮まり、会場の雰囲気が柔らかくなります。
      私は、この自己紹介文などは、参考原稿を作り、ファックスで連絡を取るという程度で
      私の仕事も減り、楽しています。
      「この方法がいいですよ」と、薦めている最近の私です。


         
                     時間超過

                             2002-10-28
      仏滅に結婚披露宴を行うカップルも時々あります。
      この日も仏滅に関わらず、専属のホテルでも、数組のカップルが結婚式と
      披露宴を行いました。
      霧島連山が望まれるレストラン形式の披露宴会場は、100名程度の披露宴
      にぴったりで人気が高く、この日もこの会場で、2組の披露宴が開かれました。
      私は、最初の司会を担当しました。
      当然2組目が後に控えているので、時間通りに、いや、時間より早く終わって
      ほしいのが、ホテルスタッフの本音です。
      
      しかし、こんなときに限って色々あるものです。
      家族の企画で誕生日セレモニーが入り、大学時代の友人がまたまた・・長い余興。
      「殆ど時間が・・」・などとお客さんにアナウンスしたことのない私ですが、この日ばかりは
      あまりにもの長さに「多少時間がおしておりますから・・」、と、協力をお願いしました。

      が、アルコールが入り、なかなか言うことを聞いてくれない・・(>_<)
      だらだら長い余興・・一番喜ぶのは自分たちで、新郎新婦も
      退屈なモノだってあるのです。ハラハラしながら、見守ること、20分。
      なんとか30分の超過時間で、終了できました。
      終わった後は、会場のスタッフはめまぐるしい動きで、次の披露宴の準備に取り掛かっ
      ていました。
      「はぁ・・・疲れたぁぁぁ」
                      
                     
ウェデングケーキ 
                              2002-10-8
        結婚披露宴のウェディングケーキ、最近、生ケーキが多くなりました。
       ケーキ入刀時の写真は、多少寂しくなりますが、生ケーキは後でお客様に配れたり 
       ファーストバイト(入刀後、新郎新婦が互いに食べさせあう)も出来るし、
       また両親や媒酌人も入刀する、と、いったハプニングにも対応できます。

       真っ白なデコレーションのないケーキに、出席者がケーキ入刀までに、
       チョコレートやイチゴのペンで、二人にメッセージを書くケーキもありました。
       とても素敵なオリジナルケーキに、一同感動でした。


                 結婚披露宴費用
                                  2002-10-8
      単なる食事会と異なり結婚披露宴となるとなぜか、高い費用となるのが
      ホテルです。
      5%の消費税にサービス料が10%つきます。
      ホテルとしては結婚披露宴は、とてもいい商売のようです。。
      ウェデングケーキにしても、新郎新婦が入刀する場所は生ケーキだけれど、
      他はすべてプラスティック、それでも10万円前後と相当の金額となります。
      キャンドルや、卓上の花、お席表、すべて高い買い物となります。
      そこで、最近はパソコンを駆使し、自分で席表を作ったり、近くのケーキ屋さん
      生ケーキを依頼したり、ホテルを通さずに、用意されるカップルが多くなりました。
      ホテルによっては、持ち込み料というものを徴収するところもあるようですが、
      出来るだけ、自分たちで用意したら、かなりの費用が違ってくるようです。

    
                  あの手の方
                                     2002-8-25
      披露宴の打ち合わせに現れた新郎に、私は「ぎょっ・・」としてしまいました。
      「きゃーー・・こんな人にはどんな対応が・・・」と一瞬ひるんでしまいましたが
      話ている内に、そのヤ○○ぽい新郎も、サングラスをはずし、かんでいたガム
      を出し、まともに話に参加しホットしました。
 
      前にホテルのスタッフから聞かされていた披露宴のお客様に
      「あの手の方が・・・・」
      「全身刺青で、温泉に入れないとか・・」
      「手の指が3本ない」
      「夫人とあるのは、2号か3号か・・」
      という物騒な出席者の話でした。

      そして披露宴当日。
      マークしていた人は、映画で出てくるような雰囲気で、まさにヤ○○でした。
      その人が乾杯の発声になっていましたが、始まる寸前で変更になりました。
      「ワシが出たら、会場が汚れる」という理由でした。
     
     余興の時、新郎がどうしてもと、嫌がる親分を説得してカラオケを歌うことになりました。
     
げっ・・・マイクを持つ右手の小指がない・・・そして左手の小指と薬指もない・・
     ト゜スの聞いたハスキーな声で、せりふ入りのヤクザの世界の歌を歌いました。
     迫力のある歌でした。
    
     ホテルの支配人とチーフは、珍しく披露宴の流れを見ながら、この時間中、
     殆ど会場にいました。やはり、事が起きた場合を心配していたのでしょうか・・
     披露宴が終わり、見送る時、その親分に笑顔で「ご苦労様」と声をかけられた
     私でした。意外とやさしい目をしていました。

        
                     
 便り
                                       2002-8-21
       暑中見舞いや年賀状の季節になると、うれしい便りが届きます。
       司会の仕事を通じて知り合った新婚さんや、イベント関係者の方々から、
       はがきや子供の写真が届きます。
       昨日、届いた写真入りの残暑見舞いのはがきは、親の反対を説得し、
       やっと結婚できたカップルからでした。
       9ヶ月になったお嬢ちゃんと、プールで遊ぶ新郎の幸せな顔がとても、
       ほほえましく、心が温かくなる一枚でした。
       こんなうれしい便りは、私を力づけ、ますます仕事を辞められなくしています。


                       勘当の娘の結婚式
                                        2002-6-12

          娘のできちゃった結婚に反対し、その娘を勘当した父親が、孫の成長を影ながら見て、
          やっと気持がほぐれ、親戚への披露をしたいと、今回披露宴の運びとなりました。
          役所に婚姻届を提出しただけで、ちゃんとした結婚式を行っていない二人は、
          出席者を証人しての人前式を行い、色直しは1回でした。

          堅物の父親は、「ふしだらな娘」と、里帰りも認めず、どうしても用事があるときは、
          隣・近所の手前、夜間にしか出入りを認めなかったようです。
          どんな頑固な父親かと、多少不安がありましたが、当日会った父親はやさしい面差しで
          柔和な人でした。
     
     
          
終始、和やかに穏やかに披露宴は進み、終りの頃は、涙ながらにして娘の幸せを
          会場の皆さんにお願いされていました。
          やはり親子の絆は強く、情は深く、暖かな披露宴でした。

   
                    
                       BGM

                                       
2002-6-6

          新郎新婦のプロフィールを紹介するスライドや、ビデオが最近は多くなりました。
          子供のころから学生時代、そして二人が出会って・・と、写真がその様子を伝えます。
          この間に流れるBGMが、
浜崎奈津子の「誕生」が多くなりました。
          実はこの浜崎奈津子・・「なっちゃん」は彼女がCDデビューする以前から家族と
          知り合いです。
          デビューするに当たり、とても努力し、家の仕事も手伝い、とても感心なお譲さん
          でした。その時代を知っているだけに、応援したい気持が一杯あります。
          彼女の曲を聞きながら、仕事しているときは、とても嬉しく楽しく、
          将来もっと大きく羽ばたいてくれるように祈る気持です。


      
         子供の結婚式は両親の結婚記念日
                                       2002-6-1
         披露宴の当日、新婦の手紙から、その両親の結婚記念日が今日ということを知り、
         スタッフに連絡し、ウェデングケーキの入刀を両親も行うように企画しました。
         まず新郎新婦が入刀した後、両親を招き行いました。
         会場に盛大な拍手が起こり、両親の涙でゆがんだ顔があり・・
         突然で両親には戸惑いがあったようでしたが、とても喜んでもらい、
         後でインタビューした時は、顔を紅潮させて、お礼を言われました。
         新郎新婦だけでなく、1人でも多くの出席者が喜んでくださる披露宴をしたいと、
         常々私は思っています。
         が・・最近、ホテルの都合もあり、少しずつ難しくなりつつありますが、
         出きる範囲で、何とか努力したい思っています。


                        ストレス
                                       2002-5-19
         披露宴をスムーズに進行していく上で、会場スタッフとの連携はいうまでもありません。
         今回の披露宴での出来事。
         始まり早々の新郎新婦の紹介時は、本人たちと両家の両親を立たせます。
         そして、祝辞やスピーチの時は、「新郎新婦と両親は着席のままで・・」という断りを入れて
         祝辞を聞くようにしています。

         が、しかし・・・祝辞の時、会場の若いスタッフが両親を立たせました。
         そこで「着席して下さっても結構です」と両親へ案内したところ・・
         会場のスタッフは不機嫌な顔で・・自分が取った処置にケチをつけている・・
         といった具合の抗議の視線を送ってきました。
         第一に客を考慮した私の対応でしたが、それはスタッフには伝わらなかったようです。
         些細なことで、気まずい空気が流れましたが、厳粛な本番中の事、進行に追われて、
         そのスタッフと話すこともなく、時間が過ぎました。
         スタッフから送られたキツイ視線が、私の脳裏にいつまでも残りました。

         何回婚礼をしているの?私の着席の断りの案内は聞いていないの?
         お客さんは疲れるでしょう?と、責めたい気持で一杯の私・・
         
         こんな時、人を責めるのでなく、自分の対応を反省し、最良の策は何であったか・
         と考えると楽になると、夫は静かに話してくれました。
         しかし、仕事にストレスはつきものと、実感し疲れた一日でした。

                           芸能人
                                        2002-5-10
         テレビや映画で有名な芸能人の親戚の結婚式が時々あります。
         先日はジャニーズ事務所の「V6」の井ノ原君の親戚でした。
         残念ながら本人は、出席ではありませんでしたが、お祝い電報が届きました。
         かわいいプーサン電報でした。
         会場に彼のファンがおり、その電報を見せてと、司会席までやってきて、
         電報に頬ずりしていました。 (^w^)ぶぶぶ・・・
        
 
        
                     司会席
                                       2002-5-6

         私の仕事場です。左は電報です。祝い電報も楽しい可愛いキャラが増えています。
         クマのプーさん・ミッキー・キティーちゃん・筋肉マン・などなど・・
         最近はゴッホのひまわりの絵画が陶器になっているものもあります。
         そして進行表と、ペンライト、ボールペン、右手はチョコレートです。
         チョコは、疲れにも喉にも一番です。殆どが昼ごはんの時間帯の仕事で、
         食事を抜いて仕事していますから、昼ごはん代りになります。
         正面には、新郎新婦の名前と日付をいつも書いています。
         テーブルの下には、お茶かウーロン茶があります。

              

                    黒のおひき
                                  2002-4-28
                     

        最近、「黒のおひき」を着る花嫁さんが増えてきました。
        大正から昭和初期は殆どのこの黒のひきだったようですが、
        ここ最近、ブライダルの情報誌に掲載されてから、また復活の兆しがあります。
        
        しかし、この着物は高価で、着つけも特殊で、美容院もなかなかもっていないようです。
        私が入っているホテルの美容室は、芸能人や有名人の婚礼の手伝いもしているという、
        全国的にもかなり有名な美容室です。

        この日の花嫁も情報誌を見て「着たい」と、念願を叶えました。
        黒のおひきが似合い、とても綺麗な花嫁さんで、花婿さんは誇らしげでした。
        最後は花婿さんが感動のあまり、涙で顔がぐしゃぐしゃになるという印象深い披露宴でした。

             
             
ファッションモデルの花嫁
                                         2002-4-24
        花嫁さんの職業はなんと・・ファッションモデルでした。
        テレビや雑誌で活躍し、こちらの地方では顔の知れている方だったようです。
        打ち合わせの時の花嫁は素顔だったせいか、それほど美しいとも思わないでした。
        イスから立ち上がった彼女のスタイルはやはり・・抜群でした。

        本番の披露宴の日、白無垢のうちかけと、色うちかけ・・普通のお嫁さんでした。
        普通は、花嫁はしずしずと歩く方が多いけれど、人前で歩きなれているのか、
        足の運びが速く、入場時の音楽の、せっかくの生の笛の音が、
        妙にアンバランスに聞こえてしまいました。

        しかし洋装の花嫁は、歩く姿勢や、顔の表情、目の角度・・プロとしての一面が出ている
        のか、流石にドレスを着こなし、素晴らしいものでした。
        花婿は、坂元龍一を思わせるヘアースタイルと顔。
        お似合いのカップルのように見えました・・が・
        しかし、私の胸になぜか・・不穏な風を感じてしまいました。
        予感が当たらないように・・。       

        


                 
   赤の勝負パンツ
                                         2002-4-14
        縁起のいい日、縁起のいい道、縁起のいい食事、縁起をかつぐ人は色々な
         自分流の縁起を担ぎ、事に及ぶようです。
         私は司会の仕事の時、(前日に遊び過ぎな場合など)、体力に不安がある時や、
         今日は気合を入れなくては・・という仕事の時は、縁起を担ぐわけじゃないけれど、
         「赤いパンツ」をはいて臨みます。
         赤は元気をくれる色だとか・・それを教えられてから、時々、赤のパンツを着用しています。
         パンツ・・最近は、スラックスをパンツと称すますが、この場合は「下着」です。
         先日、買い求めたのはフランス制のレースつき・・といっても、人に見せるものでないから、
         自分が楽しいだけなんだけれど・・・。
         今のところ、その赤の効果はあるようで、疲労感もなく、仕事を終えています。
         二日酔いや深夜マージャンで疲れた夫にも、赤のトランクス、はかせてみようかしら・・・・
          (^w^)ぶぶぶ


                協力者たち
                                        2002-3-30
         結婚式をはじめとし、各パーティーでは、司会と、会場の担当責任者と、
         主役を導びく「先導者」が、一体となり、進行していきます。
         会場担当者は、式次第の流れと、料理の配膳のタイミングを考慮し、
         会場スタッフに指示を出しています。
         先導者は主役の世話や案内を行い、準備を整えて、主役をお客様の前へ導きます。
         司会は、二人のOKのサインを見て、会場に案内のアナウンスをいれます。

         この3者が上手くかみ合うと、とてもスムースな流れになり、内容も充実した
         ものとなります。この協力者達に助けら、私の仕事は成立しています。
         最近はホテル社員にも、不景気やリストラの波が押し寄せているようで、
         
いつも同じメンバーで進行できなくなり、私の疲労度は、増しています。
         

                美味しい仕事のはずが・・

                                        2002-3-21
         フレンチのフルコースの食事会の司会でした。
         一緒に食べながらコメントを適当に、詳しくは当日の打ち合わせで・・・・
         という、なんとも安易な依頼の仕事で、美味しく楽なつもり・・でした。
         
         世界三大珍味のファグラやトリフを使った料理もあり、
         仕事を忘れて楽しみにしていましたが、
         やはり・・仕事は大変なものと認識を新たにしました。
         
         開始時間、間際に進行表の変更が数カ所あり、席の前に支配人が座り、
         一緒に食事をし、支配人の話しにも耳を傾け、シェフの話しも聞き、
         進行の担当の営業の人と、打ち合わせを行いながら・・・・大変。
         終了予定時刻も、1時間近く遅れました。
         かしこまった式典と異なり、緊張感はなかったけれど、
         あまりに長い時間の拘束で疲れました。(午後4時30分から9時過ぎまで)
         しかし、全部しっかり食べましたが・・

  
                  
                      花嫁衣装

                                       2002-3-47
          最近珍しい「黒のおひき」の花嫁衣裳でした。
          数十年前は殆どこの花嫁衣裳だったらしい・・
          鬼ちりめんに、美しい花の刺繍があり、そして黒生地の絹が、高価なものと
          一目でわかる衣装でした。
          つの隠しとその衣装が花嫁に良く似合っていました。

          会場からは「わぁーー」「ぉぉっーー」と歓声とため息がわきあがるほどでした。
          デジカメを持っていきながら、新郎新婦の入場前に上映するスライドのトラブル
          でカメラを構える余裕がなく、写真を撮れななかったのは返す返すも残念でなりません。
          あまりに美しい花嫁が印象的で、花婿の顔が思い出せない・・
            

                    美味しい受賞パーティー

                                        2002-2-14
          会社経営の社長が大臣賞を受賞されて、その祝賀会が開催されました。
          300人くらいの参列者で、その社長の人柄と、パテイーを企画した発起人の
          力を物語るものでした。
          このようなパーティーでは、時々司会者にも食事の準備がしてあることがあります。
          この日も、嬉しいことに、私の席もあり、食事と飲み物、引き出物までありました。
          乾杯が終わった後、しばらくは食事タイムで、私も自分の席でゆっくまり食事を取りました。
          式典中に花束贈呈があり、贈呈者のスナックのママさんを
「○○町で美人として
          誉れ高いママ」
と紹介してあげたら、余程嬉しかったのか
          
「終わったら、是非、店に寄って」と頼まれて、私は、そのスナックで大いに歌い、
          スナックでも司会をするはめになりました。
          

                       
新郎は消防士さん
                                         
2002-2-00                

        新郎は仕事が消防士でした。新婦のカクテルドレス時は、消防士の制服を着用されました。
        このように新郎の職業により、制服を着られる新郎が結構多いです。
        自衛隊や警察、珍しいところでコックさんとか・・
        また部活や加入しているサークルが剣道や柔道ということで、その武道着で、という人もいました。
        会場が異なる雰囲気となり、またこれもいいものでした。


                   ドタキャン
                                               2002-2-17
       結婚披露宴を4日後に控えて、ドタキャンになりました。
       新郎19歳、新婦18歳。新婦のお腹には8ヶ月の赤ちゃんがいました。
       取材の時、二人の顔が曇り、元気がなく、質問にも答えない。
       そんな新郎と新婦に、スタッフは心配をしました。
       が、まさかドタキャンとなるとは、予想しないでした。
       どうなってしまったのか、気がかりでしたが、どうしょうもなく、
       ホテルのスタッフも、誰も何も言えないでした。
       
       と、いうカップルが2年後の今年、めでたく披露宴を迎えました。
       子連れの人前結婚式、披露宴で、お腹には二人目の7ヶ月の赤ちゃんがいました。
       当時危なっかしく見えた二人でしたが、しっかり子供の親としての自覚もあり、
       うれしい私でした。
       長年、気がかりだったドタキャンのカップルに、ほっとしたおもいです。




                
正視できない余興
                                           2002-2-11
        公務員の新郎さんの披露宴。「公務員・・」と聞くと、私たちスタッフは、
        ある程度覚悟します。それは結構崩れる披露宴になるからです。
        職場の皆さんの余興は「寸劇」と知らせが入りました。
        始まると、やはり予想どおり・・。卑猥な表現、エロチックな内容でした。
        見ないようにして、終わりをじっと待つ私・・・。
        もっとスマートな余興してほしいと思いますが・・・・・

          
                  
大合唱の披露宴
                                             2002-2-7
         新郎新婦は小学校の先生でした。
         披露宴に集まった友人は学校関係者と、新郎が大学時代、所属していた
         山岳部の友人達でした。
         前に述べましたが、学校関係者の披露宴は校長先生方の祝辞が長くなり、
         ホテルスタッフには、辛い披露宴が多いのですが、この披露宴の参列者は
         とても爽やかで、披露宴の流れもとてもスムースでした。

         友人のスピーチをしっかり聞きたいとの新郎新婦の要望があったので、
         セッティングを固めて行いました。
         静かに、参列者全員がそのスピーチに耳を傾けてくれました。

         また新郎の弾き語りのギター演奏に合わせて、新婦が歌った「花」
         その歌声は会場全員の歌声となり、大合唱が起こりました。
         ♪「いつの日か、いつの日か、花を咲かそうよ」♪
         新郎新婦を心から祝う全員の気持が会場一杯にひろがり、素晴らしい披露宴でした。


                   会場の雰囲気

                                      2002-2-7
        最近はジミ婚が多くなりましたが、ちよっと前まではかなり大人数の
        披露宴が行われることが度々でした。
        建設関係の仕事の新郎や、政治家がらみ、会社経営者の子供の結婚式など、
        数百人の列席者でした。
      
        列席者は、この披露宴を機に、営業活動を行おうという仕事がらみの人達が多く,
        乾杯の後は、名刺交換に徹し、主役の新郎新婦のことなど忘れて、スピーチは聞かない、
        席にはつかない、会場をウロウロし、ビデオ屋さんの邪魔をするといった具合で、
        私も時々不愉快な気分になったこともありました。

        世の中不景気風とともに、ジミ婚が殆どの最近の披露宴、身内だけで静かに、
        新郎新婦の結婚を心から祝ってくれる人達だけで、というのは、とても和やかで、
        美しいものがあります。

        
     
                   美味しい打ち合わせ
                                     2002-1-17
         結婚式、会社関係の式典、個人のパーティー、各種イベントなど、
        本番の仕事の前に、必ず司会者と主催者との打ち合わせが行われます。
        殆どの打ち合わせが、コーヒー・ジュース、またはお茶を飲みながら行われ
        ていますが、時々、食事付きでゆっくり打ち合わせが行われるものもあります。
        この2月半ばに予定されている個人の祝賀パーティーの打ち合わせは、
        会場となるホテルの一室で、食事付きの打ち合わせがありました。
        1回目は顔合わせということで、主催者と一緒に豪華な昼食をとりながら、
        殆ど雑談で終わりました。
        むろん費用はそのホテル持ちとなります。
        また28日に、2回目の夕食付きの打ち合わせが、行われると連絡が入りました。
        本当の意味の、打ち合わせの細かい事に関しての取材は、開催日の4.5日前
        になると思います。
        それまでにまだ1.2回の食事つきの歓談が行われる気配・・。
        こんな美味しい打ち合わせは、そう度々あるものではありませんが・・
        28日はどんなデイナーか楽しみな私・・


                神主さんのチョンボ
                                     2001-12-00
       神宮の神前で結婚式を挙げた新郎新婦がホテルに着き、
       それから披露宴が始まります。
       新郎新婦二人の世話かがりをしている先導が「神主さんが
       指輪交換を忘れてしまいました」と報告してきました。

       まあ神主さんも時々忘れものはあると思いますが、
       指輪の交換を忘れてしまったか・・と内心おかしいでした。
       他人の結婚式だから、おかしいなんて言えるのでしょうが・・。

       そこで披露宴の前に行っている披露の式の中で指輪の交換を行うことに急遽しました。
       参列者には、新郎新婦の要望で、二人にとって一番大切な皆様が見ている中で、
       行いたかったと、もっともな説明をしながら、うやうやしく・・
       媒酌人夫妻に手伝いを頂きながら、すませました。

       しかし、この神主さんの忘れ物が意外にも、参列者に受けました。怪我の功名でした。


             身体を重ねて?(-_-;)

                                          2001-11-00
        披露宴の流れの中で私のコメント・・「これからお二人は会話と時間、
        愛を重ねて・・」と時々入れています。
        ところが先日「会話と時間と
身体を重ねて・・・」と言ってしまいました。(-_-;)
        まあ夫婦だから身体も重ねるから間違いではないけれど・・。
        気がついて一人赤面する私。
        はたして会場の何名のお客さんが気がついたか・・。
        終わりまでお客さんもスタッフも、何も反応もなかった。
        やはり身体を重ねる・・普通のことなのか・・・
        殆ど司会のコメントは、耳に残らないのか・・・。残らないでほしい・・(^_^;)

     
     
          二日酔いの花嫁
                                        2001-11-00
      ホテルのスタッフが苦い顔で・・・「今日の披露宴の入場、遅れますよーーお。
                           花嫁は二日酔いでーーす」と・・。
      私・・・・・・・「ありゃまっ・・・」
      スタッフ・・・「独身最後の夜とかで、昨夜は徹夜で飲んだらしいです。
              で、もう大変でした」
      私・・・・・・・「どんなふうに大変だったの??何が・・・?」
      スタッフ・・・「神宮の神前結婚式場へ向う途中・・ゲロして・・」
      私・・・・・・・「えっ・・、じゃ・・・」
      スタッフ・・「だから和装の白無垢に・・、ゲロがかかり・・・
             白無垢じゃなくなってしまい・・」
      私・・・・・・「それで・・・美容師さんは??」
      スタッフ・・「もう・・真っ青でした。ものすごーーく、機嫌が悪いですよ・・」
      私・・・・・・「そりゃーぁ、そうよね・・・そして???」
      スタッフ・・「もう和装は体調が悪くて着られず、またホテルに戻り着替えて、
             ウエディングドレスで挙式行ったのですよーーぉぉ」
      私・・・・・・「神主さんもびっくりだね」
      スタッフ・・「僕もこんな人初めてです。新郎も両親もみんな、顔が引きつっていました」

      と、言うわけで、ドレスで神宮から帰った来た花嫁は、ゲロの後はすっきりしたのか、
      笑顔で披露宴を終えることが出来ましたが・・・。
      美容院の衣装・・保険はかけてあるのでしょうけれど・・なんとも・・。
      独身最後の夜を飲み明かして・・なんて男性の新郎には時々耳にしていましたが・・
      



               参列者色々

                                         2001-11-00
        新郎新婦の職業や、参列者の職業によって、披露宴の雰囲気が、大きくかわります。
        ちなみに、自衛隊さんや警察官、公務員と称される人が多い披露宴では、
        日頃の規律や固い職業から解放されたい欲求が高いせいか、アルコールが入り、
        リラックスしてしまうと、おおはしゃぎしてしまう人が多いようです。
        余興もカラオケといったような定番でなく、かなり並外れの力の入った寸劇やダンス・
        ゲームが多くなります。
        その分、私たちスタッフも一緒に楽しませてもらっています。
        しかし、たまには、正視できない出し物もあり、私もコメントに困ることがあります。
      

        学校関係者は祝辞が長いのが特長です。
        「今日は学校の先生だよ」とスタッフは、長くなるのを覚悟した口調になります。
        また近くにある大手企業の出し物も決まったモノがあります。
        栄養ドリンクをミックスした過激な飲み物を作り、新郎に飲ませたり、
        品質保証書らしきものを作り、新婦に渡したり・・新郎新婦の名前を使い、
        作文形式で御祝いの言葉を贈ったり・・・
        参列者の職業によって、会場の雰囲気が異なる面白いところがあります。

      
        
                      ミスプリント
                         
2001-11-00
      結婚披露宴の参列者は、受付で、まず「寿しおり・お席表」を受け取ります。
      そこには名前が書かれて、テーブルが指定されています。
      座る席の順番や名前に誤字脱字、間違いがないように、式場関係者は新郎新婦と、
      入念にチェックししています、が、間違いが発生することも、たまにはあるようです。

      一応、披露宴が始まる前に、全員のお客様に対して、「御席表に、間違いがありま
      したら・・お詫び致します」と、私は毎度コメントを入れています。

      ミスのあった日・・・乾杯の後、アルコールがすすみ、名前の印刷にミスのあったお客さんが、
      「オレの名前の漢字が違う。気分が悪い、支配人を呼べ」と、司会席でまくし立てられました。
      「申し訳ございません・・皆様に訂正のコメントを入れます。漢字はどのような文字で・・」と、
      低姿勢で答えていた私でした。
      「君の顔は、笑っている。反省の色がない」と、またしても、カンムリでした。
      あげくの果て、司会席をコブシで叩き、怒鳴り出した。
      「このホテルは・・けしからん」「全てにおいて・・間違いが多い」などと、もう後は、はちゃめちゃに
      なってきました。
      この間、私は頭を下げ続けていました。

      新郎の親戚筋の人で、新郎の両親も入り、やっと収集がつきました。
      矢面に立つ私に苦情が来るのは当然であり、誤りを訂正し、それを納得して貰わなければな
      らない訳ですが,「顔が笑っているとか、反省の色がない」と、言われて、
      その夜は、鏡で神妙な顔の研究をする私でした。
      このミスプリントは、新郎新婦がおじさんの名前を間違っていたものでした。


             
夫婦の力関係
                  2001-11-00
      結婚後数年で夫婦の力関係ははっきりしてくるが、司会打ち合せの時に既に、
      それが顕著に表れるカップルがあります。
      和食職人の板前さんの新郎は、ぐんぐん引っ張る亭主関白タイプの人でした。
      寄りそう新婦は、「話していい?」と新郎に許可を貰いながら、自分の希望を私に
      伝える人でした。
      しかし、「それは、やめようぜ」と新郎に途中で却下されると、素直に「そう・・・」と
      静かに納得する人でした。

      また逆に「あなたは恐いから、話しはあなたが進めて・・」という気弱な新郎もいます。
      新婦にバンバン肩を叩かれても、笑っている顔がなんとも・・・。
      彼女と結婚できて、もうこれ以上の幸せはない、といった感じで、終始デレデレの
      新郎。まあ惚れた弱みで、もう完全に尻にしかれていました。
      こんなパターンも、また微笑ましく、スタッフは嬉しいものです。


           立派な新郎
                      2001-11-11
      できちゃった結婚が多い最近のカップルですが、今回も新婦はお腹に赤ちゃんが
      いました。
      当日の体調をスタッフは一番心配し、披露宴の流れも、新婦の体調により変える
      事もあります。
      新郎が、新婦の身体に気を配り、話しかけている様子がとてもほほえましく、私たちにも、
      清清しいものが伝わってきました。
      特に支障なく、披露宴も結びを迎えることが出来ました。
      最後の新郎新婦のお礼の言葉では若い新郎が「○○子のお腹には、新しい命が
      あります。僕はこの子供のために、恥ずかしくない父なり、豊かな人間となります」と、
      堂々と決意を語ってくれました。
      舞台に一緒に並んでいた新郎の両親、新婦の両親、とても感慨深い思いで聞き入っ
      ていました。
      新郎の父の顔は、涙でくしゃくしゃになっているのが印象的でした。
      この新郎、プロ野球のセリーグで大活躍した某ピッチャー(200勝利投手で名球会入り・
      現在1軍のピッチングぐコーチ)の甥っ子でした。
      22歳という若い新郎でしたが、さわやかで、優しさ溢れるステキな男性でした。
      ホテルのミーハーのスタッフは、「あの○○投手の奥様は、どんな人?」と覗きにきてい
      ました。
      以前、同じできちゃった結婚で、新郎が嫌嫌ながら、結婚したカップルがいました。
      とても新婦に気の毒な思いと、不安がよぎった私たちでした、
      やはりほほえましいカップルでいてほしいものです。



       韓国の花嫁さん     

                 2001-11-3      
       新郎は日本人。新婦は韓国のお嬢さん。形式にこだわらない式がいいと、
       高原のペンションのレストランで人前式と披露宴を行いました。
       最初はウエディングドレスを着てケーキ入刀。
       
       最初のお色直しで、韓国の民族衣装の「チョゴリ」で入場しました。
       会場は殆どの人が日本人で、チョゴリを初めて見る人が殆ど、
       その鮮やかで、美しい衣装に歓声が沸きました。
       韓国の花嫁が着るというピンクのチョゴリに、色鮮やかな飾りが肩にはありました。
       私も初めて目にして感激。
       
       その次の色直しも「チョゴリ」、自前のチョゴリで、濃いブルーに、衣装全体に
       白の刺繍が施された、それは美しいものでした。
       やはり自分の国の衣装、ひったりと身体に馴染み、着た人を魅力的にする
       モノがあると実感した披露宴でした。
       私も和服をもっと着ようっと・・・
        

       高価なドレス

                  2001-11-4
         情報にするどい最近の若い人達。ブライダル情報誌を片手に、美容室と衣装について
         話しを進める人も多いようです。
       
         この日の新婦のドレスは、情報誌の表紙に掲載されているもので、
         「それは・・・それは・・・高そう・・・・」なウェデングドレスでした。
         そしてその次に着用したカクテルドレスも、その情報誌の中から選んだ一品。
         真っ赤な豪華なドレス。
         
         司会打ち合わせの時は、普通のお嬢さんだったが、本番は美容室の手腕か、
         とても美しい花嫁にしあがり、そのドレスがばっちり映えて会場のため息を
         誘うほどでした。
         確か、打ち合わせの時、「すこしでも太ると、ドレスが入らなくなるんです」と、言っていた
         花嫁でした、きっと、太らない努力を必死に、したのだと思います。



         両親もケーキ入刀
          新郎の両親は、32年前に結婚しました。当時はケーキ入刀は殆どなかったらしく、
          今回、息子の披露宴で新郎新婦が入刀し終えた生ケーキのウェディングケーキに
          両親もケーキ入刀を行うことを企画しました。
          
          むろん、この事は両親には内緒にしておき、当日、その場面。
          両親をケーキの場所に迎え、説明し、いよいよ、両親のケーキ入刀。
          驚きながらも、照れて熟年の夫婦が BGMにのせて入刀となりました。
          静かなしっとりした音楽が効いたのか・・涙ぐんで二人で感慨深い面持ちの両親でした。
          
          会場のお客さんからも拍手喝さいを浴びて、とてもステキな雰囲気が会場を包みました。
          席へつかれた両親へ、インタビューに行った私でしたが、お母様の感動の涙は止まらず・
          声を聞く事は出来ませんでした。  つい私もホロリ・・。



         
花嫁は看護婦さん?
          披露宴も結びの時間。舞台の上で、新郎新婦が両親へ花束を渡し、感動のクライ
          マックスを迎えました。
          母親は大きな花束を受け取り、父親はポケットに小さなコサージュをさしてもら
          いました。
      
          その時、突然・・・新婦の父親が舞台の上で、「ドタンー」大きな音とともに、
          倒れてしまいました。
          会場の父の弟というおじ様は「救急車を・救急車を呼んでぇぇ・・」と声を張り
          上げていました。

          ホテルのスタッフが機敏対応し、私は冷静に「ご安心下さい・・スタッフが・・・」と
          コメントを入れながら、ふと、新婦を見ると、平然として父親の倒れている様子
          を見るでなく、なんら驚きのない変わらない顔で、冷たいとさえ思える表情で
          正面を見ていました。
          「えっ・・彼女確か看護婦さんだったはず・・」
          妻であるお母さんも、平然・・・。

          その原因はすぐに判明しました。
          お父さんはお酒を飲みすぎると、足が立たなくなってしまうらしく、
          娘と妻は、「またか・・こんな時・・」 と、いう結末でした。
          お客さんを見送るお開き口で照れているお父さんが、
          何かしら気の毒に思える披露宴でした。
        
 娘が嫁ぐ・・飲まずにいられなかったのでしょうね。


       
 しっかり者新夫婦
         司会打ち合せの途中、ホテルのスタッフに、急ぎの要件があるらしく、
         打ち合わせを一旦休みにして、ホテルとの話しあいに入った新郎新婦でした。
         
         その話しに、耳を傾けて見ると、料理の値段を下げたいとのと。
         電卓を取り出して、「海老はいりません、そうすると幾らになりますか? ここを
         押さえると私たちの新婚旅行の旅費が捻出できるので・・」と、話している。

         たしか新婦は銀行に勤務の人だった。むっむっむっ。しっかりしているぅ・・・・と
         思った反面、空しいカップルに見えてきた。
        
 

       
腰痛勃発
        
うっぅぅぅぅ・・持病の腰痛が勃発し、それでも依頼のあった仕事は這ってでも行
         かねばなりません。
         専属になっているホテルは車で40分。
         前夜に夫婦喧嘩をしてしまったから、夫に車の運転を頼むのもしゃくだし・・。

         なんとか運転しホテルに到着。しかし、駐車場から会場は遠い・・(хх)、
         普通私たちのような「外注」と呼ばれる人たちは、ホテルのお客様が停めない
         遠い場所に車を止めるのが常識となっています。
         ゆっくりゆっくり歩き、痛み止めの薬を飲み、コルセットで腰をかばいながら、
         やっと会場に入りました。

         状況を察したスタッフが、日頃は絶対にないイスを司会席に持ってきてくれました。
        
ありがたい・・・ううっ・・やはり・日頃の人間関係を大切にしなくちゃ・・
         どんな体調でも受けた仕事は、こなさないといけないと覚悟しています。
         ひょっとしたら母の死に目にも会えないかも・・と思っています。