梅雨明けとなり  7-18
今だ梅雨明け宣言はないが、空を見上げると青い空に白い雲が流れ、夏の空が見える。もう梅雨は明けただろう。
暑中見舞いが始まる時期は、お中元の時期となる。
顧問先には食品の会社が数社ある。味噌屋、肉屋(3件)、お酢屋、業務用スーパー、ケーキ屋などがある。
その会社からこの時期は、何個がお中元を買い、知り合いや取り引き先に配るのがいつもの夏だ。

先日は夫の大学の後輩の弁護士さんが「太陽の卵・・マンゴー」を届けてくれた。なかなか自分では買う事はない高価な果物。
まだ食べずに冷蔵庫に入れてあるが、油断すると食べる時期を失う危険がある。そろそろ出して様子を見てみよう。
もらってばかりいるわけでなく、この人にも、このマンゴーの価格に相当するモノをお返ししなければならない。
例年は顧問先の肉屋さんのサーロインステーキを送っている。今年もその予定だ。

またお酢さんからギフトを3万円くらい買うのが常。事務所に来てくれた人たちに、差し上げている。
もう一つの肉屋さんからは、子供たちやお客さんに、お肉のセットを送り、もう一つの肉屋さんでもいくつか買い、知り合いに送っている。

明日は友人とミニ温泉旅行に行く。友人の誕生日に合わせて毎年行っている楽しい行事で、ごちそうを食べて温泉に入り、ホテルで一晩過ごし、
夜を徹して二人でしゃべる・・・しかし、年々しゃべる時間が短くなっている。体力の衰えか、翌日に堪えるので早めに休むようになった。
翌日の朝は喫茶店でモーニングを食べて、近場を買い物などしてミニ温泉旅行は終わる。
いつまで出来るか・・毎年この話題が出るが、まだまだ続けられそうだ。


                                         多忙な時期が終わり・・7-6
                                      

6月から7月はうちの業界では、一年で一番多忙な時期である。6月末までに労働基準監督署に、7月10日までに日本年金機構へ提出しなければならない書類がある。
今や全ての業務が、電子申請で行われる事が多くなり、公的機関へは紙の提出でなくネットを介して行うようになった。
しかし、これまでやってきた作業、紙の提出は、全て理解しているのでいつものように・・と言うやり易さがあった。
パソコン上で電子申請する手間を考えると、アナログな方法が早い場合もある。
アナログと言っても、パソコンに強い娘が計算式を入れたソフトを作ってくれて、それを利用し書類の作成を行っていた。アナログとは言い難いが。
聞けば、電子申請した場合、書類の確認をする時、監督署や年金機構は人手が少なくていいらしい・・。DXの推進か。
と、まあ電子申請を含み、紙提出の書類作成を90%終えてほっとしている。

久しぶりの青空が眩しい。10日までに短歌を一首、13日までに2首作らねばならない。
作ろうとペンを持ち紙に向かうと、なぜか不思議に短歌が出来る私。
「出来ない・・」と苦しむ時期もあると聞くが、今だその苦しみはやってきていない。
さて。そろそろペンを持つかな・・。

                                   梅の季節  6-20
                               

梅の季節がやってきた、と言うより、すでに過ぎていた。
6月になると、我が家の梅も収穫する。去年までは梅の木が二本あったが、昨年一本切ったので、収穫する梅が少ないのを
すっかり忘れていた。何とか収穫したのは2キロくらいの梅で、シロップ漬けが1瓶出来ただけだった。
毎年、梅ジャムを多量に作り、冷凍し長い間、ヨーグルトに入れて楽しんでいる我が家。

昨年は、友人が10キロ以上、持ってきてくれてジャムや梅酒を作る事が出来た。
その友人に「今年も梅がほしいのだけれど、ない?」と聞くと、
「今頃、何言っているの・・。もう全部人にあげちゃったよ・・何も連絡ないから、梅はあると思っていたよ。」と言う。
しまった。と気づいた時は、かなり遅く、梅の時期は過ぎていたようだ。

困った事になってしまった。今年は梅ジャムが作れない・・。シロップ漬けもしたかったのに・・。
お店の店頭を覗くと、時期を遅くした紀州の南高梅が1キロ780円で売っていた。価格が高い・・・仕方ない。これを買いジャムを作るしかない。
ちまちま1キロの梅ジャムを作っている処に、野菜市場に顔の利く、Tちゃんがやって来た。
早速、彼女に市場で10キロくらいの量を探してもらうことにした。高いだろうな・・しかし、仕方ない。

2日後、Tちゃんから、「明日朝、もぎたての梅が手に入るからね。」と電話連絡があり、ほっとした。
彼女から届いた梅は、なんと彼女が友人の家に行き、友人宅の梅の実をちぎってきてくれたもので、20キロくらいはあった。
代金は、友達の家の梅だからいらないと言う。望んでいた梅は手に入り、お代はいらない。なんとも申し訳ないが、ありがたい。

新鮮な綺麗な梅で、梅酒、シロップ漬け、ジャムをふんだんに作る事が出来た。
Tちゃんには、どんなお礼をしたらいいものか・・。

写真は梅ジャム作成中と、隣の人にもらったスモモで作ったスモモ酒。
私はアルコールは飲めないが、果実酒を作るのは好き。家には梅酒、ビワ酒、スモモ酒、朝鮮人参酒がある。飲むのはもっぱら夫。

                                   タケノコ   6-15
                                      
6月の雨に濡れ、我が家の山では大名竹がニョキニョキ生えてきた。明るい時間に収穫している。
明るい時間でないと、猪に遭遇する危険がある。聞けば大名竹は、猪の好物でもあるらしい。
山を歩くと、あちこちに猪が出没した跡が見られる。土を掘り、タケノコを剥き食べている。

収穫したタケノコを友人宅へ届けている。
先日、友人宅での会話
 私 「猪に襲われないように、明るい時間に山へ行くのよ。それでも怖いよ~」
 友人の夫 「大丈夫だよ。猪もババアは食べないから・・食べても、不味いって吐き出すから・・心配ないよ・・」
何でも言い合う私と友人夫婦。いつも笑いが起きている。この日は、友人の夫のお尻に、一発ケリを入れて帰った。

大名竹は、天ぷらにしたり、卵とじ、豚肉と炒めたり、お煮しめにしたり・・味噌汁も絶品だ。
日持ちがしないので、収穫した日に利用している。
美味しさを知らないのか、食べる処が少なく、皮のゴミが出るので嫌だと、いう人もいた。むろんその人には差し上げていない。


脳梗塞で身体が不自由になった会社会長の友達がいる。
彼も大名竹が好きで、この季節になると、私は自宅を訪ね届ける事にしている。
現役時代は、厳しい頑固な会長だった。仕事もバリバリこなし、会社をどんどん拡大して行った。
しかし、病の身となり、近づくの人も少なくなり、寂しい生活をしているとも聞いた。
すぐさま、お礼の電話がきた。元気な声で、ほっとした。


                                 93歳の友人 6-12

                                              

私には93歳の友人がいる。昭和4年の生まれだから、今年94歳になる。
財部の短歌会で知り合った 。とても90代とは思えない容姿で、背筋はすっと伸び、お化粧を綺麗にし、ファッションにも気を配り、話す言葉も
明解で、少しも老人を感じさせない人だ。
昨日、彼女の一人暮らしの住まいを訪ねた。
突然、訪問したにも関らず、綺麗に部屋は片付けられており、彼女はいつもの笑顔で出迎えてくれた。
短歌の積もる話を、1時間以上は話しただろう。
彼女の口から出てくる言葉は、いつも前向きだ。ふっと、本棚を見ると、大きな文字で、「長生きの秘訣は、楽天的な気持ちで」と
書いた紙が貼ってある
なるほど、彼女らしい。だから、こんなに元気で明るいのね、と納得する。
一人で暮らしているから当然、買い物、食事から洗濯、掃除と全て自分で行う訳だけれど、時々、隣町にいる娘夫婦が訪ね、手伝いをしてくれるとも語った。
「娘夫婦だけでなく、周りの人たちに支えられているのよ」と明るく笑っている。

カフェオーレ―のカップをお茶たくに載せ、塗物の菓子器にお菓子を載せて出してくれた。
最近、なかなか菓子器まで用意して、接客しなくなった気がする。
私の母の時代には、菓子器は普通だったような気がする。我が家にも、塗り物の菓子器やお茶たくがあるが、使う事が少なくなった。
兄夫婦が来た時に、緑茶を出す時に、お茶たくを使うくらいだ。

自分の近くに、このような理想とする友人がいる事は嬉しい。励みになり指針となる。
こんな風に年齢を重ねられたら・・と多くの人が思っているだろう。
彼女の笑顔に、元気をもらい帰宅した。


                                        梅雨入り  5-31
                                    
                                       
南九州も梅雨入りした。春の季節の短い南九州は、突然夏になる。昨日の気温は30度を超えた。早速、エアコンが稼働している。

自宅で、しまい込んでいた机を出して、兄にもらったノートパソコンを置いた。なかなかいい感じ。ついでに部屋の模様替えもしてみた。
何か書こうかと思う時に、すぐにパソコンに向かう体制作りをした。もっと早く行っていたら・・。
パソコンに依存して20年くらいになる。
手書きで文章、手紙を書くことがなくなった。便利さを体感してしまうと、こうも楽な方向へ流れて行くのか‥。私は弱い人間だ。

チャットGPTという、なんでもチャットで教えてくれるというAIが現れた。
今後、どうなるのだろうか・・すでにフェイクニュースも流れたと海外の報道があった。
下記はネットの説明。

ChatGPTは米新興OpenAIが公開した自然な文章を生成する人工知能(AI)。
2022年の公開以降、質問に答えて自然な言葉で文章を生成できることで注目されています


ChatGPTでは、非常に高度な内容を含む文章まで生成可能です。
しかし、もととなる情報は過去にインターネット上に存在した情報であること、さらに事実かどうかよりも単語の出現頻度や相互関係を考慮して文章を
作成することなどから、正確ではない回答を返す可能性があります。
学習するデータには最新の情報が含まれないため、直近の出来事に関する質問も苦手です。
また、与えられたテキストの意図を完璧に理解できず、期待した回答とは異なる回答をする可能性もあります。

そのため、生成された文章を鵜呑みにせず、自身で内容の真偽を確認することが必要です。

と、あった。内容の真偽の確認を自身でする。どんな方法があると言うのか・・。それを学ぶ必要がありそうだ。


                                      五月の風  5-16
                                  
五月の爽やかな風の季節となった。
この月は短歌結社にエッセイを依頼されたり、20首テーマを決めて短歌を作ったり、この四月に先輩が、文化協会から表彰状を授与されて、
その様子の記事を書き、写真を撮ったり、と、書き物が多くなっている。
嬉々として行っているが、内容には自信はない。
仕事場のデスクトップのパソコンで文章を作っているが、自宅にはパソコンがないので、文章を書くとなると手書きになる。
土曜日、日曜日に手書きの文章を書こうとすると、編集も面倒で文章が進まない。パソコンに100%依存している私。
仕事場の、使われていないデスクトップのパソコンが二台あるので、それを自宅へ・・とも考えていた。
その事を兄に話したら、ノートパソコンのおさがりをくれると言う。ありがたい。

ゴールデンウイークは、なんとかウニを食べられた。
ホテルを早めに予約し、静かな田舎のホテルが取れた。部屋は広く、温泉がついており、朝食付きで一人6000円と驚く程の安価。

夫はこの町、阿久根の繁華街で、飲みたいと言っていた。
ホテルのフロントで繁華街の場所を聞くと、なんとこの町には繁華街はないと言うではないか・。又しても驚き。

町をブラブラ散歩し、飲めるようなお店を探していると、銀行の前に銀行員らしき人を見かけ、夫がお酒が飲めて、ウニが食べられる場所を聞いていた。
さすが、町の銀行員、いい寿司屋さんを教えてくれた。その店に入ると、感じの良い寿司屋だった。
お目当てのウニもちゃんとあり、地元産のミョウバン処理のされていない美味しいウニだ。
海辺の町は、やはり魚が美味しい。刺身の盛り合わせや魚の煮つけ、塩焼き、と注文した。
満足な夕飯を終え、ホテルに戻り、温泉に一人静かにのんびり入った。こんな時「極楽・極楽」と言うのだろう。

のんぴりと過ごしていたが、今月末までという締め切りの原稿がまだ半ば。また20首の短歌の締め切りも迫っている。


                                        連休始まる   4-27
                                   
29日から大型連休が始まる。といっても特別予定はないが、せめて・・という夫のために、近場に一泊の計画を立てた。
鹿児島の薩摩半島の北に阿久根という町がある。この町は毎年、ウニ祭りを行っている。
数年前に行ったが、観光客が多く、ウニを出すお店の前には長蛇の列が出来ており、結局、ウニは食べられなかった。
今回、リベンジではないが、ウニを食べに行こうと、夫が言うのでホテルを予約した。夫は自分でそれほどウニを好きな訳じゃないが、私がウニを好きだから、
一緒に行こうと言ってくれているのだろう。
まあ、どこかに、連休一日くらいは行きたいのだろう。どこへ行っても人が多いけれど・・。
コロナが少し収束に向かっていて、みんなの欲求が爆発するのだろうなぁ・・。
しかし、この連休中は旅行支援は効かないらしい・・。ちぇっ。


                                       ラーメン あれこれ   4-12
                                     
   
 簡単な昼ごはんとして人気のラーメン。鹿児島も黒豚を使い、豚骨スープのラーメン店は多い。
 3月末に行った福岡も、博多ラーメンで、色々な有名店があるようだ。
 一度は食べてみたい・・という事で、娘の家族全員と、福岡でランキング1位らしいという「一蘭」という店に行った。
 私たちも昼前の11時半くらいに並んだが、その時は、すでに10名くらい店の前に並んでいた。
 店の中は一人一人仕切りがあり、隣の人とは会話出来ないようなカウンターが、横にずらりと並んでいた。
 ラーメンを食べるのに集中するように・・という店主の思いらしい。一杯1000円近い値段。
 運ばれてきたラーメンは・・・まあ不味くはない。美味い部類だろう・・という感想。チャーシューが美味しくない。
 もう一度行きたいか・・と問われたら「NO」だ。
 去年、福岡空港で食べた、有名店のラーメンのチャーシューも不味かった。
 夫が言うには、福岡のチャーシューはなぜか不味いらしい。

 いつもラーメンを食べる時は、都城で顧問先のラーメン屋さんへ行っている。ここも有名で、ネットで都城の美味しいラーメンで検索すると
 一番に出てくるのが、この店「いってつ」ラーメン店。
 どんな時間に行っても、店の前には行列があり、待合室もある。
 ラーメンの好みは、人それぞれと思うが、私はここ「いってつ」のラーメンが一番美味しいと思う。細めんで豚骨スープ。
 チャーシューは特に美味しい。福岡の人に食べさせてみたい・・。
 このチャーシューの入った餃子も美味しいので、毎回、注文している。

 と書いていると無性にラーメンが食べたくなる。むろん「いってつ」のラーメンが。


                                        福岡へ 3-30
                               
           
 娘の家族の住む福岡へ、1年ぶりに出かけた。孫の高校受験も終わり、志望校に合格したのを機に、夫と出かけた。
 前回は鹿児島空港から飛行機を使ったが、高い場所が嫌いという夫のために、新八代まで高速道路を車で走り、新八代から新幹線で
 1時間足らずで福岡に着いた。実質、家から2時間30分くらいで、福岡に到着した。
 初めての九州新幹線は快適だった。
 成長した孫は、私の身長を越していた。
 写真は翌日に行った宗像の海岸。宗像に大きな道の駅があり、一度は行ってみたい場所だったので、娘の運転で行った。
 お昼をみんなで食べて、海岸で散歩した時のものだ。孫の写真。
 道の駅は噂通り、色々地元の産物が揃い、中でも新鮮な魚介類は多かった。
 夜は娘婿を交えて会食。まあ・・にぎやかな事。よく食べる事。しゃべる事。
 小学6年生になる孫と、どうやら私は性格が似ているらしい・・。自分で気づかないが、根性があるとか・・しつこいとか・・お調子者とか・
 楽しい2泊3日の訪問中、深夜に娘との会話の中で、珍しく娘が愚痴をこぼし、その聞き役となった。
 嫁いだ先の嫁としての愚痴だったが、たいして深刻なものでなく、ほっとした。
 順調に孫たちも成長し、素直に育っている。これは娘夫婦に感謝したい。



                                      春到来  3-28
                                  
ホームページの話題も少なくなってきた・というより、日常の生活が単調で刺激のない日々であると同時に、年齢のためか・・
心を動かす事が少なくなってきたのだと思う。
でも、昨日、短歌結社のにしき江の歌碑祭りに出かけた。
我が家から2時間くらいの距離で運転に多少疲れを感じたが、なんとか無事にお祭りのある場所、鹿児島の西に位置する谷山
に到着した。
にしき江を創刊された鶴田家の先人の歌碑が3体ある。初代の海南氏とその妻のさえ氏の歌碑か比翼になっており、その隣に2代目の
正義氏の歌碑があった。創刊されたのは大正3年で109年の歴史を持つ結社である。
静かな烏帽子岳神社の一角に、歌碑がならんでいた。遠くに穏やかな海が広がっている。
私は遠くからの参加で、初めて場所だから早めに家を出たら、なんと2時間弱で到着した。
すでに着いていた二人の人と、周辺の掃除を始める事にした。
歌碑を雑巾で拭き、周りの草取り、落ち葉をほうきで掃き集めて、綺麗になったところで参加者がボチボチ集まってきた。
参加者は予想より、はるかに少なく13名だった。
ここ数年はコロナの影響で、この行事を中止したていたせいかもしれない。
歌碑の前で簡単な式典が行われ、それぞれが花を手向けた。主幹が朗詠すると、その伸びやかな声は、先人を呼び起こすかのごとく、周りを包んだ。
きっと届いただろう。そして、主幹の吹く龍笛は美しい音色で、厳かな雰囲気の式典となった。
その笛に呼応してか、ウグイスが鳴き始め、なんとも清々しい。
式典の後は場所を異動し、海辺の美しい喫茶店でお茶の時間となった。
やはり、話題は短歌にまつわる言葉ばかりで、楽しいの一言だった。短歌が出来ない悩み、連作の楽しさ、海外から短歌を提出した折、締め切り日に
時差を利用したという話・・などなど興味深々の話。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、帰路に付くことになった。

桜が満開である。都城には南九州一と言われる桜の名所があり、毎年桜祭りで、この季節は賑わっている。
桜名所の延長線上に、私の通勤路があるので、毎日、桜の花見をしながらの通勤である。
車だから、静かに立ち止まり桜を眺める事は少ないが、はらはらはと優しい風に揺れて、散る桜は美しい。
さくら・・日本人の心を捉えるこの花は、なぜにこんなに美しく儚いのだろう・・。


                                           星の接近 3-1
                                      
 ホームページの更新がなかなか進まない。訪問者も少なく閑古鳥の鳴いている部屋で、自分の日記みたいな感覚で、ボチボチしているが、
 今回はかなり長い間ほったらかした。
 その理由はある。
 2月から3月までは確定申告の時期で、税務署に提出する書類と格闘していた。
 国税庁のホームページからネットを使い申告の書類を作っているが、今年は国税庁が提示している様式が少し異なる。
 少しの違いで、まごまごしてしまうのは、まあ・・歳のせいかもしれないけれど、少し戸惑いながら行った。
 やっと3月1日に提出の運びとなり気分爽快。ふう・・。
 久しぶりにホームページビルダーを開いて、夕べの木星と金星の接近の写真を載せる事にした。
 一眼レフカメラは、やはりちゃんと写す。
 西の空にひときわ輝く二つの星は、とても綺麗でうっとり、寒空の中、一人でうっとり星を眺めた。
 この夜は、友人とディナーへ行ったり、他にも幸せな時間を過ごした日であり、この星の輝きも心に残った。

 孫が今年、高校受験を迎えた。私立は先日受験し合格したと連絡があった。
 本命の公立高校は来週試験があり、それに臨むらしい。高校を決める段階で、娘の家族も本人も、なかり悩んだ様子だ。
 レベルの高い有名高校にも入れる判定だったらしいが、入学してから真ん中辺りでヒーヒー言っているより、一段階レベルの低い
 高校を選んだようだ。
 のびやかに高校生活を過ごし、好きなピアノも弾けて・・という理由らしい。
 いい選択だと思う。どこの高校を出たか・・というのが世の中では全く話題にも問題にもならない。大学となると、そうではないが、
 どんな人生を自分が納得し歩いたか・・が一番だろう。
 頑張っている孫に手紙を書く事にしたが、これ以上頑張れとも言えない。ただ落ち着いて、体調良く受験出来るようにと祈るのみだ。


                                           大寒    1-25
                                                
  20日の大寒から5日目、大寒波がやってきた。24日の夕方から風が強く、気温がどんどん下がってきた。
  職場から帰る頃には、雪が舞い風も強くなってきた。
  温かいとされている南九州も外気温3度だった。仕事場の都城は、盆地になっているので寒暖の差が大きい。
  住まいの財部は高地なのでとにかく寒い。そして我が家は、築70年の古民家で天井が高く、夏はこの上なく過ごしやすいが、冬場の
  寒さは大変なもの。
  大寒波が襲った昨夜は、居間にはエアコン、ファンヒーター、ストーブ、ホットカーペットを稼働させ、台所はファンヒーター、トイレには
  セラミックヒーター、家中の暖房器具を稼働させて生活した。
  が、室温は18度くらいにしかならず、寒がりの夫は「寒い・・・寒い」を連発していた。

  朝、庭と道路が一面の雪景色となっていた。
  台所の水道が出ない。「えっ・・・・・」お風呂場は水もお湯も出る。トイレの水は出るが、洗面所はお湯しか出ない・・
  場所によって水が出ない。
  一番肝心な台所の凍結の断水は困った。よって朝食の準備が出来ず、パンとコーヒー、ヨーグルト、バナナで終えた。
  お昼を過ぎでも台所の水は出ない・・外の水道は出始めた。
  しかし、肝心な台所が出ないのでは、今夜の晩御飯が作れない。

  仕事場へ向かう自宅前の道路は凍っている。車もほとんど走っていない。しばらく様子を見て仕事場へ行く事にした。
  夕ご飯は、近くの生協で惣菜を買って帰るしかない・・。
  どうぞ・・帰った時には、台所の水が出ていますように・・と祈る。


                                      新年となりました。  1-11
                                    
 2023年が明けました。どんな年にしたいか・・どんな目標を立てたか・・、11日も経過しているのに、まだ未定。
 やっと昨日、近くの神社に事務所のお札と、交通安全のお守りをもらいに行って来た。
 年末年始は、孫の高校受験があるとかで、帰省する娘の家族もなく、のんびりと夫と過ごした。
 あまり暇なので、30日と1日は事務所に出て、仕事らしい事をしてしまった。暇な時間の費やし方を考えなくては・・

 上の写真は今年のおせち。
 2年前まではお客さんから、おせちを買わなくてはならず、豪華なおせちが我が家にはあったが、今は、手作りのおせちで、かなり
 経済的になっている。
 伊勢海老はあっても食べなかったので、小さな赤エビをバターで炒めて、数の子は夫の痛風に良くないのでなし。
 鯛の塩焼きも食べないので、夫の好きなサバの塩焼きにし、キンカンは我が家の庭のものを煮た。他は金時豆、里芋、干し柿、紅白なます
 ヤリイカを煮たものと、サバの昆布巻き、地鶏の塩焼き、黒豆、さつま揚げ、ぶりの照り焼き、紅白かまぼこ、梅グラッセ、昆布佃煮、柴漬け。
 買ったものは黒丸とかまぼこ、さつまあげ、柴漬けくらいかな・・。
 少ししか作らなかったので元旦に全て消費出来た。

 
                                    台風見舞い&忘年会  12-14
                                       

 コロナが、また8波とか広がりを見せているが、経口薬が開発されたり、インフルエンザ並みの5段階に引き下げられるとかで
 少しは気が楽になった。

 今年の台風14号で、被災した知り合いがいる。家屋が床上1.5メートルまで浸水し、家具、電化製品が全てダメになり、現在、家のリフォームで、
 アパート暮らしを余技なくされている。
 非日常の出来事は、どんなにか気苦労が多く、予期せぬ出来事は、先の見えない不安や様々な不便な事があるだろう・・
 体験した人しか分からない感覚だと思う。
 その人の苦労を思うと、明るく数時間でもいいから、笑ってもらえたらと願い、彼の激励会を行った。
 季節は忘年会のシーズンだけれど、あえて台風見舞いのパーティーとして企画し、当日を迎えた。

 顧問先の店で、高級和牛の焼肉とシャブシャブを食べて、笑いの絶えない時間を過ごしてもらった。この宴会に、店の社長夫婦も加わり、
 さらに笑い声が多くなり、あっという間に、ここでの2時間が過ぎて行った。
 その後、予約していたスナックで、貸し切りのカラオケ大会を行った。
 その人は、日ごろからカラオケが好きで、コロナの流行する前は、時々一緒に楽しんでいた。
 今回、久々の歌声を聞くことになった。好きというだけに、持ち歌も多く、そして上手だ。
 事務所のスタッフの女性は、可愛い声で、曲のレパートリーが広い。お酒も強く、楽しく笑いながら、いいお酒の飲み方で、周りを和ませてくれる。
 いい雰囲気を作ってくれる、とても好感が持てる人だ。
 夫は学生時代、詩吟を習ったことがあるとか・・時々音がずれ事はあるが、いい声をしている。
 私は若い頃、東京でハワイアンのバンドでボーカルをしていた時代がある。音はしっかりしていると自分では思っているが、声が出なくなった。
 高い音が出ない。以前より、女性の歌う曲を2.3度♭にし、歌っている。音程が変わっても、すぐに耳に馴染み、歌いだせる自信はある。

 3時間くらいの予約のカラオケ大会は終わり、みんなご機嫌で帰って行った。
 いい時間が持てて、これからの関係に、また深い繋がりが出来た一日だった。



                                         歌川広重展 12-2
                                    
 都城の美術館でこの秋、「歌川広重展」が行われた。新聞や広報誌で大きく、この展覧会の予定が報道されていた。
 浮世絵を見る。めったにない事なので行ってみた。
 驚く事に駐車場が満杯で、これほどまでに市民が浮世絵に関心があるのか・・と驚いた。その日は、駐車場は満杯で入れなかったので、
 次回にしょうと、そのまま帰った。
 二回目、この日もまた駐車場は満杯だったが、しばらく待機し、やっと一台、空いたスペースを見つけ、車のを停める事が出来た。

 美術館は、思ったような混雑はなく、人はまばらだったが、熱心に鑑賞する人が目立った。
 写真撮影が可能という珍しい展覧会で、とっておきの一眼レフのスマホで写真を撮りまくった。
 やはり、このカメラは優れモノのようだ。ガラス張りの浮世絵ではあったが、光の反射もなく綺麗に写った。

 浮世絵を鑑賞する事は、生まれてこのかた初めてだった。
 浮世絵を書く行程も初めて知った。
 1 木版画を、絵師が版元(出版社のようなもの)の趣旨に添うように、いくつかのスケッチを描き、両者相談の上で良い絵柄を決定する。
 2 絵師は、墨線を薄紙に清書し、彫師に渡す。
 3 彫師は、版木に貼り、彫る(地墨版)、この地墨版を黒塗りした(校合刷り)を十数枚制作する。
 4 絵師は、校合刷りの必要な部分に、色版の数だけの朱一色で色指定をし、彫師に渡す。
 5 彫師は、指定された校合刷りに反目を貼り、色版を彫る・・色がずれないように全部の板に、目印を付ける。
 6 版木が全部出来上がると、擦師に渡される。
 7 擦師の元で、絵師と版元が立ち会い、絵師主導で十数枚の色を重ねて、初めて絵が完成する。

 と、言う手順で、一人の絵師による絵ではない事を初めて知った。

 今回の浮世絵鑑賞で、細かい人物の描写や、当時の生活の様子など知る事が出来て楽しかったが、これまで観てきた洋画ほどの感動はなく、
 この浮世絵展の随筆を書く予定だったが、どうも書けそうにない・・・。


                                      我が家の紅葉  11-22
                           


  南九州も、やっと晩秋となり、我が家の庭も紅葉し始めた。もみじが2本あり、先日の庭師さんの手入れのお陰で、整然とし美しい。

  最近買い替えたスマホは、一眼レフのカメラなので、写真をよく写すようになった。でないと、宝の持ち腐れになる。
  しかし、このスマホは重い。計ってみたら、240グラムあり、バッグにズシリと来る。1年くらいしたら、また機種を換えようと考えている。

  今回、このスマホの買い物で、また色々な事を学んだ。選択肢を持つ事はむろんだが、事前の情報を集める事の重大性を強く感じた。
  夏のエアコン購入の折は、大型店舗の2店の電気屋に出向き、色々なメーカーの製品や価格を見比べたり、ネットで調べてから購入した。
  今、ホームページのつぶやきの、この文字を打っているパソコンもそうだ。
  数種類のパソコンと比較し、私の仕事に、一番適しているのは、どれなのか、メーカーの人の意見を聞きつつ、購入した物だ。

  事前の準備をして、事をすすめるのは何事においても大切だ。
  私のせっかちの性格は、結果を急ぎすぎて、時々へまをやらかす。年々、その頻度が高くなってきているように思える。
  「イカン・・イカン・・」と、言い聞かせながら、のんびり・・と過ごせるだろうか・・疑問。


                                       庭の手入れ  11-18
                                 


 11月に入ると庭師さんが来る。チョキチョキといい音が庭に響き、正月が近づく気配がする。
 庭の手入れは、年に数回、この庭師さんに依頼し、もう20年くらいになる。家の周りの庭木の剪定や、裏山の草の刈り取りや、色々な作業で
 4.5日かかる。
 庭師さんへは、仕事場へ行く前に1日分のお茶とお菓子を準備して、私は出かける。
 帰宅すると、庭は綺麗になり、広く感じられ、やはり気持ちがいい。

 気温が低くなり、寒がりの夫には辛い季節がやってきた。私とは体感温度が、5度くらい違うようだ。
 18度は一番過ごしやすい気温なのに、もう「寒い」を連発している。彼は、すでに真冬の装いだ。
 これから、まだまだ寒くなるのに、どうするのと、問いたくなる。
 そんな寒がりの夫がいる仕事場の、ダイキンのエアコンの暖房が効かない。今年9月に購入したばかり・・12万もしたのに・・。
 取扱い説明書を読み、解決策を試し、ネットで調べたり・・色々行ったが、直らない。
 そこで電話をしてみると、親切な対応。私ではエアコンの不具合の対応は出来ないらしく、点検の人をダイキンが派遣してくれるようだ。
 購入してから1年も経過していないのだから、無料とは思うけれど、なんだか最近、出費が多いので多少不安だ。 

 19日・20日に、町の文化際が開催される。参加している短歌教室でも、色紙と短冊に自分の短歌を5首、出品しなければならない。
 短歌を出すのはかまわないが、色紙と短冊に、自分で書かなければならないのは、とても苦痛だ。自分の文字は子供ぽくて、とても好きになれない。
 そんな文字を、人目にさらすのはとても辛い。それでも、昨年までは、我慢してさらしていた。
 仲間は、この日のために書道に通い、達筆な腕前を、その色紙や短冊の短歌で表している人もいる。。
 私と同じレベルのおじいさんは、「読めればいいんだよ。書の展示会じゃないのだから・・」と、軽く言っている。
 そしてサインペンで自分の文字で出品している。

 毎年、この日が近づくと憂鬱になる。また幼稚な文字で色紙と短冊に・・と思うと、文化際には、参加したくない。
 そこで、今年は、その解決法として、パソコンで作ってみた。
 短歌の内容に合いそうな、バックの絵を入れたり、イラストを加えて作ってみた。印字してみると、なかなかいい出来栄えだ。
 それを提出すると決めたら、なんとも気が楽で楽しい作業となった。
 出来上がった色紙がこれだ。
                               
 
                   さ庭辺の風に揺れたる青梅に
                         初夏の光は充たしてをりぬ   と、言う歌を詠んだ。これは、今年の6月頃に詠んだ短歌だ。
 

                                       吾亦紅    11-14
                                  

 今年も可愛い吾亦紅を、見つけた。土曜日や日曜日の休日に、近所を散歩していると、雑草の中から可愛い赤い花が覗いている。
 なんとも可愛い。吾亦紅が、沢山、咲いている年は、切って家に持ち帰り、花瓶に差し楽しんでいたが、今年は、どうも咲いている数が少ない。
 切るのがはばかられて、写真に撮り、眺めるだけにした。
 この花が咲き始めると、散歩も楽しくなる。花を求めて、そして耳には、ウォークマンで好きな音楽を聞きながら歩く。
 ゆっくり歩いていると、名前は分からないが、野草の花々が色々と咲いている。


 
最近、スマホを新しく換えた。AQOSのSH52Cで、買う前に調べて行けばよかったけれど、これまで持っていたスマホと同じ、「シャープのアクオス
 はこれです。」と、店員に薦められ、そのままでいいと言ったら、なんと21万円もした。
 一眼レフカメラ付きとか・・・そんなのは不要だったのだけれど、他に情報がなく、店員のいうがままだった。
 しまったと思った時は、すでに購入して3日が経過。 
 先日の月食の赤銅色の満月は、このスマホだったら、綺麗に撮れたかもしれないが、このような機会はほとんど訪れて来ない。
 私には宝の持ち腐れだ。
 データーを入れてもらうにも、有料で、これまでとは勝手が違う。
 スマホケースや、表面を衝撃から守るシートも、ドコモのお店にあったが、高価だったので、それは自分で買うと言い、店では買わなかった。
 ネットで調べると、スマホケースもかなり安く案内があり、そこで1000円くらいで買う事が出来た。

 新しいスマホで音楽の聞き放題を申し込み、好きな久保田やサザンの曲をダウンロードしてスマホで聞いている。
 これを、車のナビに同期させ、Bluetoothで聞くことも出来るようだ。だから、最近、CDを買わなくなったと聞いた。

 しかし、あまり変わらないシャープのアクオスと、言っていたけれど、まだ戸惑いつつ電話をしている。使い慣れるには、時間がかかりそうだ。、


                                      マーマレードジャム  11-2

                                     

 庭に、たわわに「カボス」が実っている。秋の味覚のサンマの塩焼きに、果汁を絞ったり、刺身にかけたり、果汁でポン酢やドレッシング
 を作っているが、あまりに沢山なっていて、とても消費出来ない。
 いとこに、カボスでマーマレードを作っていると聞いたので、果汁を夫に絞ってもらい、皮をボイルし、数回ゆでこぼし、苦味を少しだけ薄くし、
 コトコト煮詰めてマーマレードを作った。
 砂糖控え目で、まあまあな味。冷凍したり、人にあげたり・・沢山、容器に詰めた。

 4年ぶりに、いとこが鹿児島へやってきた。「いとこ」と言っても、夫のいとこの奥さんで、私とは、共通話題が多く、楽しい会話が出来る人。
 不幸に夫のいとこは、4年前に他界し、彼女は福岡で一人のマンション暮らしをしている。
 一人で、お一人様の旅行ツアーに出かけたり、マンションの住人と、パターゴルフ、カラオケ、体操、ボランティア活動など行って、結構、
 楽しい未亡人生活を行っている。

 新幹線で鹿児島までやってきて、霧島の国分駅までやってきた。
 4年ぶり彼女は、以前より美しく、若々しく見えた。二人で予約していた昼食は、マツタケの土瓶蒸しと寿司を食べた。
 いつもの寿司屋さんに、マツタケを依頼していたので、久しぶりに高級料理を口にした。
 夫に会いたいと言う彼女の要望で、仕事場へ行き、7年ぶりに夫と会話していた。

 緑が恋しいと、言う彼女だったので、霧島の山々をドライブし、三池の静かな湖畔を散策し、国分のシティーホテルに泊まった。
 翌日は、桜島の美しい景色が広がる道の駅に、連れて行った。日本一長い足湯もあり、観光客も多かった。
 写真は、カメラで桜島を写す彼女。
 楽しい時間は、あっという間に過ぎて、また新幹線で帰る時間となってしまった。

                          

 二人で色々な話をし、少し憂鬱な出来事があった私も、心が軽くなった。
 彼女も、息子の生活に心配事が発生しているとかで、その話をして来た。
 何も気を遣う事もなく、心をさらけ出し話せる人は少ない。その希少な人だ。
 胸の内を話すと、解決しない問題でも軽く感じる。気持ちが切り替わり、明日を向いて明るく歩ける。
 次回は、いつ会えるか・・私が福岡へ行くことを約束し、別れた。
 




                                       ふるさと短歌 10-21

                                         
 
 日頃、短歌の先輩たちが、全国各地で行われる色々な短歌大会へ、短歌を出しており、様々な賞を受賞している。
 私の加入するにしき江のメンバーの活躍は、かなりすごい。
 私たちを指導されている先生は、鹿児島歌人協会の会長を努めている人で、3代にわたり、このにしき江を牽引されている。
 歴史ある結社で、高い水準でみんな研鑽を積んている。
 私にも、先輩たちは「色々な他流試合に挑んで感性を磨きなさい」、と常々言っている。
 
 その助言もあり、目についた短歌の募集には、応募するようにしている。
 8月に、鹿児島県いちき串木野市教育委員会の主催で「ふるさと短歌」の募集があった。
 私も応募した。
 
 昨日、ポストに、いちき串木野教育委員会からの封書があり、中を開けると、短歌の特選の賞状が入っていた。
 8月の結果のお知らせだった。一般の部は300名くらいの応募があり、その中で20位内に入った。
 表彰式には、欠席の旨を伝えていたので、賞状だけが送られて来たようだ。
 提出した短歌は

  空港に到着すれば父の顔
           「セゴドン」のごと太き眉して

 と、詠んだ。若いころ、帰郷の折、空港に迎えに来てくれる父の姿を詠んだものだ。
 受賞は、励みになる。また頑張ろうと気力も湧く。
 早速、昨夜は、古文の文法の勉強を再会した。


                                        秋あれこれ   10-19

                                        
 秋の美味しい食べ物の中に、「さんま」がある。最近のさんまは、昔のさんまと異なり、細く脂ののりもよくないような気がする。
 でも、この季節は、さんまをよく食べている。さんまは、当たりはずれがないのがいい。
 魚を美味しく食べるために、庭に夫がカボスを2本、植えている。
 カボスの果汁を絞り、刺身や焼き魚にかけると、その味わいが膨らむ。
 また、果汁を冷凍し、ポン酢を作り、鍋物に使ったり、その果汁をドレッシングに使ったりもしている。

 旅行支援のサポートが始まり、どこのホテルも満杯のようだ。結局、夫は旅行会社へ相談する事はなく、島根の旅行はオジャンになった。
 オジャンになった理由は、自分が旅行会社に出向き、相談しなかったのではなく、「あなたが消極的だったから・・」と私のせいになった。
 確かに消極的だった。まあ、私は島根へ、行きたいとは思っていなかった。一人で行ってくれたら・・と思っていた。
 それを言うと、「妻は夫に寄り添うのが当然では・・」と言ってきた。「なんじゃ・・こりゃぁぁ・私は違う・」と答えた。
 もういい・・。私は一人で行きたい場所へ、一人で行くと決めた。兄の住む東京や、娘の家族のいる福岡で、いい絵画展があれば、行こうと思う。
 
 夫は自分では動かないタイプだ。いつも、旅行するとしたら、飛行機、ホテルの予約を取り、プランを作るのは、全て私がやってきた。
 そのプランに、夫は、自分の要望を言い、それを考慮し、私が行程を決めるというのが、これまでのスタイルだった。
 しかし、年齢的なモノなのか、どうも私は、こんな作業が面倒になってきた。人の意見を聞き、色々考慮する・・
 もう自分でしてください。私も自分の事しかしたくありません・・と本音を言ってしまったら、おしまいなのか・・。
 夫の一人旅行は、実現するのか・・難しいかなぁぁ・・。
 
 毎月、通っている鹿児島の短歌会は、日々の生活の中では、一番の楽しみだ。
 その楽しみに加えて、そのグループの歌友と、ランチを共にする事が多くなった。
 その彼女は、イギリスのロンドンに、数年、在住していた経験があり、ファッションも考え方も、他とは違う。 
 その違いが、短歌にもよく顕れている
 彼女が話す内容は、興味深く、毎回、ランチの度に、話題が尽きず、あっという間にランチの時間が過ぎていく。
 夫の勤務の関係で、ロンドンに住むようになった彼女は、異国での生活に戸惑う事も多く、苦労の連続だったとも言う。
 それでも夫より海外の生活を楽しみ、帰国したようだ。
 
 短歌は怖いほど、私生活が顕れる。人格が顕れる。正直に心を表現できるのも短歌だ。
 もう一人の歌友は、未亡人であるが、ボーイフレンドがおり、そのボーイフレンドをネタにし、ときめきの短歌をつくっている。
 みんなの冷やかしの声に、はにかみながら、幸せそうに笑う表情が、70歳を過ぎていても乙女みたいで可愛い。

                                              旅行   9-30
                                      
政府が発動する全国旅行支援が10月11日からスタートする。そのせいではないのだけれど、夫が山陰へ行きたいと無性に言う。
最近、読んだ本の舞台が島根県で、その内容に感動したらしく、その土地を訪ねたいと言い出した。
私は、「ふぅんん島根ぇぇ」と、冷ややか。カニが美味いらしいよ・・とか、森鷗外の文学館もあるし・・と誘って来る。
私は、20代の頃、兄が鳥取の大学に通っており、その時に山陰は訪れ、色々な場所を、兄や兄の友人たちが連れて行ってくれた。

これまでは、色々な企画する事柄については、全部、私が場所や時間、宿泊があれば、ホテルの予約とか行ってきた。
今回も、そうするだろうと夫は思っているようだ。
しかし、なんだかそんな事が面倒に思えるようになった。
自分が行きたい場所だったら、そうでもないのだろうが、たいして行きたくもない場所となると、どうも消極的になる。
「自分で旅行会社と相談してみたら?と」言うと、びっくりして、「えっ・・あなたが、するのじゃないの?」と言う。

私は、「いゃ・・自分で行きたい場所とかあるのだから、自分で旅行会社と話し合った方がいいのでは・・」と言った。
驚いた様子。それに拍車をかけて、「一人で行ってもいいのよ・・」と言うと、寂しげな表情になった。

なんだか、もう面倒。どうなるのか・・夫が、一人で旅行会社に相談に行くのか・・。いや行かない確率が高そう・



                            老化はすすむ  9-30
夏の終わりの9月。まだまだ太陽はサンサンと照り付け、30度を超えている。
買い物を済ませた私は、車を置いた駐車場へ向かった。赤いスズキのスイフトが私の車だ。
車のロックを外すためにドアノブの黒い部分を押すが、反応がない・・ドアが解除にならない。
「えっ。どうして・・」数回、スイッチを押しても、ドアは解除にならない。
バッグからスイッチを取り出し、車に近づけても何ら反応がない。
どうしたらいいか・・どんどん頭が真っ白になり、パニックになっていく。
落ち着いて・・焦らずに・・と自分に言い聞かせながら、深呼吸をしてみた。

ひょっとして、ボタン電池が切れているのかも・・と思いついた。
で、あるとしたら、こんな日のために、ハンドバッグには、イモビライザーのボタン電池のスペアが入っている。

店に戻り、電池を交換するために必要なドライバーを、貸してと申し出た。しかし、店にはドライバーがないという。こりゃ・・困った。
近くのスタントで相談しては・・と店の人にアドバイスを受けて、また駐車場に戻った。
開くはずのない車の横で、またスイッチを押して見るが、当然、反応はない。

食品の入った買い物袋は重く、気分をさらに重くしている。
深いため息をつき、空を見上げると、恨めしいくらいの夏の太陽が、降り注いでいる。
顔を下ろし、周りに目をやると・・右手になんと・・私の車があるではないか・・
車を置いた場所を、間違って、他人の車のドアノブでスイッチを、何回もカチカチやっていたのだ。
解除になるはずがない・・
同じ赤いスズキのスイフト・・ナンバーも3から始まっている。

自分の車に戻りスイッチを押すと、解除になった。当然だ。
60歳を過ぎた頃から、人の名前が出て来なくなったり、物忘れをしたりする事が多くなった。
誰にも言えない出来事。この現象を少しでも遅らせる手立てはないものか・・
とりあえず、今楽しんでいる短歌で頭を使い、文字を探しながら、健忘症に備えたい。


                                         エアコン  9-1
                            
エアコンが付いた。ダイキンの優れモノは、やはり、いい。という結論だ。
これまでとは、風の強さが違う。技術も年々進化している、と、実感する。
今回、私が購入したエアコンは、色々な機能は、不要と言ったので、最低限しかついていない。それでも、以前のものと比べると、多くの機能がついてている。
10数年前に購入した古いエアコンと、異なって当然だが、風の方向も上下だけでなく、左右にも動かせられる。
風の当たらない「風ないス運転」というのもあるようだ。
また、他にも便利な機能があるようだが、まだ把握していない。
エアコンは、便利な機能の数により値段が、異なるのを、今回、知った。
掃除機能や空気を綺麗にする機能、スマホで操作する機能。などなど・・。。

稼働すると、やはり室内は、28度以下になった。これで仕事の能率もアップするか・・とは言い切れないが・・。
14年間は使えると、カタログに書いてある。14年後、何歳になるのだ???。まだ事務所で仕事しているとは、考えられない。
していたくない。もうゆっくり自宅にいたい。

加入している短歌の結社から、また原稿依頼が来た。
今回の依頼の原稿は、少し私には荷が重い。
毎月、送られて来る短歌雑誌に、「心に残った先月の歌」というコナーがある。
前の月に、発表された短歌の中で、選者が「心に残った短歌」を、数首を選び、その感想なり短歌の批評をするページである。
そのページの原稿の依頼だ。
9月号の会員の短歌の中から、心に残った数首、7.8首を選び、その短歌の感想なり、表現方法や、本人が意図するものを汲み取り、文章にしなければならない。
選ぶとなると、全ての人の短歌を読まなければならない。
まだ入会し、5年しか経過していない私に・・なぜ?・・・私でいいのか・・。まだ他に、年数を沢山経た経験者が、沢山いるというのに・・。という思いだ。

しかし、依頼を断るわけには行かないので、送られた短歌を隅々まで読み、選ばなければならない。
じっくり読む機会を、与えられたと思って、気楽に選ぼう・・と思いつつも、ちょっと緊張する。添える文章も、考えなければ・・。



                                       短歌会   8-26
                                   
7月は仕事の都合で短歌会を休み、8月の一回目は、お盆が近く、何かと落ち着かず短歌会を休んでいた。
8月の2回目の短歌へ、やっと出席する事にした。
2ヶ月ぶりに、鹿児島市内へ向かった。高速道路を経由し、1時間30分くらいで鹿児島市内に到着する。
久しぶりの運転に、多少疲れた。ランチをどこで行うか、一つの楽しみではあるのだけれど、今回は、食欲があまりなく迷った。
コーヒーとホットドッグの、ドトールのランチ500円にした。
食事をしているうちに、少し元気が出てきて、久しぶりにデパートの中をウロウロしていると短歌の時間となり、会場となっている中央公民館へ行った。

89歳を筆頭に、元気な女性8名と、先生で短歌会が行われる。
一人で2首以上を持ち寄り、まず、他人の短歌を読み、その感想を述べる。
次に作者が、自分の短歌の背景や、先生に質問など行う、その後、先生が添削や古文の文法なとの指導があり、一首が終わる。
積極的な人がおり、一人で4首提出する人もいる。私は、ほとんど3首、提出をしている。

今回の短歌は、
         慣れぬ事するなと夫は目で叱る
                  蜂の一撃食らいし姫に

          梨買ひてふと振り向けば君のゐて
                  処暑の日差しは秋へと向かふ

          不機嫌な君の背中の向こふから
                   波音聞こゆホテルの小部屋

この三首を提出した。
3首目は、題が「波」と決められており、みんなその言葉をを入れて作らなければならない。
表現は、古語を主に使う事になっている。

仕事場のエアコンの効きが悪い。コロナの関係もあり、窓を少し開けて、換気に気を付けて、仕事をしているせいもあるかもしれないが、午後の西日が
当たる頃になると、30度近い室温になっている。
扇風機、サーキュレーターを使い、風を巡回させているが、やはり買い替え時と思った。

都城市内にある大手の電気屋さんを、見て回った。驚いたのは、値段だった。5.6年年前くらいに、エアコンを買った時は、こんな値段ではなかったのに・・
聞けば鉄板や色々な部品が高騰し、その影響を受けているという。
「えぇっ・・悩む・・・予算オバーだ・・」と思って電気店を後にしたが、仕事場に戻ると、やはり暑い。何とかせねば・・
夫のいる別の部屋は、まだ新しいエアコンで涼しく、室温も26度くらいに設定している。

また電気店へ・・もう買うしかない。
電気屋のお兄さんが、やたら、ダイキンを勧める。そりゃ・・いいのは分かるよ。でも高いじゃん・・
と、思いつつもダイキンを、買った。色々な機能は不必要で、シンプルなもので、私の好きなパナソニックと変わらない値段だった。

さて、どれほど効果があるものか楽しみだ。


                                        マンデラ大統領  8-5
                             

 最近、BSの洋画を録画している。いい映画との出会いが度々ある。
 7月に観た洋画、「インビリタス/負けざる者たち」に感動した。

 内容は、27年間、投獄されたのち、南アフリカ共和国初の黒人大統領のネルソン・マンデラの人となり、自国を、懸命に作るその姿勢が描かれていた。
 アパルトヘイトの廃止後に、根強く残る白人と黒人の対立や、その経済格差をなくすために尽力する。
 主演は、私の好きなマット・デーモンだった

 映画の中のマンデラの詩が印象に残っている。
 
 
                      私を覆う漆黒の闇
                       鉄格子に潜む奈落の闇
                       どんな神であり感謝する
                       我が負けざる魂に

                       無残な状況においてさえ
                       私はひるみも叫びもしなかった
                       運命に打ちのめされ、血を流そうと決して頭はたれまい

                       激しい怒りと、涙の彼方
                       そこには恐ろしい死だけが迫る

                       だが、長きにわたる脅しを受けてなお
                       私は何ひとつ恐れはしない

                       門がいかに狭かろうと
                       いかなる罰に苦しめられようと

                       私は我が運命の支配者
                       我が魂の指揮官なのだ

                                                南アフリカ マンデラ大統領

 この詩をプリントし、家に飾っている。
 「我が運命の支配者・我が魂の指揮官
 このフレーズには、自分を奮い立たせる何かを感じる。強い意志を持つ何かに揺り動かされる。



                                            蜂に・・8-1
                                          
 雨の多い今年の夏。草の勢いがすごい。自宅では、充電式の草刈り機でチマチマと、自宅の庭の草刈りをしている。充電バッテリーは、20分しか
 持たない。
 いい具合で、仕事を終える事ができる。長い時間すると、手が痛くなったり、腰が痛くなるので、この20分は私にはちょうどいい。
 翌日、また20分と、夕方時間をおいて20分と利用している。
 自宅の庭が綺麗になるのが楽しくて、ここ数日は毎日、チマチマやっていた。
 そして、その思いは仕事先の事務所へも向い、事務所の庭を、チマチマ・・ガリカ゜リした。茂ったつつじと咲き終わったアジサイが、うっそうと枝を
 茂らせていた。
 そこで、事務所に置いてある、長い事使っていなかった、剪定ハサミを使い、枝を切り落としていた。
 「お~お。綺麗になる・・・」と感激していた瞬間、「ビィ~」と何かが飛んできて、「キャア・・痛い」という私の悲鳴。目の前にいたのは、
 足長バチだった。
 チクリ・・。顔の目の横を刺されてしまった。痛い・・痛い・・・ビリビリ・・・する。
 すぐ水で洗い、蜂の針が刺さっていないかスタッフに見てもらい・・・
 胸がドキドキする。以前、蜂に刺された経験がある人は、要注意と聞いた事がある。私も30年くらい前に刺された事がある。
 おおおっ・・どうしよう。しばらく様子を見たが、幸いな事にアナフラキシーの症状は出なかった。
 刺された痛みは8時間くらい続いた。冷蔵庫の保冷剤でずっと冷やしていると痛みは軽減し、少しは楽になった。
 刺された夕方、たまたま、いとこの医者と話す機会があり、「蜂の刺されたけれど、大丈夫かな・」というと、「元気そうじゃない、大丈夫じゃない」と
 言って笑った。まあ、医者がそう言えば大丈夫だろうと帰宅した。
 翌日、目の周りが腫れて目が半分しか明かない。頬っぺたが熱をもち腫れている。病院へ行くべき否か・・しかし、自然治癒力はあるのだし・・
 保冷剤でずっと冷やし、結局、病院へは行かず、4日目の今日は、少し腫れも減り目の不快感はなくなった。

 やはり、慣れない剪定までしたのが間違っていた。いつもだとプロに任せるのに、なぜか、いつも自分の力以上、能力以上の事をしてしまう私。
 夫に、「やりすぎだよ」、と、また言われてしまった。
 まだハチの巣は事務所の庭にある。蜂専用の殺虫剤を購入し、注意しながら退治しなければ・・。という作業も私がするのだけれど・・。





                                     梅干し完成  7-26
                                  
 
6月に我が家の梅を収穫し、作った梅干しが完成した。10キロくらい作っただろうか・・。塩分控え目の15%で、ジップロックを使い、簡単な方法で作り、
 土曜日の土用の丑の日から3日間、青空の下に干した。紫蘇は、また別にして干した。
 赤い色の梅酢は、ペットボトルに入れ、色々な料理の色付けに使う。
 早速、事務所のスタッフとお客さんに上げた。都会では、ほとんどの人が買っているというが、田舎では作る人が多い。
 綺麗に仕上がると、また嬉しいものだ。
 梅を使って、梅酒と梅シロップも作り、シロップは炭酸で割り、食事の時に飲んでいる。去年作った梅酒がまだ残っているので、今はそれも少し入れて飲んでいる。


 若い頃からフアンだった山下達郎が、11年ぶりにアルバムをリリースした。まだ買っていない。
 先日見たテレビで、山下達郎の音楽に対しての姿勢や、音楽の作り方などを知り、さらに彼に対しての思いが強くなった。
 
 20数年前に、ミリオンセラーの大ヒットとなった、JR東海のコマーシャルに使われた「クリスマスイブ」についての話もあった。
 あのバックのコーラスは、全部山下達郎が、一人で声を重ねて作ったものだという。多い箇所では50声と言っていた。
 20年以上前の事で、当時は今のようなIT化も進んでおらず、苦労した話も聞けた。

 彼の声は高く、美しい。ハーモニーも、絶品だ。コーラス出身だけに、彼の音楽には、全て彼のコーラスが入り、コーラスが楽器と同じ、いやそれ以上に、
 音楽を引き立たせている。
 車に置いているCDを聞くたびに、山下達郎の世界に入り、幸せな時間を過ごしている。
 残念な事に、一度もコンサートに行ったことがない。南九州ではほとんど予定がない。会場を探し、一度は行ってみたいものだ。生であの声と音楽に触れられたら・・。



                                   床屋さんに・・7-25
                                
 コロナの感染拡大がますます拍車をかけている。そのせいか、夫は床屋さん行かなくなり、私が月に数回、ハサミでチョキチョキ、夫の髪を切っている。
 しかし、ハサミ一本では、襟足の部分が、どうも上手くいかず、女の子ぽくなってしまっていた。
 そこで、この度、近くの電気屋さんで「バリカン」を購入した。パナソニックの製品で、値段は4000円くらいだった。
 夫が床屋でこれまで支払っていた散髪代は、一回3800円くらいだったようだ。その一回と同じ位の値段。と思えば安いもの。
 早速、取扱説明書を読み、夫の頭に当てた。

 「ぉぉぉお・・快適・・よく切れる」「すきばさみみたいな能力もあるじゃないか・・」とサクサク切っていく。
 が、しかし、耳の横を切っている時、ちょっと手が滑り・・ガビ~ン。切りすぎた。
 夫に、気づかれないようにしたが、鏡を見た夫が、「こっち、ちょっと切りすぎていない?]・・・私「うん、ちょっとね。すぐに髪は伸びるわよ」
 「うん。涼しくなった・・」と喜んでいた。
 夫の髪を見ると、ちょっと変になっている。次回は、もっと慎重にせねば・・。それから、男性の頭が気になって、髪型を眺める事が多くなった。
 でも、とても楽しい仕事。また、早く彼の髪を切りたい。

 コロナの感染拡大で、帰郷のはずの、娘の家族の帰郷が中止になった。娘の家族を迎えるために、家の掃除を入念にし、色々、計画を立てていたが、
 全てオジャンになった。
 霧島のホテルで、温泉宿泊、国分の寿司屋さんで会食、夫は子供たちに洋服を買ってやると、楽しみにしていたが、すべて延期になった。
 色々な箇所の掃除で、家が綺麗になったので、まあいいか・・と思っている。
 少し感染拡大が収まれば、8月に帰郷すると言ってきた。子供たちや娘夫婦に会えるのは、嬉しいのだけれど、年々、迎える事が少しおっくうになっている。
 夜具の準備、食事の世話。色々な雑事に追われる。
 そこで、ホテルの宿泊を考えるようになった。そうなると、かなりのお金が飛んでいく。
 しかし、孫達は「おばあちゃんの家がいい」と言っている。孫のために踏ん張るしかない。

                                       トウモロコシ・・7-4
                               
 初夏に出回るトウモロコシを、毎年、知り合いが大量に届けてくれる。そこで、トウモロコシごはんを作って見た。
 知り合いが、レシピも教えてくれたので、そのとおりに、炊飯器にトウモロコシの実の部分を削り、写真のように入れて、少し塩と出しを入れて
 普通に炊いた。
 出来上がったトウモロコシごはんは、まあまあの味。少し薄味だった。
 ネットの情報によれば、醤油やバターを、乗せて食べるという記述があったが、カロリーが高そうと思いやめた。
 ごはんの他は、全部、ラップしレンジで7分チン、という方法で食べた。


 一年で一番多忙な時季を迎えている我が事務所。依頼を受けている顧問先の会社の、労働保険の計算と、納付書を届け終えた。
 そして、今週までに、算定基礎届という書類の提出を行わなければならない。顧問先の全社員の3ケ月分の給料を入力し、年金事務所へ提出する仕事だ。
 先週までに半分は終えた。かなりの人数だ。
 年金事務所から届いた社員の名前が印字されている指定の用紙に、給料の金額を、ただパソコンに間違わずに数字を入力すれば、仕事は進んで行く。
 このソフトを数年前に、娘が作ってくれたので、とてもスムースに仕事が進んでいる。
 今年から、公的機関の申請書類は、電子申請を推薦されて、電子申請も同時に行っているが、この算定基礎届については、娘のソフトの方が使いやすく
 確認しやすいので間違いが少ない。
 早く、この仕事も終えたいが、まだ会社から給料の賃金台帳が届いていない会社が、10数社ほどある。

 その後はお楽しみが待っている。友人とまた例のお泊り誕生会をする予定だ。ホテルは予約済。
 彼女への誕生会プレゼントを、買いに行かねばならない。毎年、デパートの洋服をプレゼントしているので、今年もそのようにするつもりだ。
 その次の週は娘の家族が来る。3年ぶりだ。一泊するのて゜家を掃除したり、布団を出したりの仕事が待っている。



                                     燕の卵が割れました  6-17
                                  
5月に、燕の第一陣が飛び立って行った後、また違うつがいの燕が、新たに巣を作り始めた。 前の燕たちの巣があったのだけれど、その巣は使わないようだ。
以前、いた燕とは異なる燕の夫婦だろう。けなげに、泥など口に加えて、せっせと巣作りをしていた。3.4日で巣は完成し、卵を産んだ気配だ。
その後、なかなか卵が孵化しないので、少し心配になってきた。13日間くらいで孵化はするとネットで調べた。飛び立つまで20日程度らしい。

台所から燕の様子がよく見える。心なしか燕の夫婦が、不安そうにも見える。卵に何か異変が起きたか・・。
と心配していたら、今朝、玄関のポーチに卵の殻が落ちていた。
「やったーーー」ちゃんと卵が孵化した。今は毛のまだ生えていない雛たちを、夫婦で温めて、世話をしているのだろう。
これからしばらくすると、巣からフワフワの可愛い産毛が覗き、そのうち、餌をねだる黄色の口ばしの雛の様子が見られる。
こんな日常は、穏やかでほっとする。短歌の材料になる。

庭には、梅の木がある。昨年までは2本あったが、1本は切ってもらったので、今年はその1本の梅の実を収穫した。10キロくらいはあっただろう。
シロップ漬けと梅ジャム、梅干しを作った。福岡に住む娘もほしいというので、5キロくらい送った。
梅干しは簡単にジップロックで2キロ近く漬けた。今は塩漬けの状態だけれど、近く紫蘇を買ってきて鮮やかな色に染めたいと考えている。

数年前まで、義理の姉の実家には梅が沢山実り、私は毎年、20キロくらいもらっていた。
梅の収穫は大変だ。梅の実を見つけて、下から棒で枝をたたき、実を落としている。首が痛くなり、腕も痛くなる。
梅が落ちてくる地面も、予め綺麗にする準備も必要だ。
私たちは夫婦で、10キロくらいの収穫に、ふうっ・・とため息が出た。きっと姉たちは、大変だっただろう。
昨年、友たちにもらった梅を、梅酒にし、今年、ちびりちびりと炭酸で割って飲んでいる。クエン酸を多く含む梅は、健康効果も期待出来そうだ。

裏山に大名竹が出始めた。このタケノコが出る前に、庭師さんに周りの草払いを毎年お願いしている。
綺麗になった山の入り口から山に入ると、うっそうとした竹林の中に、綺麗な緑の色の大名竹が顔を出している。
まだ出始めて数は少ない。店頭にも出ているが、我が家のは、新鮮そのものだ。
しかし、大名竹が好きなのは人間ばかりでなく、山で暮らす猪の好物でもあるらしい。竹林の中に、タケノコを猪が食い荒らした跡がある。
猪に遭遇しないように、大きな声で歌を歌いながら、けん制しつつ収穫している。
その時は、昔、母親が履いていた長靴を履き、母を思いながら山を歩いている。

                                     短歌全国大会 5-19
加入している短歌結社の「にしき江」の全国大会が、鹿児島のホテルで行われた。
コロナの感染拡大で2年開かれていなかったが、3年目の今年は、色々な制限の中で80名くらいの参加者で開会となった。 
会場のホテルは錦江湾に面し、窓から湾内に浮かぶ桜島の姿も見えて、とても美しいロケーションだ。

全国大会で発表になる賞の授賞式が3年分行われた。
私は短歌を作り始めてから、5年くらいしか経過していないが、中には50年とか、すごい歴史、経歴を持つ歌友もいるようだ。
20首連作で作る「にしき江賞」に、今年、初めてチャレンジした。以前患った「乳がん」をテーマし20首作った。

7年間、この20首にチャレンジした人が今回受賞した。その人の弁に「継続です」という言葉があり、私の胸にも刻まれた。
何事も「継続」だ。また来年もチャレンジしてみるか・・連作は、ストリー性があり、時間の経過や心の移り変わりが表現しやすく楽しい作歌だ。
短歌に心を癒され、短歌で人生の危機きを乗り越え、短歌で健康を維持され・・多くの歌友の話が、聞けた一日だった。

                                  燕の巣立ち   5-18

                                 
 
毎年、我が家の玄関のポーチに巣を作る燕が、今年も皐月の空に巣立っていった。
巣立つまで、元気に育つか、親燕は何かしらの事故に遭わないか心配なものだ。
空へ飛び立つ時の劇的な瞬間は見られなかったが、居残りの二羽の燕の様子、そしていよいよ一羽になってしまった燕の様子は
じっくり観察した。雛の体は親と変わらないくらい成長し、見分けがつかないくらいだ。
親は何回、子供に餌を運んだだろう・・けなげなその姿に、虐待をする人間の姿に、疑問がいつもある。
夜になると、飛び立った燕のひなたちは、2.3日は、また巣に戻り、朝を待つようだ。
今は空っぽになった巣が寂し気であるが、全員が無事に飛びたててほっとしている。
ふと、戦火に見舞われているウクライナの人々や燕たちは・・と思ってしまう。


                                      かたつむりの休息  5-12

                                    

雨の本日、仕事場の木にカタツムリが一匹のんびり休息をしている。
角出せ、目玉だせ・・つい歌った。久しぶりにゆっくりカタツムリを観察した。時間をおいて見に行くと、ゆっくりゆっくり木の上を微妙に移動している。

パソコンを入れ替えてから、やっと新しいデバイスに馴染めるようになった。
何回も手直しをしたホームページも、ようやく見られるように操作した。このつぶやきの部屋の文字が、モニター画面の中央に来ず、数回、試行錯誤して
今に至り、カタツムリの画像をアップできる余裕が生まれた。

今月30日まで東京新美術館で「メトロポリタン展」が開催されている。
昨年の秋、大阪で開催されると日経新聞で知り、「では大阪へ行ってみようか・・」思っていた。
が、昨年の秋からコロナの感染がさらに拡大し、3回目の接種を受けていない私は、行くことを断念した。
それが、今度は今年の春から東京で開催されると新聞で読んだ。「行こうかな・・」

世界屈指のニューヨークのメトロポリタン美術館の豪華なコレクションから、選りすぐりのヨーロッパの名画65点がきている。
「メトロポリタン美術展 西洋絵画の500年」とサブタイトルがついている


迷っているうちにどんどん日にち迫り、もう今となっては、行けない理由を数えている。
今月は、お金を使いすぎた・(福岡の孫たちに洋服を買い、ごちそうし、娘に小遣いをやり・・)、短歌の全国大会があり、鹿児島市内のホテルで一日
過ごすので、仕事を休まなければならない・・地元の短歌会で先生が見えるのでその世話がある、夫の研修会の慰労会を予定しており、またお客さん
を呼んでいるのでお金がかかる。などなど・・
また、現実的には、美術館のサイトを検索すると入場に制限が設けられ、時間指定の予約が必要になっている。
コレクションは、宗教画が三分の一を占め、私の好きな印象派の絵画は20点くらいみたいだ。

と思いつつも、またネットで飛行機とホテルのパックで帝国ホテルを指定し、予約画面に見入っている私。
ああっ・・まだ行きたい気持ちと、行かない気持ちが交錯している。

                  
                                              人生の師   5-10
                                         
 
 長い年月、生きている、その時間の中で、色々な師と出会えた。
  若い時分、東京で生活しているときは、義理の姉が師だった。若い私に、色々な人生の教訓や人との付き合い方など教えてくれた。
  ある日、挨拶をしない隣人の事を姉に語ると、「その人が挨拶しなくても、あなたは挨拶を続けなさい。こちらまで挨拶をしなくなると、
  その人と一緒のレベルに落ちるのよ」と言った言葉を今も思い出す。
  尊敬できる義理の姉で、今も千葉と鹿児島と離れていても、文通を続けている。

  社会人になり、教育委員会で勤務していた時期に出会った師は上司だった。
  幅広い見識を持ち、おおらかな人柄は誰をも魅了していた。土曜日の午後、勤務が終わると、職員4.5人で宮崎の海岸や郷土の歴史を訪ねる
  ドライブをしたり、常に笑いを交えて若い私たちを向学の道に誘ってくれた。
  今、短歌の結社に入れたのも、その師の紹介で、感謝でいっぱいだ。
  しかし、その師は、数年前に亡くなってしまった。生きていらっしゃれば短歌の話がたくさんできたろうに・・と残念でたまらない。

  夫と結婚し、彼が所属しているロータリークラブで、素晴らしい人に出会った。その方は、神戸製鋼の副社長をなさっていたSさんだった。
  Sさんを慕う人は多く、Sさんを中心にした社会問題を語る会「魚水会」が立ち上がった。最初は夫のみが参加していたが、Sさんの勧めもあり、
  私も参加した。
  タイムリーな時事問題を語るその会は、皆「口角泡を飛ばす」勢いで楽しい時間だった。私はSさんの送り迎えを買って出て、自宅に迎えに行くと笑顔で
  恐縮されながらも、車に乗ってくださった。車中は、Sさんを一人占め出来た。
  その送り迎えのお陰で、奥様とも会話するようになり、家庭の中のSさんの顔を見ることも出来た。
  Sさんは、私たち夫婦に数十冊の書籍をくださった。その本のほとんどが、私たちが手に取らないようなπの不思議を書いた本や、中国の経済の行方など、
  難しい本が多かった。

  親しくなって数年が経過した頃、奥様が突然亡くなり、一人暮らしとなられた。
  その大変さに、北海道に住む息子さんが、Sさんを連れていかれる事になった。その話を夫から聞いた私は涙が止まらず、しばらくは、ショックで心がふさいだ。
  そんな私に、Sさんは「子供の言うことを聞くのが、最良と思ったのですよ。そう悲しまないでください」とおっしゃった。
  絵画が好きな私に、ルノアールの木湯のレプリカをくださった。その絵は夫の事務所に飾られている。絵画の好きな人はみなびっくりし写真を撮っている。
  北海道に移転されてから、Sさんに会いに北海道へ行きたいねと話していた矢先、息子さんからSさんが亡くなったと知らせを受けた。

  現在、短歌を学ぶに当たり、また素晴らしい師に出会えた。
  短歌結社の主幹を努めていらっしゃるT先生は、懐の深い指導で生徒のみんなの能力を日々伸ばしていらっしゃる。
  「人は褒められて伸びる」という言葉があるが、まさにその言葉のとおりの指導をされている。
  その人のいい箇所、言いたかった気持ちをうまく汲み取り、表現方法を見つけ、それを認めながら短歌の添削をされている。
  添削された短歌が、さらに輝きを増してくる。このやさしさに触れる短歌会の時間は至福の時だ。

  色々な場面で色々な師に出会う。
  「吾以外みな師なり」・と私は思う。
 



                                やっと・・4-26

                 
                                
  
                                                   

3月に新しくパソコンを導入し、なんとか普通に仕事ができるようになった。
Windows10プロでSSDも入っている。まあ、なんと軽快に動く事か・・。
電子申請も行うようになり、ネット環境を整備しなければと思っていたが、スタッフのパソコンは早くに新しいのに入れ替えていたので
つい甘えて、そちらで行っていた。

4月から会社でハラスメントの研修が法制化され、夫はその研修の資料や勉強に、ここ数か月追われていた。
顧問先で社員に研修を行わなければならない。
その資料を指示どおりに作り、整えなければならないのは、私はスタッフで、ここ1か月はその作業に追われた。

夫はアナログ人間で、デジタルに弱い。
研修が行われる会場はどんな環境か・・最初に、私が総務の担当者に聞けば良かったのだけれど、後日、大変な作業を強いられる事になった。

夫は以前のように、参加者に紙のレジメを配り説明をするつもりでいた。
研修の途中で厚生労働省のハラスメントの動画も流したいというので、厚生労働省のサイトから動画をダウンロードし、DVDを家庭用のビデオデッキ
でも見られるように加工した。
夫が言うには、研修が行われる会議室には、テレビがあり、ビデオが見れるというのである。

研修1週間前に、担当者と私は話した。

なんと・・驚き。その会議室はネット環境が整っており、リアルタイムで厚生労働省の動画も見れるし、大きなモニターもあると言う。
そうだよね・・今時・・と思ったのは、正直、私もこの時だった。
夫が言っていた「テレビ」とは「モニター」の事だった。ガビ~ン・・・。
参加者全員がパソコン画面で、研修を受けるようだ。
苦労して作ったDVDも不要だった。
モニターに映す、研修資料のプロジエクター用の資料を作るはめになった。

私の認識も20年前から止まっており、プロジェクターとは・・昔のあれか???・そこは、ITに強い兄に聞いて、「そうなの・・えっ・・なるほど」と納得し、
急いでそのプロジエクター用の資料を作る事になった。

ふぅ・・なんとか。間に合った。今、この時間、夫は50人の社員を前に頑張っていることだろう。お疲れ様です。



                           新学期  4-19

新しい年度が始まり20日が過ぎょうとしている。
何かと多忙な日々が続いている。3月末までに、顧問先の労働条件の書類を監督署へ提出しなければならない。
それを終えて、パソコンのWindows10の導入をした。
新しいパソコンは、快適だと分かっていたが、隣で職員のパソコンはサクサク動いているから・・。
私のパソコンには、大事なソフトが入っているので、その情報の移動、更新が不安だったので、これまで渋っていた。

しかし、パソコンのプロ等は、なんとも簡単にスラスラと、新しいパソコンにソフトのインストールを行い、大事な情報はしっかり更新し、複合機との
つながりもスムーズにし、事なきを得た。
ネット検索も起動もあっという間に開く。快適そのもの。

そこで一首
新しきパソコン起動待つ間なく外眺むれば桜花舞ふ
今月の提出短歌はパソコンで詠んだ。
                               

                             蔓延防止解除   3-17
 コロナがまだ蔓延しているが、少しは落ち着いてきたのか、自治体の蔓延防止が解除された。
 3回目のワクチン摂取を終えて、久しぶりに友人3人で会食をした。
 この同級生の友達とは、長い付き合いで、病気や家族の心配、子供の事、世の中の長れなど、情報を交換し、楽しい会食の時間があっという間に過ぎて行く。
 長い付き合いの間には、それぞれの環境の変化や、家族が問題を抱える大変な時期もあったが、それも乗り越え、穏やかに時が過ぎていく今は、一番、心が
 静かでいられるようだ。

 明日は、鹿児島市内で行われる短歌教室へ行く予定だ。
 この世情では、ウクライナの事を短歌にしている。
 切なく悲しくどうしょうもない気持ちを、どのようにして文字にして現わせばいいか・・難しいが、今でしか書けないものだと思う。
 しかし、毎日、テレビで流れる戦火に逃げ惑う人々、家族の別離、国を奪われる人々の憤り、思いを、短歌に作るのも不謹慎なのではとも思う。
 どんな策がこの戦争を沈下させるのか、早い対応を一日も願う。
 明日提出する短歌は
      戦火にも不屈の精神貫きてキエフに響く「第九」の演奏

 と詠んだ。
 キエフの音楽家たちが集まり、ウクライナの国歌やベートーヴェンの第九を演奏している映像があり、感動的だった。
 ウクライナの国民性には、学ぶべきものが多く、昔の日本の侍の精神に繋がるものがあると、識者の話があった。   
  

                                                                                  
                                 3月近し   2-25
                            
 
3月が近づくと、確定申告の時期がやってくる。早くから決算書の作成にとりかかり、今年は、割と早く税務署に提出が出来た。
 国税庁の「eーTAX」を使うと、とても便利だ。数年前からこの方法で作成している。
 前年度のデーターも、国税庁ホームページのetaxに保存されているので、簡単に処理が出来る。
                    
 「今月末までに」と、加入している短歌雑誌の「にしき江」から、依頼を受けた600文字のエッセイも郵送した。
  その記事は下記に。



         ジェンダー


 
数年前から「ジェンダー」という言葉をよく聞くようになった。
 「ジェンダー」は、男性、女性の性別とは異なり、文化的に作られた性別の事をいう
 ジェンダーの平等により、女性の社会環境を改善しようと、国連組織の国連女性から発信され、世界に広がりを見せている。
 世界では、まだまだ女性の地位は低く、雇用機会や賃金の不平等、基本的人権の侵害、教育の格差など様々な問題がある。
 私は、明治生まれの厳格な両親に、鹿児島の男尊女卑の気風の中でしつけられた。
 ジェンダー不平等なでき事は多々あった。
 家中の拭き掃除は女の仕事で、外の庭掃除は男の仕事と決められていて、私と兄はそれぞれ行っていた。
 ある日、兄と相談し互いの仕事を交代して行っていた。そこへ母が飛んできて「拭き掃除を男がするものではない」と「みっともない」と言った。
 また、二人の兄たちは、大学へ進むのは当然であり、「女の子は、大学へはいかなくていいのでは・・」と私は姉は言われた。

 社会人となり、色々な情報を得、男性優位のこの日本社会に疑念を抱くようになった。
 能力のある女性が、その能力を発揮できない社会は、大きな損失であり、女性という理由だけで、差別され冷遇されるのは、なんとも釈然としない。
 時ともにこの鹿児島でも、「女らしく・・」「男らしく・・」という言葉から「人間らしく・・」に変わる日が近い事を楽しみにしている。

 ジェンダーの話題は、周りで良く聞かれるようになった。
 今、夫はハラスメントの研修の依頼を受けている。その中にジェンダーも少し関与する部分もあるようだ。
 ハラスメント研修は、今年の4月から大きな100人規模の会社では、研修が義務付られるらしい。


                             夫の入院   2-25
 
ずいぶんこの部屋の、更新を行っていなかった。1月19日から何と1ヵ月以上が経過している。
 時間の経過とともに、このホームページを更新する楽しみが減少しつつある。この期間中には、色々な出来事があった。

一番大きな出来事は夫の入院だ。初めての入院に、狼狽し不安がる夫だったが、入院が近づくにつれて、落ち着きを取り戻した。

 無事に手術も終え、入院期間中は、痛みのない快適?な病院生活を送り、12日後に退院した。
 この間は、仕事場が、夫なしで乗り切れるか多少の不安があった。が、携帯電話で、すぐに連絡が取れ特別に難解な問題も発生せず、仕事場が混乱することもなくほっと して、退院の日を迎えられた。
 コロナの感染予防の為に、夫は病院から一歩も出られず、私も面会は出来ず、手術の立ち合いもなく、手術の終わりは、医師からの電話連絡だった。
    
 やはり、手術を経験すると少し人生観が変わるようだ。が、この新鮮な気持ちはいつまで続くか・・疑問。


                                 初詣   1-19
やっと、神社へお参りに行った。数年前までは、夫と三社をお参りしていたが、最近は、私一人で住まいの田舎の神社
と仕事場のある都城の神社へお札を貰いに行っている。
もう松飾りも取れたこの日は、参拝客も少なく、境内は静かで広々としていた。
毎年、交通安全のお守りと、仕事の開運のお札を買っている。このお守りも、年々値段が上がっている。
コロナのオミクロン株の蔓延が止まらない。どの県も、対策に追われている。
田舎でも学校は休校になり、繁華街はシャッターをおろし、閑散としている。
毎日、今日の新規感染者は・・という言葉でニュースが始まっている。

ピリピリしているこの状況下で風邪を引いてしまった。
風邪なのか・・ひょっとしたら・・コロナ・・なんて、ドキドキもした。ドキドキの原因が少しあった。
15日、夫の大学の同級生が、大分から都城へやってきた。
その友人は、中日ドラゴンズの球団社長を昨年までしており、都城で自主キャンプを行っている中日の柳投手の誘いで、都城を訪問すると言う。そのついでに夫にも会おうという事になった。
友人を連れて、球場へ行くと、柳投手が待っており、私たちも少し話をした。長身のスレンタ゜ーな身体は、鍛え上げられているプロ野球選手そのものだった。
あまり野球に関心のない私たちは、柳投手にサインを求める事もなく、写真も取らず・・。
後で思ったが、柳投手は変に思ったかも知れない。
コロナの中では、友人は、都城には宿泊はせず、当日、大分へ帰るというので、2時間くらい会食して彼は帰っていった。

この4日過ぎ頃から喉に違和感がある。

「えぇっ・・・まさか・・」熱はない。早めにかかりつけの医院を受診し、風邪薬を飲むと症状は治まり、どうやらコロナではなさそうとほっとした。
知り合いの病院の外では、熱のある風邪の患者が、並んでいたとか・・・。

いつになつたら、コロナの収束は聞けるのか・・。外出も外食もしばらくは我慢の日がまた続く。


                                      新年  1-11
                                
令和4年が始まり11日が過ぎました。この年は、まだまだコロナの影響を受けるようだ。
新しいオミクロンなる新種のコロナウイルスも出ている。いつ収束の声が聞こえるのだろう。
5日に仕事初めで、年末年始休んだ分、仕事が溜まり、今もまだ忙殺されている。
今月の末に、顧問先の大手会社の研修を依頼されている夫の為に、研修用のレジメの書類作りに追われている。
依頼を受けた12月から、夫は本を広げて毎日勉強している。熱心に本を広げている姿はなんとも頼もしい。
子供の頃から勉強が好きだったという、珍しい人種でもある。私は、とても勉強が好きだったなんて言えない学生生活だった。
    
新しい年の目標も、それとなく決めている。
まず、己の言動を振り返り、自分にも非があると反省した上で、相手に対応しょうと決めた。

   



                         
   




                                                €     ホームへ          

                                                     日々の生活の出来事をつぶやいています。