りゅうが失明した・・・

10月2日(木)

朝、いつも通りゆっくり寝ていたので、散歩の時間を遅らせていた。
布団を干してベッドの上を見ると、りゅうがおもらししていた(>_<) ちょっと遅かった・・・

散歩の時以外は、ほとんど寝ている。
食欲は少し出てきたようだ。

10月3日(金)

(病院) 身体検査・点滴
      瞳孔の反応が少し鈍いと言われ、目を重点的に見てもらう。
      (光を当てても反応が鈍い)
      振るえも少しあるが、筋肉の異常はないみたい。

よたよたと歩くようになって、動作も鈍いし少し心配。
痙攣というか下半身がガタガタ振るえいる。階段も上り下りしようとしない。
ベッドも自分であがらない・・・
病院の帰り、会社の近くの遊歩道と芝生の広場に行った。

10月4日(土)

「散歩」っと言っても、前みたいに耳をピコンと立てて喜ばなくなった。
でも、一応散歩の時はちゃんと歩いてくれる。

10月5日(日)

夜中3時ごろ、ベットの上でおしっこをもらす。むくっと起き上がったので、
水が飲みたいのかな〜と思ったらおしっこをしていた。

10月6日(月)

(病院) 目の検査(緑内障の疑い)
      網膜の異常はなく、神経が圧迫し視力に支障をきたしているようだ。
      壁を作り呼んでみたら一応壁をよけて歩いてきた。
      神経をやわらげるステロイドと点滴を投与。
 
今日は雨が降っている。
散歩から帰ったら、ガタガタ振るえが止まらない。
デジカメでりゅうを写してみると、目が緑色に光っている。今までこんな写り方はしたことがない。

階段はまったく上り下りできなくなった。ソファーからも。

友達の家にに少し行った時、玄関のちょっとした段差が見えていないようで、すっこけるようにして歩く。


10月7日(火)

(病院) 点滴と注射
      視力がないのは、おそらく抗がん剤の副作用だろう。
     3日間、点滴と注射をして改善されなければ、改善の見込みは少ないと先生に言われる。

朝、おやつを「キャッチ」と投げたけど、反応なし。
呼んだら、まっすぐ歩いてきて机にぶつかった。

前はクッションやボールを持ってきてキャッチするのが大好きだったのに、もうできないのかと思うと
悲しくてたまらない。
少し前にひつこいくらいキャッチをして遊んだことがあったけど、あの時、何か訴えていたのか?
今となっては最後に思い切り遊んだとしか思えない。
無邪気に遊んでいたりゅうのことを思い出すと、泣いたらだめだと思っていても、涙が止まらなくなる。

10月8日(水)

(病院) 点滴と注射
      2次的災害が起こらないように気をつけてあげること。
      網膜を守るための目薬と神経をやわらげる為の飲み薬。

工事で他の人が来ても、まったく反応なしで吠えない。
ゲージの場所を変えたので、ごはんを食べるとき、場所がわからずうろうろしていた。
階段から滑り落ちそうになった。
夜の散歩は、警戒しながら歩くし、立ち止まって動きたがらない。
夜、りゅうの顔を見たら、涙が止まらなくなった。


10月9日(木)

朝、またベットでおしっこをした。私の足の上にもかかった。
散歩に行きたい合図を送ってくれないので、トイレのタイミングが難しい・・・
というより、ベッドで一緒に寝ないでりゅうの寝場所を作ってあげないといけない・・・

薬を飲んですぐ、かなり痙攣していたけど、布団をかけて落ち着くようにさすってあげたら、
しばらくして止まった。

夜、実家に。
近くの公園で散歩して離してあげたら、自分でうろうろ歩きだした。
ちょっと離れたので「りゅう〜!!」って呼んでみたら、見えてるみたいにまっすぐ歩いてきてくれた!
何度呼んでも、ちゃんと歩いてくる!!!

家にいるときは寝てばかりになので、自分で歩いてくれるりゅうを見ると、少し安心した。


10月10日(金)

昨日の夜は旦那が宿直だったた。
2階のソファーで気持ち良さそうに寝ていたので、私も2階に布団を持ってきて一緒に寝た。

落ち着いた場所だったのか、お漏らしすることもなく朝8時まで爆睡してくれた。
(夜はあんまり静かに寝ているので、息をしているのか時々心配になるくらいだった)

朝、ご飯を食べた後、そのままゲージに入ってしまい、散歩に連れて行くのに一苦労だった。
玄関でもにおいで自分の家だと分かるはずなのに、妙におびえている。

夕方、仕事を早く切り上げて帰ってきたので、車で河川敷に連れて行った。
離してあげると草の方に向って一直線!!
体をこすりつけたりして、草の上に気持ち良さそうに横になっていた。
土の上は比較的まっすぐ歩いてくれた。
ウンチもびっくりするくらい、いっぱいしてくれたし、水もたくさん飲んでくれたし!!
ちょっとは気晴らしになったかな(@^^)/~~~


夜、ごはんと一緒にあげた薬(目の神経の炎症を抑えるもの)をあげてすぐ、いきなり息が荒くなり
状態が悪くなった。
(舌もダラ〜ンと出したまま、かなり激しい呼吸が続いた)
急いで病院に連れて行った。

(病院)19:00に到着
待っている間も舌を出したまま、かなり呼吸が乱れていた。

この状態は、おそらく副作用により神経に異常が出てきて、興奮状態になったことから、薬にも過剰に反応して呼吸も乱れているのだろう。ということだった。

1時間くらい先生は色々と話してくれた。
私たちはりゅうの目が急に見えなくなったのは、9月27日の投与した抗がん剤(メソトレキセート)のせいだと思っていたので、今後もその薬を投与しないといけないのか質問した。

先生の話によると、副作用で神経障害が出るのは、メソトレキセートではなく以前から何回も投与している「ビンクリスチン」だという。
視力がなくなったのは急だったが、今思えば、興奮状態になっていたのはもう少し前からだったように思う。
(少しずつ体調の変化があったのかも・・・)
「ビンクリスチン」は2週間に1回のペースで投与していく予定になっているので、そのままでいくか、他の薬に変えるのか、また期間を延ばす等については、他の獣医さんに相談したり、調べたいのでもう少し考えさせて下さいとのことだった。

実際に副作用で失明はしたものの、血液状態も良く、最初にあったリンパの腫れもひいて、それ以上悪い状態にはなっていないので、やはり抗がん剤によってうまく維持できていると判断できるらしい。
やめるとまたガンが進行するかもしれないので、判断が難しいところだ。

とにかく、ガンが神経(中枢)に転移していないことを祈るしかない。
中枢がやられると呼吸障害(心停止)、歩けない、排泄できないという状態になるからだ。

呼吸が乱れたときは、しばらく様子をみる(15分くらいを目安に)。
りゅうにとっても一生のうちに薬を投与できる量が決まっているので、落ち着かせるために今、鎮静剤を投与してしまうと、もっとひどい痙攣をおこしたときに投与できなくなってしまう。

今はできるだけ不安を感じさせないようにしていあげる、刺激を与えないようにしてあげるしかない。

悲しいけど泣いてばかりいられない!!
りゅうも私たちも闘っていかなければ!!!!!

10月11日(土)

ご飯はけっこう食べているのに、体重は10.8kgと痩せている。

おしっこをするとき、座り込んでしまう。
ご飯を食べるとすぐゲージの中に入り寝てしまう。
ときどき、呼吸が乱れるが水を飲ませると落ち着く。

10月12日(日)

足に力が入っていない。
ご飯を食べさすとき、後ろから支えながら食べさせた。
目も見えていない、自分で体を支えることさえできないりき。
でも、ご飯はしっかり食べてくれている!!

夜中に呼吸が乱れる。(2:30、4:30、5:30)