今日はりゅうの7回目の月命日でした・・・  2004年5月14日(金)



りゅうちゃんへ

昨日は一日中どしゃぶりの雨だったのに、今日はどこまでも澄み渡る青空。
とっても良い天気だったね。
りゅうが「僕に会いに来て〜!!」って言っているのが聞こえるようだったよ。

だから、りゅうが大好きだった”おばあちゃん”と、りゅうの弟分の”りき”と”わたし”とで
りゅうに会いに行ったんだ。
旦那は仕事で来れなかったけど、「りゅうに会いに来たよ」という気持ちは一緒に持って
来たからね。

「こんなに高い場所だった!?」とおばあちゃんがビックリしてたくらい、今日はまた
格別に見晴らしがよく、遠〜くまで、見えたね。

りゅうに会いに行くときは、昼行っても夜行っても、とても景色がいい。
きっと、会いに来たことを喜んでくれているんだと思わずにはいられないよ。


今日は月命日なので、花供養の日でもあったね。
ガラスの向こうに14日に旅立った子たちの御札が並べられ、その前に立派お花が
供えられていたね。

私とおばあちゃんは、りゅうの名前の書いた御札を必死で探したよ。
おばあちゃんの方が私より早く、りゅうの御札を見つけたね。
飼い主の名前の横に「りゅう號」と書いてある文字がなんだかりりしく見えたよ。


そうそう、この場所に来るといつも、たくさんの飼い主さんの愛情を感じることが
あるんだけど・・・
名前の書いた御札に何本か、こいのぼりが巻きつけてあったね。
りゅうもお空の上で、男の子の節句のお祝いをしたのかな・・・?


りゅうに報告することがあります。

このHPのこと。最初はりゅうと一緒に遊びに行った写真を少しでも載せたくて、最後に
書いた日記を残したくて始めた「がんばれりゅうちゃん」のホームページ。
それが今では、りゅうのページ、りきのページ、BBS、画像付きのBBSと少しずつ進化
しているんだよ。

りゅうのことを知った人が何人も涙してくれて、りゅうをきっかけに新しい輪が広がって
いるんだよ。
本当に、りゅうの存在感の大きさを感じています。


そう、ちょうど去年の5月頃から体調が悪くなったんだったね。
ゴールデンウィークに鶴見緑地に遊びに行って。その時、なんかいつもより歩かないし
しんどそうやな・・・とちょっと思ったけど、暑さのせいでバテているんだろう・・・とあまり
深刻に考えなかった。
その後だったね、急に胸のあたりがみるみる膨れてきて、リンパが腫れてしまったのは。

まだ、1歳と10ヶ月だった。
若かったし、今まで病気なんかしたことなかった。まさか、りゅうが病気にかかるなんて
思ってもなかった。だから、治療が遅れてしまったね。

でも、なんの迷いもなく治療しました。
絶対、治ると信じて抗がん剤を打ち続けました。
後、どれくらい命が延びるかなんて、考えることなく、本当に治ると思っていたもの。
それくらい、回復してくれたので、最後のときを迎える心の準備なんか全くできて
なかったんだよ。

もう少し、看病したかった・・・というのが本音です。
もっと、もっと、頼って欲しかった。

あまりにも私たちのこと思いすぎた子だったから・・・


この間、おばあちゃんの家に行ったときりゅうの話をしました。
「目が見えないのに、まるで見えてるようにこっちを見ていたりゅうの顔、忘れられ
へんわ。あれが、うちに来た最後やったんやな・・・」

りゅうはいつまでも、りゅうを知ってる人の心の中に生き続けます。
そして、これからりゅうのことを知った人の中でも・・・


帰りにお散歩に行ったひろばは、飛行機がとても近く、私たちに向かって飛んでくるように
見える場所だった。
ボールを追いかけた後、りきは空を見上げ、飛行機をず〜と目で追っていたよ。

あの、空の向こうにりゅうがいるんだな・・・