デフレ時代に対応した家


 経済がデフレ時代に入って7〜8年、建築も例外でなくデフレが進行しています。
 新聞には、毎週末ハウスマーカーの折込広告があり、坪30万から大手ハウスメーカーの坪60万以上の家とさまざまであり、
 一生に1度家を建てる建主にとって、この価格の違いはどこにあるのか分からないと思います。
 
 今回紹介する家は、当然デフレ時代に対応した建主の求める価格と質を追求した家です。
 建主は半農の農家で、 畑や水田に囲まれ後ろに杉林がある敷地です。 当然価格を下げやすい総2階建ての家は、廻り
 の風景に合いません。 価格は割高かもしれませんが、大屋根でつつまれた外観の家としました。 

 ○ 建物の構造と仕上げ
   基礎: ベタ基礎コンクリート
   木材: 土台10.5cm防腐処理済、桧通し柱12cm、和室桧化粧柱12cm、出隅入隅柱杉12cm、他杉柱10.5cm、米松梁
   断熱: 断熱材は省エネルギータイプ仕様、ペアガラスアルミサッシ
   外部仕上: 屋根ガルバリュウム鋼板葺、外壁サイディング張り
   内部仕上: 洋室床ナラフローリング合板貼、壁天井プラスターボード下地ビニールクロス貼
           和室床タタミ敷、壁京壁、天井杉杢合板メスカシ竿縁 
   設備: 1,2階トイレ共ウォシュレット仕様、ユニットバス浴室、シャンプードレッサー付洗面化粧台
        システムキッチンには、IHクッキングヒーターと食器洗い乾燥機を内臓、又1.8m巾のカップボード設置
        全室照明器具
   備品: カーテン及ロールカーテン

  以上の仕様と坪35万の工事費(消費税は別)で、価格及び質共建主の満足する家が完成しました。
  なお、建築工事は、設計事務所がプロデュースしました。



南西側外観

北西側外観

南東側外観

ベタ基礎







2F床木構造

床の間は床畳、床脇狆潜り付きのオーソドックスな構成

腰付雪見障子

広縁は一部畳敷

リビングダイニング

子供室ロフ

大屋根勾配を生かした2F小屋裏納戸

システムキッチン
IHクッキングヒーター
食器洗い乾燥機付

1.8m巾カップボード

ウォシュレット付便器

シャンプードレッサー付洗面化粧台


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