(8)「まきしまてくてく(相談支援事業所)」事業報告

 

26年度末までに全対象者に対しサービス利用計画を順次行う事としたが、
相談支援専門員有資格者(京都府が実施する研修了者・法人内で8名)の専従
が難しかった。アセスメント⇒計画作成⇒契約⇒モニタリング(毎月)を、
日中活動との兼務の中で進めてきた結果【一般相談支援2件、 計画相談支
援11件、(新規7件)、利用計画継続中8件(志津川2件、槇島3件、宇治
川3件】となった。

 又、計画作成を更に積極的に進め、記載内容や考え方の方向性を統一する
ことを目的に、各施設から副園長・主任・相談支援専門員に参加を得て4回勉
強会を開いた。宇治市地域自立支援協議会に参画し情報の共有や様々な情報
収集ができた。

 

   困難事例:本人・母親(相談支援)。祖母の直系家族  

本人が宇治川へ通所し、母親が「居宅介護わくわく」を利用、祖母が介
護事業所を利用している3人家族である。母親が隣人に対しての迷惑行為
から、宇治市や保健所にも苦情が入った。行政に何度も足を運んだが、腰
が重く、ホームヘルプや相談支援の絡みから当事業所が余儀なく関わるこ
ととなった。関連機関とケース会議を持った直後に母親の状態が悪化し、
緊急措置入院となった。入院までの1カ月間は、大変な状況であったが、
現在は良好に過ごしている。


今後、前年度に引き続き月に1〜2回、相談支援専門員が集まって利用者
の状況把握・整理や利用計画作成の進捗状況、自立支援協議会の協議内容
などが共有できる会議の場を設ける。サービス等利用計画作成が積極的か
つ意識的に実施できるよう、アセスメントから計画書作成までの時間短縮
のためには各施設に1名の相談支援専門員が兼務配置されることが望まし
い。