2000 上尾のまちづくり「まちづくりフォーラム」
 
 1999年、上尾市都市計画マスタープラン策定委員会に並行して、市民懇話会が継続的に議論を重ね、その結果が都市計画マスタープランに反映された。が、すべてが盛り込まれたわけではないし、また、マスタープランを実働していく上で市民の参画は不可欠である。そこで、都市計画マスタープラン素案が固まった2000年3月に、市民懇話会のメンバーをパネリストとするまちづくりフォーラム開催された。私はコーディネーターとして司会を担当した。3時間余に及ぶフォーラムに貴重な市民の声が寄せられたので、ほぼ原文のまま収録した。
 
I(司会):自宅は大宮で、上尾市のすぐ近くに往んでいる。都市計画マスタープランの策定が進められてきたが、今回は皆さんと一緒に座談会のようにして仕上げをしてみようと思う。仕上げと同時にこれはスタートの第一歩ともなると考えている。そこで、踏み込んだ内容を皆さんにお話していただきたい。
 この座談会では大きく3つの話題を予定している。一つは新しい取り祖みである都市計画マスタープランの市民参加のまちづくりに実際に参加して、あるいは主体的に動かれてどのようなことを感じたか、どれくらい自分の考えが反映されたかについての意見。第二に市民懇話会で議論された中心の話題は何か。上尾の都市計画では何か論点になったか。 21世紀の上尾はどういった形をとるべきかといった意見。第三に、これから市民が主役となって都市計画を進めるにあたってどういったことを考えていったらいいのかという意見。以上、大きく3つの話題に添って座談会を進めていきたいと思う。
 まず、パネラーの方に自己紹介を兼ねて少し話していただきたい。
H:12年上尾市に住んでいる。高崎市に18年、他に約17年いろいろな所に住んできた。東京に10年、仙台、熊本、相模原、船橋に数年ずつ住んだ。仙台や熊本は、森・水・空気・食べ物・人情などが良い所であった。大学生と中学3年生になる子供がいるが、子育て期を上尾で過ごしたことから子供達にとっては上尾がふるさとである。移ってきた頃の上尾は、高崎では既に整備されて楽しめなかったクワガタ採りやざりがにつりなど自分が小さい頃にしていたことが楽しめて感動したが、最近はある日、突然緑の多い大きな宅地の木が切られて瞬く間にアパートになったりすることを非常にさみしく思っている。道路沿いにパチンコ屋ができたり車のディーラーができたりしているが、それらが本当に必要なのかどうか個人的に疑問に思う。住まい方を示すいつまでも住み続けたいまちは大いに賛成であるが、そこにひとり一人がどういう風に住まうかということがもう少し考えられていっても良いのではないかと思い市民懇話会に参加した。私は公募で参加したが、皆さん非常に熱心で啓発されるところがたくさんあった。まちを思う気持ちがひとり一人あって、このような形を続けていくことが必要であると思っている。
A:コメンテーターやコーディネーターの助言をもらいながらこれからのまちづくりについて一緒に考えていきたい。
F:島根県出身であり、上尾に移り住んで15、16年になる。上尾市はこれから住んでいくまちであり、また中学生の2人の自分の子供んでいく街でもあるという一つのつながりの中でこの席に座らせていただいている。市民懇話会は大谷地区の推薦で参加したが、参加を希望して推薦してもらい参加した。今日は勉強しながらお話させていただきたい。
Y:公募で市民懇話会に参加した。市民懇話会の出席者は公募の委員が80%以上であった。今後、この種の審議委員会を企画される場合、委員に小論文を作成してもらうなどして、推薦、公募共に熱心な方に参加してもらうようにして欲しい。また市民モニターの皆さんから多くの参考となる意見をいただき、感謝を申し上げたい。
K:郷里は岩手県の花巻市である。瓦葺に住んで12年になる。以前は碁盤の目のように整った浦和の県庁の近くに住んでいたが、娘に浦和の高砂と上尾市の瓦葺のどちらに往みたいかと聞いたら、道が曲がっているところがおもしろいので瓦葺に往みたいと言われ、瓦葺に住むことになった。その頃から現在も瓦葺の道はそのままだが、移り住だ時の田園は全てなくなってアパートと一戸建ての宅地になってしまった。これでよいのか考え、子供達のためを思い今回公募に応募した。市民懇話会に参加させてもらい、いろいろな意見を出させてもらえた。今日は皆さんと一緒にその意見を成熟させたい。
I(司会):第一団地に住んでいる。幼稚園に入る前から上尾で育ってきた。上尾のまちの移り変わりを感じながら成長してきた。都市計画に関する仕事をしているが、今回、市民という立場でかかわったので、話しの中で鎌倉のことも触れられたらと考えている。
I(司会):以上6名の方にこれまでの活動を振り返りながら意見を交換していきたい。今日は約90分で、2年半に及ぶ市民懇話会の活動を紹介していただこうと考えている。会場のロビーに掲示してあるポスターをご覧になったと思うが、これまで市民懇話会ではワークショップ形式でいろいろな議論を重ねてきた。その一部がポスターとしてロビーに掲示してある。そのような形で進めてきた市民参加型のまちづくりであるが、最初は市民参加の難しさ、喜び、あるいはいろいろな世代の方と話し合って刺激になったことなどについてうかがいたい。
I(司会):参加型のまちづくりの感想は、参加する市民にとっても初めての会議であったが、行政の方も試行錯誤であり、20数回会議を重ね試行錯誤の結果、やっとここまでたどり着けた。行政もコンサルタントも我々市民も試行錯誤の努力が感じられ、その点では評価出来るのではないかと思う。市民懇話会に公募の人、推薦の人、いろいろな人がいたことによって議論が広がったと思う。これは参加して一番良かったと思う点である。市の西側に往んでいることもあって東側はよく知らないが、懇話会委員はいろいろな地区から来ていることから他の地区の様子がわかった。市民懇話会でほまちのコミュニティがどうなっているかということも話題に出て、情報を得ることができ、そういった点でも市民懇話会という試みはよかったのではないかと思う。反省点として、第一に調査策定委員会、その下に市民懇話会、市民モニターと組織が別れて検討が行われていたが、各会議が連携をとってオープンに議論ができれば良かった。第二に、まちづくり意見集は多くの人がいろいろな意見を出したので、意見の幅や提案の斬新さといった面では非常に貴重なものであるが、市民懇話会の中でこのたくさんの意見をテーマを絞って積み上げて話し合いをしていくことが不足していた。これはこれからの課題でもある。
I(司会):I(司会)さんは市民の立場でありながら仕事としてコンサルトの立場も持っており、そのような視点で見ると、市民参加という初めての試みを試行錯誤しながらも、市民、行政、コンサルタントそれぞきが成功させようと努力したことそのことも評価できるとの意見だったと思う。行政の方は自信を持ってこれからも試行錯誤をしていただければと思う。一方、調査策定委員会や市民懇話会、市民モニター間の相互の意見交換が弱かったのはないか、次の段階で新しいしくみづくりも試行錯誤するべきであるという意見であった。
 いろいろな方に出会えたことが会や意見集の中身を濃くしたということをいわれたが、このことについてお話を伺いたい。
A:まちづくり意見集を市民懇話会でつくった。この意見集は、市民懇話会、市民モニター、地区別ワークショップで話し合われたことを一般の市民にとってわかりやすく読みやすい形に編集したものである。まちづくり意見集は、8回の編集会議を開いて市民がまとめたものである。まちづくり意見集の表紙には、まちづくり絵画展で寄せられた子供達の「将来どのようなまちに往みたいか」を描いた絵を掲載しており、多岐にわたり市民の要望が出ている。その要望に対してこれからどのようにまちづくりを進めていくかが今日の議題である思う。行政が協力してできるもの、市民独自でできるものがあると思う。行政だけにしてもらうのではなく、このまちづくり意見集がどのような形でこれからのまちづくに活きていくかについても話し合えればと思う。
I(司会):まちづくり意見集の表紙をみると、子供達の上尾の夢のようなものが描かれている。市民懇話会のような会は議論をきちんと積み上げていかなければならない性格の会であるため、いわゆる大人になってしまう。そういった意味で20年後の主役となってゆく子供がどのようなことを考えているかや希望がどのようなものであるのか、上尾がどのようなまちになっていてほしいのかについては、私達大人が注意を払っていかなければいけない。表紙に描かれている絵から子供の意見を十分に読みとるという事も大事であるし、子供達の意見をいつも聞くということも大切である。その辺りの視点で少しうかがいたい。
H:まちづくり意見集の表紙をみると子供達の願いというのは緑や、自然であり、本編のすべての文章よりも表紙の絵がまちづくりについて如実に語っているのではないかと思う。人間は環境で生きる生物である。道路を建設し、そこに店ができて買い物などの利便性や楽しみが増えていくということも一面では良いと思うが、おいしい空気、晴れた夜に星が沢山見えることや、自然の川岸で
ざりがになどがつれることの価値というものをを残していきたいと思う。
I(司会):まちづくり意見集には子供達の願いが込められている。親として子供の願いをかなえるのは当然のことであり、絵の中には人間と環境のあり方が、子供の眼を通して表現されているという意見であった。この事についてもう少しうかがいたい。
Y:市民懇話会の発言の中で、環境条件の良いものを皆さんが求めているようであったが、上尾市において発展を求め、父親も息子も早い時刻の電車に乗って都心に行くような状況や、親子の会話において上尾市の将来について話し合った時、「上尾は遅れている」という発言が未だにあるというような話を一方で聞く。これは私達にとってつらいことである。岡部町の人の方が早く東京に着くそうである。上尾は上尾らしく、環境の良いところを守りながら、東京へ35km圈というまちであることから、交通の利便性向上を早めに計画することが重要である。環境保全と開発については市民懇話会で議論が分かれたところであった上尾バイパスも計画から30年遅れている。当初は40m幅の道路計画であったが、現在は交通量も増え57m幅の道路が計画されている。環境論議の中でどのようにすれば環境にやさしく、便利な道路が建設されるのかを考えることが大切である。建設省では10-20mの道路幅は環境のために場合によっては予算措置を講じてもよい、かのようなニュースを聞いた。これから建設する道路は環境条件を整えて道路計画をたててほしいといったことを要望することも市民懇話会の務めの一つととらえている。
 上尾市は人口が21万人の中核都市である。昭和37年に吹上町から上尾市に移り住んで来た時は3市3町で7万人の人口であり、現在までに人口は3倍に伸びた。急成長を遂げた上尾市は市街化区域も広くなっている。このようなことから人口構成を昨年の市の調査でみると旧上尾が5万7千人、旧大石も5万7千人、他の地区も増えている。このことより、いままであった地域差が接近してきているといえる。これは住宅が建て詰まり状態で拡大しているということであり、その実態をみんなで検討していかなければいけない。人口比率、その他を見ると、合併した場合、市の西部と東部が分断されていることを考慮して西部地区に鉄道を通さなければいけないと考える。
I(司会):上尾を本当に良くたいという思い入れは大事である。多くの人が意見を交わして一つの方針に収れんすると同時に、異なった意見をまちづくり意見集の中で整理し、紐解いていくということも大事である。ただいまの論点は、自然、環境も重要だが都市の発展についても正確に見ていかなければいけないという意見であった。この辺についていかがであろうか。
F:市民懇話会に参加して感じたことはいまのような意見と、三市合併した場合でも上尾市の位置づけは生活しやすい住むためのまちという見解から話し合われたことである。そのなかでポイントとなるものは環境であり、市民懇話会でも多く話しあわれた。上尾のまちが良好な環視のまちになっていけばよいという意見が最終的に出てきたと思う。市民懇話会の初期はワークショップを開いて、どのようなまちにしたいかを話し合った。その時、自分自身が考えたことは自然が多いまち、鉄道を中心に東西に流れる道路があり、鉄道に平行に川が流れているという環境やアメニティーをうまく連携させながら、例えばグリーンベルトをつくって緑の中を散歩しながら買い物に行けたり、行政のサービスが受けられるなど住みよいまちをつくっていきたいということであった。鉄道をひいて利便性を向上したいという意見も市民懇話会の中ではあったことはあったが、環境を重視して公共の交通機関もうまく活用していきながら住みやすいまちにしていきたいという意見が多かった。
I(司会):もう少し都市計画マスタープランの議論の論点についてうかがいたい。
K(会場):愛宕に住んでいる。市民モニターをしていた。また地区別ワークショップにも参加した。上尾市のまちづくりというと仲町愛宕が有名であるが、仲町愛宕の開発の時にぜひ住民から意見を聞いほしいと行政に要望し行政から返答が行われたが納得のいくものではなかった。その後にできたものが緑隣館やオクタビアヒルである。高層ビルが建つのであれば、これからは高齢者が増えるので高齢者が集まって雑談できる場を設けて欲しいと要望しようとなっていたができなかった。このようなフォーラムがそのときにあればもっと詳細な意見が言えたのではないかと思う。これからは是非市民の意見をさらに尊重して欲しい。
I(司会):大変素晴らしい意見である。先はどの石田さんの発言にもあったが、今ようやく市民と行政とコンサルタントが同じテーブルの上で、今言われたような話をしながら、どうするべきかを考え始めたといえる。悔やまれることもあろうが、これから確実に実行されるように考えていけばいいのではないか。後ほど、これからどのように自分のまちをつくっていくかについて議論をしたいので、そのときにまたご意見を頂きたい。また、意見集にも皆さんの意見でまちを作ると書かれている。いま、言われたようなこと、特に自分たちの生活をしている場所をどのようにするかなどは、住んでいるいる皆さんの意見を大切にしなくてはならない。高齢者が集まって座談をするような場所、あるいは子供達が安心して遊べる場所も必要だろうし、生活の実感からまちを考えることは基本である、と思う。
M(コメンテーター):仲町愛宕は敷地の4倍の床面積を使える商業地域(容積率400%)が街道(中山道)に鉛って指定されている。それを目一杯使った高層マンションを建設するという話もあったのを、住環境を良くしようとした住民達が地区計画を工夫した。地区計画をかけて容積率400%のところを240%まで下げることにより、住環境を大事にし、街並みを大きくこわさないという結果につながった。今の意見を聞くと関係者は再開発ビルを建設することにあまりにも熱心過ぎて、建物が建つ街に住んでいる直接関わりのない人達の意見を聞くゆとりがなかったように思う。
I(司会):仲町愛宕の計画は日本で初めての試みであった。 400%の容積率のが建てられる所をどうしたら240%に下げられるかということで日本中はもちろん、外国からも見学に来たり、情報を取り寄せることがあったそうだ。そういった意味では、上尾は画期的なことを試みている。しかし、初めての試みで手一杯になり、先ほどの発言のようなことまで手が回らなかったのかも知れない。もう一人、会場から発言をお願いしたい。
H(会場):大谷地区に16年住む64才の者である。市民参加によるまちづくりというと耳ざわりはいいが、何か胡散臭い気がする。市民参加のまちづくりということで行政の市民に対する責任転嫁という面があるのではないか。地区別ワークショップに参加してきた中で、住民の合意がなければ行政はできないという言葉を聞いたが、それでは行政の責任とは何をすることなのか。税金も払っているのだから「何かしてほしい」という意見も出てくる。楽しくフォーラムやまちづくりに参加したとあったが、このフォーラムに参加していない市民も楽しくまちづくりに参加できるようにするためにはどうしたらよいのか、行政の覚悟の程を、責任の程を聞きたい。なお、具体的なまちづくりの際は、まちづくりがとん挫しないようにアドバイスを得てお手伝いしたいと考えている。
I(司会):皆さんの提案として、どのようにすればまちづくりが楽しくなるのだろうか。知恵があれば、是非教えていただきたい。豊かな自然が上尾には十分あると同時に開発も必要であるという点が都市計画マスタプランの検討を進める上で非常に大きな議論になったということであったが、他に都市計画マスタープランをつくる過程を思い出されてみて何かあるか。
K:出身地の岩手県は日本のチベットと言われていた時期があった。そして、瓦葺に移り住むと瓦葺は上尾のチベットだと言われた。瓦葺は土地区画整理事業の該当地域となっており、いずれそれなりのきれいな街になるので良いことだと思っていた。しかし、住んで12年、事業はとん挫してミニ区画整理事業という形になった。ミニ区画整理事業なった理由はミニ区画整理事業となった所には水道が通っていないためである。上尾市で水道が通っていない所があるということには岩手から出てきた私でも驚いた。水道が通っていない理由は、水道の本管を引くためには隣地の敷地を通なければいけなく、隣地がそれに合意しなければ水道管を引くことが出来ないためである。つまり、地域のコミュニティがとれていないということである。新たに土地区画整理事業をしようとしても、新住民がこの10年間に増えて同意書がとれなくなり、区画整理事業はとん挫した。新たな計画だけでなく既存の計画に関しても考えていかなければいけない。一度、事業の網をかけたものはどんなに時間がかかっても本来の絵にかいたものになるように行政は指導していかなければいけない。建設省の通達には「従う」のではなく、「促す」とある。従うものでなくあくまでも促すというでは意見を述べることに疲れてくる。今までのように腕を組んで下を向く(参加しない)のではなく、これからは強い意志を持って市と対決するのではなく、市民も行政も企業も共生していかなければいけない。楽しくまちづくりを進めるには、自然と都市が共生していくように、人間も立場を超えて共生していくことが楽しいまちづくりにつながっていくのではないかと思う。
I(司会):新住民、旧住民、若い方、年配の方、女性、男性、多くの方がその属性にとらわれず、人と人がお互いに話し合い共い共生する。話し合いの中でわからないことは次の段階で解決していく。お互いに分からないことは質問したり話し合うことが大事である、と私も実感する。関連してどなたか発言は。
H:まちづくり意見集の中には都市計画マスタープランの中に盛まれているものあれば、盛り込まれずにまちづくり意見集に入ったものも多い。知識を共有して議論をしてきたが、なかなか共通の土俵に立ちきれないということがあった、例えば、20年後の世帯傾向、住まい方はどうなっているのか分析し、そこから都市計画マスタープランをつくっていったらどうかという議論もあった。時間が短かったこともあり、市民懇話会ではなかなか各自の意見を変えるとところまでいかずに、常に同じ議論を繰り返していたという部分もある。意見集にはまちづくりのヒントが載っており、その中にはまだ解決していないことがたくさん載っている。
I(司会):20年後の住まい方を読みとらなければいけなく、その想像の仕方によってどのようにまちづくりの方向に向けていくか、目標蔵が明確にならないと議論がかみ合わないということがあるかもしれない。2年半をかけて議論してきたが、そのごく一部が意見集に盛られている。私自身は農村のコミュニティを研究しているが、農村には必ず地区の集会所があり、毎月のように集まっていろいろな意見を言い合っていたため古い体質と批判されることもあるが、話し合う機会は非常に多い。いまやそのような機会はなくなってしまった。これからはまず話し合う場を多くもつべきであろう。
K:市民懇話会では、子供達に何か残せるのかという事で参加したが、20年後の情報環境がどうなっているのかという話し合いが不足していたと思う。インターネットやカード化など社会の変化を読みとれず、将来の環境について想像力を働かせて話し合うということがなかったし、話し合う材料も不足していた。今後、市民懇話会のような会が継続するのであれば、将来の情報環境についても考盧しつつ、上尾のまちづくりについて考えていかなくてはいけない。
A:表紙に子供の絵を用いたまちづくり意見集を作成する時にもっとまちづくりに子供達が参加できなかったかという意見が市民懇話会委員の中から出た。自分達には20、30年後というと想像がつきにくいが、子供達は成長してその20、30年後の上尾市をつくっていく。子供達が未来の上尾に対してどうまちを描いていくのか、どう希望を持って上尾市を見つめていくのか、子供達の意見、考え方、アイデアがもっとまちづくりの中に取り込まれていっても良かったのではないかと思う。学校教育の中にまちづくりを組み込み、子供に教育し、それを親が見て関心をもって親も子どもと一緒にまちづくりを考えていくことを行っているところもある。今後のまちづくりは、子供の視点も含めながら親も一緒にまちづくりに参加するという形で進めていかなくてはいけない
I(司会):20年後の住まい方を共通の目標像とすればよいのではないかということであるが、激動の社会で20年後を読みとる情報が不足し、20年後を十分に予想することができなかった、さらに20年後をになう子供の意見を直に問いていくことが必要であるという意見であった。
Y:市民は自分の考えをどこに話してよいのかなかなかわからない。人口が3倍となったが、市民の意見をどのように管理しているかがわからないという疑問が持たれている。東京都の国立市では市民意識調査を行った。このような機会を利用し、総務庁の調査時にあわせて委嘱している委員に協力してもらい、市民の意見をまとめる方法を考えていったらどうか。
会場:上尾市の今泉に住んでいる52才で生まれも育ちも上尾である。I(司会)さんが越してきた頃の第一団地は山林でカブトムシを採ったりしていた。今泉は何年か前におよそ10年かかって土地区画整理事業を完了している。このようなまちづくりフォーラムがまだ今泉で土地区画整理事業中であった10年、20年前にあればよかったのにと思う。現在、まだ土地区画整理事業が進行している地域では、市民から出ている意見を是非まちづくりに活かしていただきたい。土地区画整理事業が行われて、道路や下水道は整ったが、そこに住んでいる人々はどのような住まい方をするのかまでは土地区画整理事業は提案しない。土地区画整理事業は土地を多く持っている人が強く、子供や高齢者、お父さん、お母さん等住民の意見はない。今後、土地区画整理事業を進めていくにあたって、どのようにまちづくりの意見を取り込んでいくか考えていってほしい。
I(司会):住民による都市計画やプランづくりが大事であることが認識され、今始まりつつある。まだまだ遅くはなく、これからの上尾を十分魅力的な街につくれると思う。
会場:現在、上尾市の緑の基本計画の策定が進められているが、都市計画マスタープランの視点を十分盛り込んで進めてほしい。全ての公共施設から駐車場を撤廃してほしい。駐車場があると便利なため、近距離でも自動車を使用する事が多くなって排ガスも増える。撤廃した駐車場は環境のため植樹して排気ガス吸収のために使ってほしい。子供達が希望する緑の多いまちに一歩でも近づけるために、公共機関から始めてほしい。市役所は国道沿いで排ガスの量も多いのに木が少なく、自転車利用を推進しているにも関わらず堂々と駐車場を作ってしまう。さいたま水上公園は緑が多いため、空気を測定したところその周辺だけ非常に空気がきれいだそうである。また、上尾バイパスは推進すべきであると考えるが、環境アセスメントをしっかり行い人間の健康を考慮し、自然と共生した道路にしてほしい。さらに、緑の基金が何に使われているか明確に示してほしい。
I(司会):緑のまちづくりを進めようという意見であった。そのためには、健康上の問題を含めて道路の問題、駐車場の問題は緑を優先してほしいということであった。市民懇話会ではどのような議論があったのか。
F:なるべく車に乗らないで買い物ができたり、行政サービスが受けられるようにしたいという話は市民懇話会の中でも出た。沿線道路の交点、例えば縦と横の交点である交差点に駐輪場を設けて、そこまで行けばそこからは公共交通機関でいろいろな所へ行けるようにするといった話し合いがなされていた。交点で線を多くしたいという発言もあった。
I(司会):身近な生活と広域的な生活では若干矛盾するかもしれないという事柄が、都市計画マスタープランの中に述べられているということが今の意見とつながってくる。ある意味で、生活像、ライフスタイルそのものの議論になりかねない。作られてきた都市計画マスタープラン、まちづくり意見集を用いてこれから上尾を実際にどうつくっていくかが本日の本題であり、市民がどのようにして自分の意見や力を発揮するかだと思う。いかに実現していくか、これからが正念場であり、スタートであると森村先生の基調講演にもあった。
Y:都市計画マスクープランが体系的に整理されてくると、目標はある程度定まったはずである。システムをつくり、専門の研究会を地域ごとにつくったり、運営委員会をつくるなどというようになればさらに見えてくるものがあると思う。1日も早く実際に1歩1歩前進することを考えなくてはいけない。上尾のまちづく引こ関する市民会議といったようなものを他の自治体に先駆けてできればよく、そのようにするためにはどうしたらよいのか専門家の知恵を借りたい。
I(司会):上尾のまちづくりに関する市民会議のイメージをもう少し詳しく説明してほしい。
Y:上尾まちづくり市民会議のような協議会の構想を持たなければいけない。協議会という形は、年代構成、職業構成、市民と企業と行政の関係など考慮しなければならなく、このようなしくみづくりには専門家に知恵を拝借したい。上尾市のまちづくりに関する市民会議のような協議会が上尾市のまちづくりの手法になってくれば皆手を挙げて委員になろうと言ってくれるのではないかと期待している。
F:先ほど、パネラーメンバーと少し話したのだが、始まったばかりの市民懇話会をこのままで終わらせるのはもったいない。後で集まって小さな集まりが最終的に大きな力となって行政に訴えていくことができるようになり、それを行政の方も認めるようにな形になったらよいと話した。いきなり大きなものにするのではなく、まちづくりの底辺の部分をしっかり作って、次のまちづくりに活かして活けたらと思う。個人的には将来の上尾の絵を描いてくれた子供達を今後、どのような形で上尾のまちづくりにどうやって参加させてやれるのか、システムの作り方を考えていくことも一つの方法ではないかと思う。まちづくりは人づくりであり、長いスタンスで子供達を含めた形でまちづく引こ参加できる方法を考えていくことが大事である。
I(司会):公に作った組織もまちづくりを推進していく上で必要である一方、市民の底辺から地道に積み上げをするような集まりも大事である。一方で子供も含めてという意見があったが、世田谷区で親子が一緒に参加して公園を作るというNPOの事例があった。参考になると思う。
I(司会):都市計画マスタープランの議論は、20年先を見据えた大きな話を議論をしなければいけない一方で、身近な道路や下水道の話もしなければいけなく、話の幅が広かった。整理して議論が進められればもっと良い提案ができたのかもしれないが、広範なテーマであったためまとめきれなかった。鎌倉市の例は、ワークショップ型の参加であり、住民からその地域について意見を出してもらいながら計画をつくった。まちづくり意見集の内容を見ても、上尾と鎌倉は遜色はなくかなり高いレベルだと思う。鎌倉が一歩先をいっているのは、具体的に計画の案が出来た時に市民が、その計画をベースにそこからさらに議論ができたからである。鎌倉の都市の将来像は事務局が作ったものではなく、市民が自分達で一言一句起草したものである。それは素案というベースを一歩上に進めるステップがあったからだと思う。上尾市は都市計画マスタープラン策定後、都市計画マスタープランをたたき台にして市民がもっと議論を広げていけるのではないかと考えている。現在、大宮、与野、浦和、伊奈、上尾在住の専門家の間で政令指定都市や都市計画的な問題について話し合っている。行政内部で検討はされているのだろうが、行政での検討は施策と結びつけられやすくやりにくいと思うが、専門家が自由な立場から検討することは意味があるのではないかと思っている。今までは専門家が集まって政令指定都市について議論していたが、例えばこの4月から月に1回ずつ市民と集まって議論していければということをイメージしている。
I(司会):都市計画マスタープランを市民が読み直して、実現のための計画づくり、あるいは実現の方法などについて話し合うことがますます大事になっている。
会場:これで市民まちづくりフォーラムが終わりということではなく、主体的な持続をしていってほしい。私自身、「市民まちづくり21」という会議に出ているが、目的がほぼ同じである。ある程度議論が到達し、計画の形が整った後は市民がそれについて意見を出せなくなるということではこわい。「市民まちづくり21」にも持続してほしいということを提案しようと思っている。フォーラム等にお願いしたい。
I(司会):持続するということは確かに意味がある。
会場:本日の参加者が少ないのでがっかりした。瓦葺に30年間往んでいる。都市計画マスタープランというのなら、市の末端まで包括した計画をたててほしい。この会場に来るでに1時間、費用が千何百円かかっている。私自身、車は運転しないし、駐車場を全部なくすという意見に賛成だが、現実は瓦葺からコミュニティセンクー周辺に来るのに大抵の人は車を利用する。行政に対して言っても無理だと半ばあきらめている。最近、出張所や「ぐるっとくん」が出来て状況は変わってきてはいるか、出張所ができても欲しいものについて市役所に問い合わせると市役所まで取りに来て下さいと対応した人に簡単に言われてしまう。出張所に送ってほしいと言うとやっとそのことに気がついて送ってくれる。市の末端まで配慮が行届いていない。貝塚には燃焼エネルギーを利用して高齢者が無料で湯に入ることができる施設が3軒ある。原市にはそのような公共施設はない。今度葬祭揚が自宅の近くにできることになって、やっと公共の世話になることができると感じている。市の末端まで公平に考えてほしい。
I(司会):参加者が少ないのは実感であり、正にこのことがこれからの私達の課題であるかもしれない。あきらめないで若い人にもっとまちづくりに参加して来てほしいと思っている。
会場:春日に30年ほど住んでおり、横浜まで通勤している。市がホームページを出す4年前から、自分でホームページを開いて一所懸命上尾市をPRしてきた。なぜPRしてきたというと、不透明な時代にどのような形でまちづくりをしていくのか、20年先をどうしていくのかか考えていきたかったからである。自分は、市民懇話会に公募して落選したが、この機会を利用して発言したい。公募して参画した人々は、まちづくり意見集の中でいろいろなアイデアを発散したと思う。その中には「したい」「してほしい」「やめたい」などとあり、それぞれ価値観が現れているが、将来、どういう形で方向づけしていくのか、20年先どういうものなのか、描くための情報集めが大切である。また、従来の参加型からアクション型へどう移行していくかが大切である。そのようなことを検討する際に、もう一度応募したいと思う。都市計画マスタープランをジャンル毎に分け、幅広い年齢、男女、子供などさまざまな人を含めた自分たちのまちをつくるというような会議を実現していってほしい。
会場:本町に住んでおり初めてフォーラムに参加した。Fさんが言った「実際に取り込むにはどうすればよいか」という意見を聞いて、現在進められている都市計画事業、例えば中山道の再開発、あるいは小泉地区の土地区画整理事業の中に市民のまちづくりの意見がどのように取り込んでもらえるのかということが重要である。市民の意見を都市計画に取り込んでいくことを行政としても考えていきたいという趣旨が書いてあるのを見たが、現在進んでいる都市計画事業においても市民の意見を活かすことを考えていってほしい。普段生活している中でまちには良いところがあるが、緑が多いなど漠然とした言葉でしか語られない。個人的に上尾駅東口の再開発で出来上がったまちをとても気に入っている。埼玉県内では一番の景観ではないかと思っている。その後に行われた西口の再開発事業、駅舎等の改良工事、あるいは中山道の事業に上尾駅東口の再開発事例の良い点を取り入れることはできなかったのだろうか。もし、市民が現在のように意見を活発に述べている時期であったのなら、違ったものが出来上がったのではないか。現在、進行中の事業について市民の意見を取り込み活かしていってもらいたい。
I(司会):もう少し、話をしたいが時間がせまってきたので、最後にパネラーに一言ずついただきたい。
M(コメンテーター):今秋に基本構想、基本計画が議会で議決された後、都市計画マスタープランは公に策定されるスケジュールである。今日だけでなく、今後も市民懇話会委員は議論を続けていってほしい。パネラーは古くから住んでいる人からすると新住民になると思う。市民懇話会の出席者は公募委員が圧倒的に多かったということであった。上尾市の変化は農村部の地主達、街道沿いの商家の地主達が変化の鍵を握っているといえる。そうでない人達が上尾がこうあってほしいと言っているという一面があり、その点をどのように乗り越えていくかという課題がある。将来のコミュニティのあり方を述べるこ難しい。20年後の都市像、生活像を読むことは難しいとの意見があったが、都市像という時にはまちの形、街並みをイメージする。生活像という時は先ほどの発言にあったように住まい方をイメージする。フィジカルなもの、そして住まい方などソフトなもの両方をあわせて20年後の将来像を描けずに研究者も行政も困っている時期である。 20年後にどうなっているかを考えるよりも、今どうあるべきかを考えることが大事である。上尾市には約7万台の自動車がある。上尾市の世帯数は約7万世帯であることから、およそ1世帯に1台の自動車を保有していることになる。これを十分に使おうとするとさきほどおしかりがあったように市役所の周りにあるような駐車場が必要になってしまう。市民懇話会では自然と開発がどう共生できるか各回共通のテーマとして話し合ってきたということであった。共生のためには生活する上で我慢する、控えることも必要である。やりたい放題やって共生などありえない。私の住んでいる街は地方都市のため、自動車の保有率は1世帯当たり1.7台ほどである。2台保有しているのもごく普通である.家族が全員成人の場合は保有率はさらに高くなる。自動車で楽に移動できるようにした結果、中心市街地はさらに廃れて、郊外のショッピングセンターが盛況し、市役所や公会堂も郊外に立地するという不幸な状況になっている。長岡市の人口は19万、上尾市は21万とあまり規模は変わらないが、上尾市は非常にうらやましい条件を持っている。ぜひ、まちの良い条件を大事にして欲しい。
H:都市計画マスタープランの素案はできあがったが、まちづくりが計画通り進むとは思えなく、財政の問題、社会の変化、市の政策などと関係してくる。人は行ったことのない瓦葺のことはいめーじできなく、私にとってのまちは井戸木であり、日常的に利用している桶川駅である。それら生活の場の周辺がどうなっていくのかということそこから広げていくこからしかイメージできない。まちづくりと大げさに考え始めれば良いのではないか。大石の地区別ワークショップでも道路で分断されるコミュニティをどうするのか話し合いをずっと続けてきている人々が来ていた。コミュニティで行われている活動が、都市計画マスタープランの血となり肉になることが望ましい。まちづくりは始まりも終わりもなく、毎日が変化である。よって私達ひとり一人が参加の資格があるし、参加の責任もある。行政も市民の姿勢を受け止めて、市民の声を聞くだけでなく、矛盾する市民の希望をコーディネートすることを考えて場なり組織なりをつくってほしい。ある本によると市民参加には9段階あり、意見提出は下から3番目の段階だそうで先ほどあった市民立案は上の段階の方に位置するものである。ひとり一人が一歩踏み出すことが大事である。
A:市民懇話会に参加して一番印象に残ったことは、開発はすぐに進むが自然を守ることは難しく継続していくことは大変であるといううことが統一見解であった。上尾は自然がたくさんあるが、上尾の財産である自然を守っていくためにはどうしたらよいか考えていくこともまちづくりの視点に含めなくてはいけない。所沢市の例では最初はコミュニティの小さな集まりが20年ほど続いていて、アニメーターのの宮崎駿男氏によってニュースバリューがでて町中が動いたそうである。まちづくりのスタートはコミュニティであり、そこから地道に継続して大きな市民運動になった。これからのまちづくは自分たちの身の回りから始めて、それからまち全体のことも考慮して良いまちをつくっていくことを皆で考えていかなければいけない。
F:新住民であるが、上尾育ちの子供達のために役立つと思って参加した。市民懇話会の委員は推薦の方が多かったが、次回からは公募を多めにして推薦枠は少なくしてもよいのではないか。
Y:新しいまちづくりは、自分の子供を自分の街に喜んで住み続けてもらう運動であり、若い人に将来の夢を持たせるような構想を行政の方で練ってほしい。知り合いのある女子中学生は、この街にいたい、けれども住宅資金は借りられるが土地までは借りられないと言っていた。子供達も親と同じような話をしている。こういった話題をもう少し堀り下げて話をしてほしい。土地区画整理事業が進めば、20年払い、30年払いで購入できる土地がきっと出来てくるだろう。市の債権などにより金利を低くしてそのような土地を提供し、娘や息子達が上尾市にいられるようにすることも本当のまちづくり運動ではないかと思う。
K:人数は少ないが、会場に足を運ぶというのはそれだけ思いがあるということである。行政主導型が市民から自然発生型になるのかわからないが自分が強い意志を持って今後まちづくりを進めていかなくてはいけないのではないかと思う。自分を超えて超我の奉仕という思いを持って私達があたらねばならないと思う。会場の中でもそういう気持ちを持つ人がいたら自分も参加したいと思うのでよろしくお願いしたい。
I(司会):上尾市は住環境が素晴らしいだけでなく、都市計画的にも先進地であるという話が基調講演にもあった。上尾市がまちづくりの先進地であるという誇りやプライドを持ってまちづくりを進めていくことができれば、上尾の街はもっと良くなるのではないか。
I(司会)Kさんの発言にあったように皆さんの思いがこの会場に足を運ばせている。その思いをこれからのまちづくりに活かしていきたい。市民の意見をきちんと受け止めてほしいという発言が印象に残った。いただいた意見をそのままにしてはいけない。市民の意見をどう活かしていくか、上尾の市民によるまちづくり会議のようなものをつくったらどうか、もう一方では自然におこってくる底辺の意見を集める会、例えば、まちづくり塾やサロンなどで話し合うことが大事であるという意見もあった。都市計画マスタープラン素案やまちづくり意見集にはまちづくり条例をつくろうということが述べられている。まちづくり条例をつくっていくと同時に、市民まちづくり会議やサロンなど市民が話し合う場で市民の意見を集約し、上尾のこれからのまちづくりプラン市民版をつくってはどうか。それは同時に毎日がまちづくりであるいうことを実際に行動する指針になると思う。また、子供の意見を聞く、子供と行動を共にすることが大事であるという意見も多く出た。これからのまちづくりは子供の眼を決して忘れないでほしい。これらは皆さんの総意であると思う。時間が過ぎています。今日は熱い議論をありがとうござました。(2000.3)