台 北

幾たびか中国大陸の方には訪れていましたが、中華民国(台湾)には訪れる機会がなくて、この年1987年が最初でした。キャセイ航空COX451便で中正国際空港へ。空港でトラックにスーツケースをつむ仕事人の荒っぽいことは、天下一品。4、5mの距離のところに放り投げてつんでいた。ケースのへこむのがわかるような気がした。現地添乗員と空港で合流。ホテルへむかった。Majestic Hotelだった。どんなホテルだったかはほとんど忘れたというのが真実。中国5000年の歴史にふれることができる国立故宮博物院は、見ごたえがある。国宝級の芸術品が62万点以上収蔵されていて、3カ月ごとに展示品をいれかえるそうです。

だから全収蔵品を一巡するには10年はかかるという。ほんとうかどうかはわかりません。通常展示されているのは約2万点ほどで、見学すると最低でも3時間くらいかかります。撮影禁止でした。銅器、陶磁器、玉器、書画、象牙、漆器、彫刻など中国の宝がたくさん残っているのに驚くと同時に、賛成ではないが権力者がいたためにこういうものが残ったのだと複雑な気持ちになる。2階が古代中国の文物陳列室、3階が玉器、彫刻、織物などの陳列室。ヒスイの屏風、象牙の彫刻などはため息がでる。中国人の器用さ、技術に驚くばかりです。忠烈祠は革命のために貢献した軍人や志士の英霊をまつっているのだそうです。直立不動の衛兵が立っていて、ニコリともしないのにびっくり。ことばがわからんのでそうなのか、職務に忠実なのかはさだかでありません。1時間ごとの衛兵の交代のようすは人気のまとで、あとをおいかけてカメラのシャッターを切っている。烏来(ウーライ)はタイヤル族の集落。台北の東南28kmのところある。ウーライには名物のトロッコがあり、白糸の滝へいかれる。滝の落差は約82mある。タイヤル山地文化村では、タイヤル族古来の風俗を表したショウが見られる。オプショナルツアーでしたが、野柳風景特定区が近かったのでいってみた。風や波の浸食でできた奇岩や怪石が海岸ぞいにある自然公園。なかなかすばらしい造形美だった。帰り道でタクシーの運転手が海岸にそった通りを通ってくれたが、海辺に使用されないままで廃墟となっているレジャーハウス??のようなものが数多くあったのが目についた。

(1987.12.26〜12.29)