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関節破壊は破骨細胞の役割が大きいですが、RANKL(破骨細胞分化因子)とmacroohage-CSFというサイトカインが必要です。注2
RAの病態はサイトカインによる増殖性刺激と、アポトーシスのアンバランスによる、滑膜の増殖炎症(パンヌス)で、それにより、軟骨、骨破壊がおこるのです。
TNFαは、骨破壊と持続的炎症の両方に重要な役割を果たすのですが、それLipopolysaccharideで活性化されたマクロファージや、T細胞などで、産生され細胞内のdeth
domainを刺激しapotosisや炎症性サイトカイン産生を促します。特にRAの場合は破骨細胞への分化、活性化を促しています。
IL-1は、滑膜誘導作用関節破壊作用を持ち、MMPsを誘導します。
IL-2は、T細胞の過剰活性化を誘導します。
IL-6は、炎症性細胞の活性化とか、貧血を誘導します。注3
トランスフェリン低下、エリスロポエチン産生低下、反応低下。
IL-8は、持続炎症に関係があり、ケモカイン受容体拮抗剤が開発されている。
IL-17:CD4+T細胞は、TH1とTH2だけと思われていたが、IL-17を産生するもう1のサブセットがある ことが分かってきた。これをTH17と言います。
IL-17は、骨破壊に重要な働きをしています。
INFyは、細胞障害性T細胞誘導、NK細胞活性化B細胞増殖をします。
TGF-βは二面性を示すサイトカインですが、RAにおいてはTH17の誘導に働きます。
2009年にACR/EULARの診断基準が、1987年以来、22年ぶりに採用されました。
関節病変(数)、滑膜炎持続期間(6w)、自己抗体(RF、ACPC)、CRP(ESR)の4項目で6点以上をRAとしています。
細胞膜のリン脂質からホスホリパーゼA2を介して、遊離したアラキドン酸がCOXによりプロスタグランディンになりますが、発痛物質ブラジキニンの閾値を低下させる。NSAIDsはこのCOXを阻害する対処療法である。
DMARDとされている。MTXと併用されることがある。
かつては、特効薬のように言われていたが、今では、あくまで、選択肢の一つである。
葉酸の構造類似体。プリン、プリミジン合成抑制にもとづく細胞増殖抑制。
好中球機能抑制。サイトカイン抑制。最もエビデンスが明確。現在は第一選択薬。
免疫抑制剤。T細胞活性化に重要なNuclear factor of activated cellの活性化を抑える。サイトカインの産生を抑制。
MTX無効例には、選択されることが多い。T-cellやマクロファージからのサイトカイン産生を抑制し、抗体産生や滑膜増殖を抑制。
DMARDを3ヶ月以上使用しても、コントロール不良の場合考慮される。
インフリキシマブはキメラ型抗TNFα抗体。既に有効性、関節破壊抑制効果が、証明されている。
エタネルセプトは完全ヒト型可溶性TNFレセプターとして、TNFα及びTNFβに結合して、レセプターとの結合を阻害し、その生物活性を抑制する。有効性が証明されている。
アダリムバブは完全ヒト型抗TNFαモノクロナール抗体の為、副作用が少ないと考えられている。
注1)アバタセプト(CTLA4-Ig融合蛋白)はこのT細胞のCD28を介して抑制します。
アタシセプトもRAに対し、治療を行っています。
B細胞に対してリツキシマブ(抗CD20抗体)、エプラツズマブなどが治験中です。
注2)デノスバムは抗RANKL抗体です。現在は臨床効果を診ています。
注3)これを抑えるのが、トリシズマブです。
既に、破壊を生じた関節に対し現在でも手術は必要であり、成績もよくなってきている。
患者の血漿中のサイトカイン(RF、TNFα、IL-6、immune complex)を取り除く治療。
活性化された白血球が病態を悪化しているので、それを除去しようとする治療。
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