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八街市の内科・外科・小児科・リハビリテーション科クリニック。医療法人社団 晃正会 湯沢クリニックです。

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逆流性食道炎Gastroesophageal Reflux

逆流性食道炎とは(狭義の)

 逆流性食道炎とは、胃液、十二指腸潰瘍の食道内への逆流により、食道粘膜に障害を発生させ、「逆流症状」を引き起こしたもの。食道内への逆流は健常人においてもしばしば起こるものである。たとえば妊婦、体位、体型(肥満)、喫煙による、食事による(脂肪、アルコール)ものなどの影響がある。ではなぜ食道炎が起きる人と起こらない人がいるのか?
いずれにしても、低LESと低acidclearaceが発症の大きな引き金になっている。

@食道の構造について(antireflux barrier)括約機構といえ構造とは

解剖学的な要素

食道には括約筋がない。食道は食道裂孔というところで横隔膜からきている横隔膜食道筋膜で胸部食道と腹部食道に分かれている。
食道粘膜は扁平上皮粘膜であり、酸にたいしては他の消化管に比べ、もっとも弱い。
括約機構は、
1.横隔膜食道裂孔の右脚の作用-左、下方への牽引
2.His角-食道と胃底部でつくりだす角度(逆流防止弁となる)ならびに胃粘膜自身も弱い弁として働く。
3.下部食道の構造について-消化管は内輪外縦の構造であるが、胃には特別な斜走筋の構造がみられる。(これらの胃の筋の構造をHeivetius collarという)
以上の構造が括約機構として存在すると考えられLES(loweresohagealsphincter)といわれるものに作用する。

生理学的な要素

始め食道内圧の研究から、腹部食道に一致して高圧帯があることがわかった。これは胸腔内圧より、腹圧が高いことに起因している。腹部食道が長いとこの高圧帯が長いため、逆流が起きにくいことがわかった。
LESは嚥下や食道体部の蠕動運動の影響を受けないLES静止圧(健常者では12-25mmHg)があるが、この圧は嚥下や胃の蠕動運動に伴いLESが弛緩をして下がり、食道を胃に排泄する。これを「嚥下と関係のあるLES弛緩」とする。これは、弛緩しているとき食道の蠕動波があること、弛緩している時間約5秒と短いため、逆流しにくい。
*嚥下と無関係なLESの弛緩 transient LES relaxion 一過性LES弛緩(以下TLESR)
もし食道内に異物内物が逆流した場合は、食道内に蠕動波が起こり、積極的に胃内へ排出されることになっている。しかし、TLESRの場合は蠕動波の決如が起こり、逆流物への胃への排泄が遅れる。(PH低下)
胃の発展も迷走神経を介しTLESRを引き起こすとされている。(食事との関係)
TLESRが起こると健常者の35%、逆流者の65%に逆流が起こると観察された。
-これが病的逆流の原因か?
他の要素(LES減圧に作用するもの)
LES圧を減少させるのは、胃内圧ばかりでなく、胃の(縦走)筋の緊張にもよるところが大きい。
(胃壁の緊張は括約機構を弱め、胃壁圧とLES圧が等しくなった時、括約筋が開くようになっている。)
逆流が起きたとき胃酸の中の塩酸による食道炎を起こし、タンパク質を変性させ、pepsinを活性化させ粘膜を自己消化に導く。もしこれに十二指腸の逆流が加わった場合、胆汁、膵液などが加わり、今度はアルカリ性の食道炎を起こすこととなる。胆汁は食道壁のH+の浸透性を増し、胃酸による被害を増大させる。

神経学的な要素

嘔吐を来たす疾患、コリン作動性神経障害

ホルモン的な要素

gastrin欠乏、secretin、CCK、ニコチン、PGA、E1、E2
ただし、食道内圧検査だけでは、逆流性食道炎の診断の根拠とはならない。(診断のころで述べる。)
AcidClearance(24時間食道内Ph測定法)。
食道炎は、食道の働きをにぶくし、Clearanceを悪くする。
ph-probeを食道内にいれ、内因性の胃酸をはかるか、または胃内に0.1Nの塩酸を入れて測定する。24時間phモニターは何度逆流が起きたか、どのくらい酸が存在していたか(時間)、酸の存在時に症状が起きたか、などを調べる。(ClearanceTime 5分<は、食道炎をかなり引き起こすことが知られている。)
ほかにも、一日のうちPh4以下の時間を合計したり、どこまで逆流するか(高さ)などのデーターをとっていた。これは術後のフォローアップとしても使える。
Bernstein test-0.1NのHclを食道内に入れ、症状の再現性をみる。(50mlを10分で注入する)

@鑑別診断

Charasia,Acharasia,Candidiasis,drug,injury,cancer,Eo E(Eosinophic Esophagitis)

@治 療

1.満腹にしないこと。脂肪はLESを下げる。アルコール、チョコレートもさける。肥満禁止。
2.食後すぐに横にならないこと、喫煙禁止。
3.antiH2recepter antagonist,PPI(酸による悪循環を断ち、Clearanceを改善する。)
4.手術
Nissen fundoplication(Partial )にて97.5%の改善率
狭窄、及びそれに伴う抹消の拡張などの後遺症もある。



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