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所在地:大阪市天王寺区生玉町 生国魂神社
最寄駅:地下鉄谷町線「谷町9丁目」下車、南西へ約400M |
「彦八まつり」は、上方落語の始祖といわれる米沢彦八の功績を称えるため、1990年(平成2年)に笑福亭松鶴の一門が生国魂神社境内に6代目松鶴が生前やろうとして果たせなかった「彦八の碑」を建立したの機に、その翌年の1991年から始まっている。
当初は6代目松鶴の命日(9月5日)に行われていたが、現在では毎年9月の第1土曜日と日曜日に生国魂神社で開催する「上方落語協会挙げての年に1度のファン感謝イベント」として、境内一杯に「落語家おもしろ屋台」や「種々の芸能の奉納」等行われるようになり、今年で17回を数えるに至っている。
普段、テレビに良く出る有名落語家は勿論こと、ラジオでリポーター役として声でしか、知られていない若手落語家にもお目にかかれるという落語ファンにとっては、堪らない2日間である。
今年(07年)は9月1日、2日に開催されたが、晴天に恵まれ2日間で10万人の人出で賑わったという。 |
初代 米沢彦八:生年、没年共に不明。江戸中期(元禄〜正徳年間)に活躍。この時代、大坂に米沢彦八、京都に露乃五郎兵衛、江戸に鹿野武左衛門が出て「落とし咄」が大流行した。
米沢彦八は主に生玉神社境内を活動拠点とし人気を博した。じっくりと坐って話す落し噺とは違って、賑やかな演出をとった彦八の芸は、現在の上方落語に受け継がれている。
(尚、没年については、尾張蕃の家来であった朝日重章の日記『鸚鵡籠中記』に1714年(正徳4年)に興行先の名古屋で死去したと記載されているという。)
彼の作品として「当世軽口集」「軽口御前男」「軽口大矢数」などが知られる。
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[訪問日] 2007年9月1日 |
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生国魂神社の正面鳥居。 |
大勢の人で賑わう境内。 |
 |
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彦八のイメージキャラクター。
この暑さで被り物に入る人は大変御苦労なことである。 |
境内に建立されている『彦八の碑』。この祭りの主役の筈が近寄る人はまばらであった。 |
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 |
当日は30度を越す気温で、摂社の前で涼をとる人達を多く見かけた。 |
境内特設ステージでは色々な催しものが行われていた。
写真は地車囃子と龍踊り。 |
 |
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客の呼び込みをする実行委員長の桂都丸。 |
たこ焼きを焼く笑福亭仁福。 |
 |
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焼きそば屋の笑福亭鶴瓶一門。サインをするのは晃瓶。
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寄席文字を書く橘右佐喜。
寄席文字は右肩上がりで、隙間無く書くので縁起の良い文字とされている。 |
 |
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ファンと談笑する桂小染。 |
桂かい枝。 |
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客を呼び込む桂坊枝(手前)、こけ枝(中央)、文華(右側)。 |
テレビのインタビューに答える桂春菜。
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サインをする桂小米朝。この射的屋では人間国宝の桂米朝の写真が貼られてある箱を打ち落とすと1番良い商品がもらえる。 |
サインをする桂きん枝。
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客を呼び込む桂小春団治。 |
サインをする桂文珍。 |