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神社めぐり
神社めぐり 二ノ宮神社
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二ノ宮神社 所在地:枚方市船橋本町1丁目
最寄駅:京阪本線「樟葉」下車、京阪バスで「藤原」下車、
(駅から徒歩の場合、東南へ徒歩約1000m)
当社の創起は社伝によれば、「仁徳天皇29年春の勧請にして、用明天皇は当国を堅め給ひし矛を納めて郷の巨鎮となし、云々」とあり、その由来は5世紀に遡るとしているが、1460年(寛正元年)久修恩院上座知西の記した社蔵文書『牛頭天王記』によると、社殿創立は738年(聖武天皇の天平10年)であるとしている。
 社伝によればその後、「桓武天皇は797年(延暦16年)大納言藤原継種を遣わして奉幣祭祀せしめ、文徳天皇は856年(斉衛3年)大納言藤原良由を遣はして奉幣祭祀せしめ給ひしといふ」とあり、戦国時代には交野郡の二宮牛頭天王社と称された。
 天正年中(1573~92年)織田信長は社殿の修繕や采地を寄せるなど崇拝の念が強かったが、豊臣秀吉は社地の没収を行うなどした。
 1603年(慶長8年)豊臣秀頼が大阪城鬼門鎮護の神社として片桐且元を奉行として、交野郡の一之宮(牧野坂の片埜神社)、二之宮(当社)、三之宮(穂谷)を修復させた。当社はその折、本殿や摂社、お旅所などが再建され、それ以後は牛頭天王と称していたのを改め、二宮神社と称するようになった。

[参考資料] 『二ノ宮神社御由緒』 二宮ノ神社
         『現地説明板』 枚方市教育委員会、『枚方の社寺建築』 枚方教育委員会編
二ノ宮神社正面鳥居 二ノ宮神社正面の鳥居。
鬱蒼とした森の向こうに拝殿が見える。
二ノ宮神社拝殿 二ノ宮神社拝殿のお供え
二宮神社拝殿。
現在の拝殿は1666年(寛文6年)に修復後、1805年
(文化2年)に再建されている。
拝殿にお供えがたくさん並べられていたが、北は北海道、東北(秋田、山形、宮城)から南は九州(熊本、福岡)の各地より奉納があった。
二宮神社本殿。
現在の本殿は1603年(慶長8年)再建(片桐旦元が再建した時の棟札が現在も残る)以降、1713年(正徳3年)に再建され、1787年(天保7年)には屋根の葺き替えが行われている。

二ノ宮神社本殿
境内摂社稲荷大明神 境内摂社猿田彦神社
境内摂社稲荷大明神 境内摂社猿田彦神社
[2009年2月23日参拝]

神社-117/TTL-674

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