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神社めぐり
神社めぐり 鶴見神社
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鶴見神社 所在地:大阪市鶴見区鶴見3丁目
最寄駅:地下鉄鶴見緑地線「今福鶴見」下車、内環状線を南へ
鶴見郵便局の次の交差点を西に入る、約500m
鶴見神社の創祀は当地鶴見(旧下辻村)の開村に関わるもので、旧記によれば、後白河院の時代、
1158年(保元3年)、近江国辻村(現滋賀県栗東町辻)の農民17人が、この地に移り開村した時、比叡山峯八王子社の分霊を勧請したのに始まるという。古来より八王子社と称していたが1950年(昭和25年)現社名に変更している。
 開村時は郷里と同じ辻村と名付けられたが、近郷の人々は同じ郡内にあった上辻村(現旭区清水町)に対し、当地を下辻村と呼んでいたので、江戸時代にはこれが正式名となった。1925年(大正14年)に下辻が鶴見に変更されている。
 鶴見の地名の由来は、平安時代の末期、源頼朝が京へ上洛する際に、富士の裾野(現静岡県磐田市)の鶴ヶ池で1000羽の鶴の足に金色の短冊をつけ放ったが、この鶴が当地にも飛来して舞う姿が見られたことに由来すると伝わる。
[参考資料] 『鶴見神社パンフレット&境内掲示の由緒書』
鶴見神社正面鳥居 鶴見神社正面注連柱
鶴見神社正面鳥居。 鳥居と並んである注連柱。車で出入りのための入口らしい。
鶴見神社拝殿 末社・住吉神社・九鬼稲荷社、祖霊社
鶴見神社拝殿。祭神は大山咋神荒魂を初め9神を祀る。現在の社殿は1890年(明治23年)桧皮葦流造に改造し、1969年(昭和44年)に本殿・幣殿・拝殿を春日造の鉄筋コンクリート造に改築したが、老朽化が進んだため、2011年(平成23年)社殿・末社の大改修を行った。 末社住吉神社・九鬼稲荷社(右)と祖霊社(左)。
延宝年間(1673~80年)の下辻村の石高は800石余りで、低地のため度々の水害にあい平年作は10年に1度という状況であった。大坂の幕領検地を担当した摂津三田藩主・九鬼和泉守はこれを哀れみ、100石程減らすことにしたので、村人はこの恩を忘れず、神社を創建して以前から祀られていた住吉大神と合祀して祀ったのが当末社である。
末社・鶴八社 末社・福龍社
鶴八社。パンフレットには鶴八大明神を祀るとあったが、いかなる神かは不明。 福龍社。八大龍王を祀る。手前の常夜燈には「天保六未年(1835年)」の銘がある。
境内に聳える楠木 明治37・8年役戦捷記念碑
境内に聳える楠木。 境内に建つ「明治37・8年役戦捷記念碑」。見たところ矢尻のようなデザインだが、よく解らない。
ご朱印
鶴見神社朱印
[2012年11月10日参拝]

神社-137/TTL-1224

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