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神社めぐり
神社めぐり 中臣須牟地神社
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中臣須牟地神社 所在地:大阪市東住吉区照ケ丘矢田4丁目
最寄駅:近鉄東大阪線「矢田」下車、線路沿いを南へ約300m
矢田駅南の信号を東へ約600m
当社は『延喜式』神名帳に載る摂津住吉群の同名社に比定される。『延喜式』(玄蕃寮)によれば、新羅使の来朝の際、大和・河内・和泉の6社と摂津の住道・伊佐具の2社から差し出された稲を住道社に送り、ここの神部が酒を造って、中央から中臣氏を派遣し難波館で客に給した。ここに見える住道社は、神名帳に見える須牟地3社(中臣須牟地・神須牟地・須牟地曾禰の各社)のうち、当社が唯一の大社であること、社名から中臣氏との関係がうかがわれることから、当社のことと考えられる。
 また、『延喜式』(臨時祭)には、八十島祭に際する幣帛として、住道神2座に5色帛名5尺・絹5尺・糸1絇・綿1屯・倭文1尺・褁料布3尺が記され、奉仕者の料として、同社祝に布1端が支給されている。この住道社も当社と思われる。
 今回の参拝時には、社殿正面の鳥居がある入り口や社務所は閉じられており、境内に由緒書きなどの案内表示などは見当たらず、休業状態であった。但し、境内はきれいに掃き清められており、維持管理する人はいるらしい。
[参考資料] 『日本歴史地名体系』大阪府編 平凡社
中臣須牟地神社正面鳥居 中臣須牟地神社社殿
 社殿正面の鳥居。入口は閉ざされていた。
西側にあった鳥居 社殿周囲の土塀跡
境内社・厳島社 境内社・道祖社
境内社・厳島社 境内社・道祖社。猿田彦を祀る。
内社・楠木社 境内にあった祠
境内社・楠木社。赤い鳥居に赤い玉垣は稲荷神社 一見、狛犬のような石像が祀られている祠。
[2016年7月3日参拝]

神社-145/TTL-767

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