|
所在地:大阪市生野区南巽1丁目
最寄駅:地下鉄千日前線「南巽」下車、西へ約400m |
正長旧蹟(定願寺開基の定願坊住居跡)から南へ500mほど離れたところにある定願寺は小丘山桑原院と号し、1412年(応永19年)僧定願房の創建。
もとは旧河内国渋川郡桑原庄西四条村にあったが、1881年(明治14年)現在の地へ移転している。
寺伝によれば、開基定願房は1370年(文中元年)楠木正成3男、楠木正儀の3男に生まれ、名を正長と言う、正長が41歳の時、浄土真宗本願寺6世巧如上人に教化に帰依し、名を定願房と改め、寺を創建した。正長は1468年(応仁2年)97歳の長命で寂している。
その後、8世蓮如上人より定願坊という 道場を許され、11世教如上人よりは寺号として定願坊を賜い、以来定願寺と称し、現在に至っている。
永禄〜天正(1558〜80年)の頃、石山合戦のため、織田信長の軍勢により、寺は焼かれたが、定願寺6世正西が一宇を再建し、定願寺を再興したと伝わる。
|
[参考資料] 「現地案内板:定願寺沿革」 |
|
現在の建物は2002年(平成14年)に落慶したばかりの真新しい建物である。
。 |
定願寺本堂。
阿弥陀仏を本尊とし、正長自作と伝わる木像も安置している |
|
|
門前に建つ「定願寺沿革」案内板。 |
|
|
|
|