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所在地:高槻市浦堂本町
最寄駅:JR東海道線「高槻」下車、市バス「上の口」行きで
「浦堂」下車、東へ約500m |
当山は775年(宝亀6年)桓武天皇の兄である開成皇子が、自ら作った如意輪観音像を本尊として創建。その後、弟子・開智が大般若経を安置し、安岡寺般若院と称したと伝わる。
文安年間(1444〜49年)天災により堂宇が焼失するが、永正年間(1504〜21年)高誓が再建。
その後、永禄年間(1558〜70年)三好氏の、又、天正年間(1573〜92年)高山左近の兵火により、灰燼に帰したが、寛文年間(1661〜73年)に再興した。
江戸時代は将軍家の拝領を受け、諸堂宇のほか、大日院、藤本坊、阿弥陀院、泉蔵坊の4塔頭を擁する大寺に復活している。
明治初年の廃仏毀釈で再び荒廃する憂き目に遭ったが、篤志家や近在村民の協力により、現在の姿に再興したとのことである。
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[参考資料] 『高槻観音 安岡寺』 安岡寺パンフレット
『日本歴史地名体系(大阪府編)』 平凡社 |
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安岡寺の入口にある注連縄は勧進掛の一種と思われる。左の写真の石柱の門を更に進むと山門(総門)がある。 |
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本堂に安置されている本尊は、如意輪観世音菩薩(秘仏)。脇仏として、明治初年男山八幡宮より移された愛染明王と、弘法大師作の不動明王が、安置されている。 |
堂宇が建ち並ぶ境内。境内に植えられている梅はつぼみ状態で、開花にはちっと早すぎたようだ。 |
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叶観音堂。古くは阿弥陀堂と呼ばれていたが、現在では篤志家の寄贈による聖観音菩薩像が安置されている。 |
青梅観音堂。安置されている行基作という千手観音坐像は、俗に青梅観音と呼ばれ、元は明治初年に廃寺になった安正寺の本尊と伝えられ、国の重要文化財に指定されている。 |
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大護摩壇の本尊として、境内には石仏の弘紹不動明王がまつられている。 |
本堂の脇に沸き出ている観音霊水。この霊水は開成皇子が当山を建立した折、当地の神、福大龍王の口より湧き出たと伝わる。 |
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新西国三十三ヶ所霊場 |
摂津三十三ヶ所霊場 |
近畿三十六不動尊霊場 |
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[2005年2月22日参拝] |
[2005年2月22日参拝] |
[2005年2月22日参拝] |
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