|
所在地:奈良県大和郡山市松尾山
最寄駅:JR大和路線「小泉」下車、奈良交通バス「松尾寺行」
終点で下車、徒歩約2Km |
当山は718年(養老2年)天武天皇の皇子舎人親王が元正天皇の命を受けた『日本書紀』編纂の完成と自身の42歳の厄除けを祈願して、法隆寺東院住持永業禅師と共に創建したと伝えられる。
また、養老年間(717〜24年)に鎮守として勧進された松尾大明神(清滝権現、大山咋神、牛頭天王の3社神)を祀る松尾山神社が境内にあり、神仏習合の古刹である。
江戸時代から日本最古の厄除け観音として民間信仰を集め、現在でも「まつのおさん詣り」として厄除けのための参詣が多い。修験道との関係も深く、山林、山岳修行を始め各種修行の道場でもあり、現在に伝わる修験道古記録は約1300点を数えるという。
|
[参考資料] 『松尾山詣り』 松尾寺パンフレット |
|
松尾寺山門。
この寺院は四季折々に咲く花が参拝者を楽しませてくれるが、今回参拝したタイミングは、ツツジやサツキの時期は過ぎ、バラにはちょっと早すぎたこともあってか、参拝者の人影は少なく、猫がただ1匹出迎えてくれた。 |
|
|
入母屋作りの本堂は南北朝の1334年(建武元年)建立。国の重要文化財。
本尊の千手千眼観音菩薩(秘仏:年1回、11月3日だけ開扉)は奈良県の重要文化財の指定を受けている。 |
三重塔。江戸時代始め1649年(慶安2年)の建立。如意輪観音が安置されている。
|
以下は2004年(平成16年)正月3日に初詣をしたときのスナップ写真。多くの参拝者で賑わっていた。 |
|
|
山門には幕が張られていた。
参拝者のために臨時バスの運行表が貼り出されている。 |
山門から108段の階段を登れば、眼下に奈良盆地が一望される。 |
|
|
本殿には大きな門松が立てられている。 |
三重塔から更に山道を登ると、松尾大明神を祀る松尾山神社がある。 |
|
|
|
|
役行者霊蹟札所 |
まつのさん詣り |
|
最近の役行者霊蹟朱印は、横書き用に
なっている(3つの朱印が1つに組合わ
さっているため)とのことであった。 |
|
|
[2005年5月12日参拝] |
[2004年1月3日参拝] |
|