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役行者霊蹟札所役行者霊蹟札所
 
役行者は修験道の開祖として、1300年の永きに亘り、多くの人々の信仰を集めて来ており、その巡錫霊蹟も全国各地に残されている。修験者の組織は、天台系(聖護院を中心とした本山派)と真言系(醍醐寺を中心とした当山派)の2つがあり、お互い競合しつつ発展して来たが、明治初年の神仏分離令に続く、1872年(明治5年)の修験道廃止令により、全国各地の修験道組織は解体を余儀なくされ、修験道信仰も衰退の憂き目に遭ってきた。
  この「役行者霊蹟札所」は、2000年(平成12年)に1300年忌として、「役行者ゆかりの39寺社集印巡り会」が、醍醐寺、聖護院、金峯山寺などの寺院が中心となり開催され好評を得たので、これを機に、集印巡りに参加した寺社を中心に36寺社に再編し、2001年(平成13年)より、役行者信仰の高揚を目指す正式な霊蹟札所会として発足したばかりの非常に新しい霊場めぐりである。
2004年10月3日大阪の某民放局主催の「吉野ウォーク」があり、、それに参加する形で吉野山にある役行者霊蹟を尋ねた。生憎、当日は終日の雨で、写真の写りが悪かったことに加え、決められた時間内には吉野山にある札所を全て回ることが出来なかった。これを機に各地の「役行者霊蹟札所」を訪ねて見ることにしたい。
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