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所在地:奈良県生駒市
最寄駅:近鉄奈良線「生駒」下車、ケーブル線に乗換「宝山寺」下車、徒歩約10分
徒歩の場合は「生駒」駅北側の参道筋を約30分(約2KM) |
当山の縁起はその開基を役行者としているが、役行者が金剛葛城の山中で修行中の664年(天智天皇3年)生駒山中の岩屋に梵文般若経を納めたと伝わり、これが現在本堂の裏手にある般若窟と言われている。
また、宝山寺が1741年(寛保元年)寺社奉行に提出したに記録によれば、入唐前の弘法大師もこの地で修行されたと記述されているとの事で、古来よりこの地一帯は修験者の修練の場であった。
1678年中興開山の湛海律師が入山し、大聖無動寺を創建、後に弘法大師真蹟の「寳山寺」の額が発見され、1692年(元禄5年)寺号を寳山寺に改めている。
宝山寺は中・高学校の遠足で、大阪側から生駒山に登り、下りは宝山寺経由で降りて来るコースで、幾度となく参拝したが、今回は逆コースで、宝山寺から興法寺に抜けるコースを取ろうと思い出掛けたが、宝山寺から山頂に向かう中でにわか雨に遭い、退き返したため、今回の計画はあえなく頓挫してしまった。
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[参考資料] 『役行者霊蹟札所巡礼』 役行者霊蹟札所巡礼会編 朱鷺書房 |
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生駒駅前から参道筋を暫く行くと、参道は階段となり、住宅地の中を行く。というより、参道に沿って住宅が建て込んで来たと言うべきか。 |
参道の中ほどからは、旅館や食堂が軒を並べる。階段もきれいに整備されている。 |
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駅から30分ほど登ると大きな鳥居が目に入ってくる。
朝早くから、参道を掃き清める人々や参拝者が行き交う。 |
本堂の後ろに見える岩場は「般若窟」と呼ばれ、役行者がこの場所に般若経を納められた事に由来し、宝山寺の象徴ともなっている。本尊は湛海律師作の不動明王。 |
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歓喜天(秘仏)が祀られている桧皮葺の聖天堂拝殿。
宝山寺の別称「生駒の聖天さん」として、商売繁盛を願う人々の参拝が多い事でも有名でもある。 |
多宝塔。塔内に安置されている本尊は愛染明王。 |
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弘法大師を祭る大師堂。 |
奥の院に通じる参道の両脇には沢山のお地蔵さんが奉納されている。 |
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奥の院にある開山堂。当山中興開山の湛海律師を祀る。 |
奥の院本堂。 |
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近畿三十六不動尊 |
役行者霊蹟札所 |
神仏霊場 |
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[2005年7月31日参拝] |
[2005年7月31日参拝] |
[2009年2月14日参拝] |
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