大阪再発見の表紙に戻る
霊場参拝
役行者霊蹟札所
第20番
ロゴをクリックすれば
一覧表に戻ります
揚柳山大野寺 所在地:奈良県宇陀市室生区大野
最寄駅:近鉄大阪線「室生口大野」下車、南へ徒歩約5分
大野寺は寺伝よると、681年(白鳳9年)に役行者が開き、824年(天長元年)空海が 室生寺を再興する時、この地を西の大門と定め一宇を建て、弥勒菩薩を安置、「慈尊院弥勒寺」と称したと伝える。
 鎌倉初期の1207年(承元元年)奈良興福寺の雅緑僧正の発願で、後鳥羽上皇に奏上し、上皇の勅願により、宇陀川の対岸の 屹立する弥勒磨崖仏の造顕がなされた。1209年(承元3年)後鳥羽上皇が行幸、願文を石像体内に納め、石仏開眼法要が営まれている。この時の随行は 公卿、殿上人、女房たち60余人であったと記録に残る。
 なお、大野寺は奈良県を代表する桜の名所の1つでもあり、境内に見事なしだれ桜が咲く。このシーズンには訪れる人も多く、境内は人で溢れる。

[参考資料] 史跡『大野寺』のしをり 大野寺パンフレット
         『役行者霊蹟巡礼』 役行者霊蹟札所会編 朱鷺書房
大野寺山門と櫻 大野寺本堂
大野寺山門。塀の内側の桜が満開であった。 大野寺の本堂。本尊の弥勒菩薩と開山の役行者が安置されている。
大野寺磨崖仏-1

大野寺の対岸(彼岸)にある磨崖仏(国史跡)は高さ
100尺(約33m)の弥勒巌に、45.5尺(13.8m)の弥勒仏の立像 を線刻した日本最大の磨崖仏である。



大野寺磨崖仏-2

 磨崖仏は1999年(平成11年)に
 6年越しの、修復作業が完了し、
 (写真では見難いが)肉眼では以前
 よりも線刻がはっきり見えるように
 なった。
大野寺の境内には、樹齢300年の小糸しだれ桜の古木が2本(下の写真)と樹齢100年の紅しだれ桜30本があり、 華やかに咲きこぼれる。 大野寺境内の櫻-1
大野寺境内の櫻-2 大野寺境内の櫻-3
山門を入ったところにある小糸しだれ桜。 大野寺本堂の前にある小糸しだれ桜。
境内に建てられている阿波野青畝の句碑。
『春山の 巨岩弥勒と なり給ふ』
阿波野青畝の句碑
ご朱印
役行者霊蹟札所
大野寺朱印-1
[2006年4月12日参拝]

寺院-165/TTL-465

1つ前に戻る このページの上に戻る 表紙に戻る

Copyrightc2015.Yoshi Planning.All rights reserved. 写真及び文章の無断使用は禁止します。