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霊場参拝
役行者霊蹟札所 役行者霊蹟札所
第14番
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元山上千光寺 所在地:奈良県生駒郡平群町鳴川
最寄駅:近鉄生駒線「東山」外車、奈交バス「緑ヶ丘循環」で
「緑ヶ丘北」下車、北西約30分(約2KM)
当山は660年ごろ役行者が開いたと伝えられる寺で、大峰山を開く前に修行したというところから元山上(もとさんじょう)と呼ばれている。
 役行者が生駒明神に参拝した折、明神のお告げにより、千手観音を感得。鳴川の里に小さな草堂を建て、漆の木で千手観音を刻み、日夜修行に励んだと伝わる。
 千光寺の名は天武天皇の勅願により、寺領と共に賜っている。現在も、この千光寺を起点とし、大阪、奈良の役行者ゆかりの寺院を巡る『生駒山回峰行コース』が人気を呼んでいるとのことである。
 また、役行者が母をこの鳴川の地に残して、大峰山に入った後も、母は修行を続けたところから、女人山上(にょにんさんじょう)とも呼ばれ、女性の修行者が多いとされる。
 このお寺は生駒山を挟んで、奈良県(元山上口駅)と大阪府(枚岡駅)を結ぶハイキングコース(約10KM)の途上にあり、また、宿坊はユースホステルにもなっており、境内には若い人の姿を多く見かけた。

[参考資料] 『役行者霊蹟札所巡礼』 役行者霊蹟札所巡礼会編 朱鷺書房
千光寺山門 千光寺本堂
千光寺の山門。右側の木札には「真言宗別格本山千光寺」、左側の木札には「元山上修験根本道場」とある。
真言宗のお寺というより、修験道場の入相が濃いお寺である。
観音堂(本堂)には役行者が自ら刻んだ漆の木の千手観音像が祀られている。
千光寺十三重塔


十三重層塔。鎌倉時代のもので平群町指定の文化財となっている。



千光寺境内

 境内の一角に護摩を焚く
場所がある。
千光寺開山堂 千光寺参道
開山堂。堂内に安置されている役行者・前鬼・後鬼像の3体は鎌倉時代の作で、平群町指定の文化財である。 境内の参道や階段の両脇には信者が奉納した、役行者が所狭しと建てられている。
ご朱印
役行者霊蹟札所
千光寺朱印
[2005年7月24日参拝]

寺院-145/TTL-414

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