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所在地:宝塚市米谷清シ
最寄駅:阪急宝塚線「清荒神」下車、北へ参道を約15分 |
清澄寺(せいちょうじ)は三宝荒神さん・かまどの神さんとして知られる神仏習合の寺院である。
「清澄寺縁起」によると、平安時代の始め、宇多天皇が霊夢を見たのを機に896年(寛平8年)勅願寺として創建された。
1183年(寿永2年)源平合戦の兵火により堂宇が炎上したが、1193年(建久4年)源頼朝によって再興されたと伝わる。それから400年後の1578年(天正6年)には荒木村重の乱で当時49坊あった坊社は竜蔵院1坊を残し、ことごとく焼失したが、西の谷(現在地)にあった荒神社はこの2つの兵火をいずれも免れたのは、火の神、火防の神としての霊験があらたかなことの現れであったためという。
現在のような形に堂宇が整ったのは、江戸時代の末期、第33世法主浄界和上の再建による。
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[参考資料] 『清荒神』 清澄寺パンフレット
『日本歴史地名体系』(兵庫県の地名編) 平凡社 |
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阪急電車の「清荒神駅」から山門に至るまでの参道には隙間無く、飲食店やみやげ物を売る露天商の店が立ち並んでいた。 |
山門より正面に見える本堂は江戸時代の末期安政年間建てられたものだが、平成の大修理が5年の歳月をかけて行われ、1993年(平成5年)に完成している。
本尊の大日如来のほか、不動明王像、弘法大師像、四天王像を祀る。 |
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山門を入り、左手に回ると天堂と呼ばれる拝殿がある。三宝荒神王、大聖歓喜天(聖天)、十一面観世音菩薩他、
福徳を授ける諸神諸仏が祀られている。 |
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拝殿の真うしろに「御本社」と呼ばれる護法堂がある。
大勝金剛転輪王(如来荒神)、歓喜童子、弁財天を祀る。 |
火箸納所。かまどの神様として信仰される三宝荒神にあやかり、厄年の人が火箸で厄をつまみ出してもらうとされ、厄が明けると火箸を奉納する。 |
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摂津八十八ヶ所霊場 |
清荒神王 |
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[2006年1月24日参拝] |
[2006年1月24日参拝] |
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