第一回はベースの製作。敷設する線路配置の決定から加工したパネルの補強までを断片的ですが、レポート致します。
製作過程

製作にとりかかる前に実際に敷設する線路を使用して線路配置とイメージを固めておきましょう。
「雪国」は真中に渓流を作成しますので私の場合パネルはKATO製100mm高(幅900mm奥行300mm)を選択します。まずは敷設する線路の罫書き線を描きます(写真では見えずらい)。モジュールレイアウトとして企画を統一する場合は、ここは慎重に作業する事が大事です。罫書き方は両サイドの線路配置位置を確実に割り出し、敷設予定の線路を仮組みして両サイドの配置位置に合わせます。スパイク釘で仮止めし鉛筆等で線路位置を罫書きます。特に鉄橋を使用する部分はその位置を判りやすく記します。こうする事により渓流となる部分の切断面を確定する事ができます。また、フィーダ線路を取付ける時は配線用の穴の位置も罫書いておきましょう。次に切断部分の線を描きます。写真で見える黒い線は切断線です。
ジグソーを使い切断線に沿ってカットします。鉄橋にあたる部分は狭目にカットしています。狭い分には後で削って広げられるからです。切断する所々や、切断部が直角になる部分は予めドリルで穴を開けておくと作業がし易くなります。切断した面はヤスリできれいにします。とげがささると痛いですから。

底板を取り付けます。鉄橋と橋脚を合わせた高さ、KATO製品の場合60mmですから底板上面の高さが逆算してパネル下から40mm高となるように取付けています。渓流川底高がこの高さになります。底板下はそれを支える板(パネル歪みの抑制と補強を兼ねる)を取り付けてあります。この板の長さも正確に切断する必要があります。でなければ取付けた際に逆に歪んでしまうからです。現物合わせも必要になります(なんせ木ですから)。取り付けには木ねじを使用しています。取付け後は平らな場所に置き、パネルに歪みがないかチェックします。歪みがなければ木工ボンドで更に固定します。