bO011
ハードディスクを増設したが正常に認識されない。
マスターとスレーブの設定を確認する。
 
マザーボードに用意されている IDE コネクタは、最大2台までの IDE ドライブを接続して同時に利用できる。 ただし、2台の IDE ドライブを接続して利用する場合には、それぞれの IDE ドライブの優先順位を設定しておかなけれぱ、正常に認識されない。 IDE ドライブの優先順位は「マスター(Mas1er)」と「スレーブ(Slave)」で決められ、プライマリのマスター、プライマリのスレーブ、セカンダリのマスター、セカンダリのスレーブという順番で優先度が高くなる。 マスターとスレーブの設定は、ドライブに用意されているジャンパで行う。 なお、IDE の仕様では、マスターやスレーブ設定に応じて、IDE ケーブルに接続する場所が決められている。 マザーボードから遠い側のコネクタにはマスターに設定したドライブを、マザーボードに近い側のコネクタにはスレーブに設定したドライブを接続する。 実際には逆の位置に接続しても正常に認識されるが、トラブルを避けるためにも正しい場所に接続するようにしよう。 ちなみに、マスターやスレーブに加えて「ケーブルセレクト(Cable Se1ect)」という設定項目も用意されている。 ケーブルセレクトに設定して接続した場合には、IDE ケーブルの接続位置に応じて自動的にドライブのマスターやスレーブが決定される。 ただし、すでに取り付けられているドライブがマスターに設定されている場合には、ケーブルセレクトに設定したドライブを接続しても正常に認識されないことがあるため、増設する場合はマスターやスレーブをきちんと設定したほうがよいだろう。
 
参考:PC Japan 2003/09 Page43
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