今回は、厚み6mmの鉄の板からの切り出しです。
一風変わった形状を、幅3.4mmになるように内外加工します。
他に穴や形状がないので、位置関係を気にすることもありません。
この辺かなーという所に2つ穴をあけ、ステージに固定したら、加工スタート
要らない内側を切り落とした後、必要な方を切り落とす外周加工
磁石でしっかり固定し、かなり水勢を弱めたのですが、突起が残ってしまいました。
ワイヤーカット界ではお馴染みの、通称出べそです。
こんな事もあろうかと、あらかじめストレート部分で切り落とされるように考えてます。
平ヤスリでスリスリして終了っ
一見どこから切っても同じに見える形状でも、「より正解」ってあると思います(°▽°)。
相手型の樹脂加工も一緒に注文頂きましたので、社内で製作してはめ合い確認できました。
ミクロン単位でオス型とメス型を作成することで、完全に入りきった時 見えにくくなるのです。
側面にインデックス割り振りで 1列8カ所穴あけ加工があります。
この様な仕事は複合加工機の出番です。
小さくて分かりにくいですが、SUS303の先端φ1mmで+0.02〜+0.04の公差で出来ています。
(φ1mm部分の長さは4mmあり、先端部SR0.5です)
この薄さで一体加工品です。2種類とも試行錯誤して製作した作品です。
ユーザー様は溶接で製作予定でしたが、どちらも製缶では製作できないと、
断られた為、弊社に相談がありました。
左写真は真鍮の板金製品で、すべての厚みが1.6mmの作品です。
この薄さではバイスに挟むとつぶれてしまうので、工夫が必要です。
右写真はSS400の板金製品の3次元形状品で、もちろん一体加工品です。
先端部は1mmの3次元形状からテーパー加工してピン角にしています。
この薄さではビビッてしまうので、これも工夫が必要とされます。
加工方法に技術もさることながら発想や工夫も必要とされます。
ミッ〇ーの足?
計量化の為、あえて2分割で製作し中を空洞にしました。
SKD11の3次元金型です。
3次元形状は時間がかかる為、普段は、夜マシニングを稼働する様心がけますが、
今回は納期がなく昼夜稼働して製作いたしました。
(写真は一部です)