2008年の近況集04

  • 2008年02月23日

     ということで、今回の標本画像撮影における工夫の最終回は、前述の針刺し台 を使って撮影した標本の大画像をUPしておきましょう。

     先ずは定番のギフチョウ。
     元々、強力な美しさを生まれながらに具えている蝶なので、多少下手に撮って も、それなりの美しさで写ってくれます。
     この個体は2006年05月21日の福井県大野市(旧和泉村)産、サイシン喰い (たぶん…)の産地になります。この産地の個体は、いずれ近いうちにまとめて UPする予定です。
     こうして見ると、撮影の技能が上がるにつれ、ただでさえ下手な展翅のアラが 目立ってしまいますな。もう、この歳になってしまうと、展翅の更なる上達は望 めないだろうし、このあたりのレベルで妥協しておくことにしましょう。

     そしてこれはご存知、モンシロチョウ。日本国内最普通種の一種です。
     データは、2006年06月18日長崎県対馬市美津島町(対馬)小船越。
     採るのは簡単ですが、撮るのはとても難しい…。
     白い蝶を、正しく白く、そしてキレイに撮るのには、どうすればイイんでしょう ねぇ。これからの課題です。

  • 2008年02月26日

     ↓は、これまで何度か登場した[ふしみやDB]の入力画面です。


  •  この時期恒例となりました、[2007年版ふしみやDB]の打ち込み、ようやく 2007年10月上旬まで進みました。手書きのノート、全157ページ中で132ページ目 まで消化することができました。ここまで進むと、とりあえずの終わりが見えて きた気がして、一安心です。
     とは言うものの、データベースの打ち込み作業は苦行なので、こうしてホーム ページの更新に逃避してきました。

     今日は、この2月中の近況として書き続けた標本撮影の方法を [ふしみやの撮り方4・2008年改良編] として、加筆修正の上、まとめてUPしておきました。

  • 2008年02月29日
     突然ですが、本日の夕方、神戸空港から那覇へ向け、最終便で飛び立ちます。
     今日は那覇泊り。
     明日03月01日は乗る便が10:15発なので、ホテルから那覇空港までソテツでも 見ながら歩いて行こうと思っています。
     さて、どうなりますことやら。

  • 2008年03月03日

     取り急ぎ、何処に行っていたのかだけでも書いておきましょう。
     行っていたのは、八重山ではなく、南大東島でした。

     帰ってきたのは昨晩遅くで、明けて今日は、なんやかやと忙しく、この続きは 明日以降に書けると思いますが、今日はアッサリとこれだけです。

  • 2008年03月04日
     03月01日は南大東島へと出発前に、那覇空港近辺でソテツのチェックです。
     時刻(8:00過ぎ)の面と天候・気温(曇り・12℃ぐらいかな?)面から、居たと しても成虫が飛んでいるとはとても思えませんでしたが、とりあえず各ソテツ周 辺を見て回りました。
     ところがご覧のようにソテツ自体に食害された雰囲気はまったくありません 。
     至って健康そういなソテツばかりで、「まっ、おらんのでしょう」ということで 、空港ビルへ。

     那覇から南大東島への飛ぶ機材は、このプロペラ機が使用されています。(画像 は復路の03月02日に撮影)
     03月01日の往路は、ずう〜と雲中飛行だったので、窓の外を見てもイヤなもの しか視界に入ってきません。それは何かと言うと主翼に付着し続ける雪というか 氷…。
     これが成長すると揚力が失われんやろなぁと思いつつ眺めていたのですが、そ こはちゃんとした飛行機のこと、アイスクリームのパッケージ程度の付着で済ん でいます。まあ、おっさんの杞憂でしたな。
     ところが、南大東島に近づき、降下を始めて暫くすると、足元から『ごんッ』と いうにぶい音が伝わってきました。
     「この高度で飛行中に、こんな音はないやろ!」
    と少々あせっておったところ、機長からのアナウンスが始まりました。曰く、
     「今の音はアイシングで、雲中飛行中に付着した氷が機体に当たったもので心 配すべきものではありません。」
     (そうか、ほなまぁ、安心してエエんやな…)
     「しかしながら、電気系統に若干の異常が発生しましたので那覇空港へ引き返し ます。」

     ですって…。やっぱり何処か壊れたんや。

  • 2008年03月06日

     電気系統の故障か…、どうもないんかいな?と多少の不安を抱いて座ってお ったのですが、無事着陸。

     そして地上係員の方から渡されたのは↑のチケット。「午後便で改めて出発し て頂くことになりましたが、その待ち時間にお食事でも」ということで2000円分 のミールクーポンも一緒に配られました。

     那覇空港には何度も来ているので、4階にレストラン街が在ることは判ってお ります。
     ちょうどお昼時だったので、フロアー全体に人が多く、各お店も混雑していま した。ところが、お鮨屋さんは空いています。ならば、お鮨ですね。
     こんなチケットでもない限り、先ず入ることはないと思われるこのお鮨屋さ んで『松』のセット(1980円)を注文。
     一緒に日本酒もいただきたかったのですが、昼間から呑むのは「斜め45度、逆 光開翅友の会」の総会時、年一回だけと決めているので、お茶にしておきました。
     うん、とても美味しゅうございました。

     再度のフライトでは何のトラブルもなく、無事に南大東島に着陸。

     空港で待機していた送迎用の1BOX車で
    ←[ホテルよしさと]に到着。
     「ん?メッチャ立派やん。1泊2食付きで4935円ってホンマかいな。」
    というのが、ココに着いたときの第一印象でした。

     観光案内みたいになってきた…。
     けど、ネタがないしこのまま観光案内を続けます。

     そしてこれがこのホテルの食堂。
     ここは建物最上階の4階にあって、窓からは南大東島で最も大きい集落 「在所」の夜景が一望できます。

     BGMには沖縄音楽が流されており、なかなか良い雰囲気。南大東島唯一の 「展望レストラン」と言ってもよいでしょう。

     こうなったらついでに夕食の画像も貼っておきましょう。

     揚げ物はお魚で、けっこう厚切りのマグロ。そしてこの皿の真下に白く写って いるのはタルタルソースになります。
     吸い物には、見えている椎茸の他に、ブタさんの内臓(たぶん)が上品な大き さで入っています。
     吸い物の上は蛸とニラの和え物。
     真ん中で茶色く写っているのは、茹でた冬瓜(だと思う)に田楽味噌をかけ たもの。
     お刺身はマグロとブダイ。
     そして、ご飯と吸い物に挟まれた物体は、里芋の大学イモ仕立て。
     以上、とても美味しゅうございました。

     ところで、「蝶の話しが全然出てこーへんやんか〜」ですよね…。

  • 2008年03月08日
     先日UPした[ホテルよしさと]ですが、あの立派な建物は新館です。客室は バストイレ付き、扉は自動施錠のホテル形式になっています。ちなみに、あちらの 方にお泊まりいただいた場合、1泊2食付消費税込みで6300円となっております。

     そして、
    ←これ。まさか新館の部屋ではありません。こちらは旧館。いかにも沖縄の民宿ら しい雰囲気でっしょ。
     私にはこちらの方がしっくりきます。宿泊料金は事前に聞いていた通り、 1泊2食付消費税込みで4935円でした。

     なお、エアコンがコイン式のように見えていますが、フリーでした。写っている コインボックスのようなものは、三相電源からエアコンを駆動させる為の装置だ と思われます。
     それにしても、壁に掛かっているピンク色の物体は何なんでしょう?

     壁面に描かれた絵、こんなんアリなのかな?という気もしますが、確かにイン パクトはあります。このお店、[ホテルよしさと]の斜め向かいにありました。
     どんなお店かと言うと、沖縄県内によくある販売所です。コンビニではありま せんが、お弁当や日用品、そしてお酒まで売っています。

     03月01日はここでオリオンビール、カップ入り久米仙とおつまみを買って部屋 で呑んでいると、N先輩から携帯に着信。関西人特有の大きな声で喋り続けてしま いました。
     隣の部屋の方に対して「ごめんなさい」です。

    ←の食べ物は03月02日の昼食として、上の[ケンちゃんストアー]で購入した 『大東すし』(250円)です。
     那覇空港のJAL側出発ロビー内売店で、たま〜に見かけますが、10パック程度の 限定販売。たいてい売り切れています。
     いつかは食べたいと思っておったのですが、ここまで来てようやく購入するこ とができました。南大東島まで来ないとなかなか食べられない珍品のおすし、ま るでハマヤマトシジミのようです。

     長ぁ〜い前ふりでしたね。ここにきてようやく『ハマヤマトシジミ』という蝶 名の登場です。
     次回こそは、ハマヤマトシジミの事を書くようにしましょう。