2015年の近況集17

  • 2015年09月06日

     天気が良ければウラナミジャノメで奈良県明日香村辺りに行こうと思っていたのですが、朝から雨だったので中止でございます。

     結局、2週連続で日曜日は展翅外しと標本撮影になってしまいました。
     動画には写っていませんが、雨なので除湿機を2階から移動しこれを運転、窓を閉め切っての撮影です。(湿度は下がるが気温は上昇、とっても暑い…)
     そして、どうにか2014年に採集した個体の撮影をすべて完了いたしました。
     

  • 2015年09月08日

     お盆の山ゴマ・ツアーを終えてからは、08月末に現場からの帰途、滋賀県大津市で2化目のウラナミジャノメを若干採っただけで、 ほぼ活動休止中でございます。

     08月下旬以降、日本海側のシルビアシジミ分布空白域へと探索に行こうと思っていたのですが、過去2週は日曜日毎に天気が悪く、 次の日曜日も現状はイマイチの天気予報です。
     う〜ん、日経平均同様、気分はだだ下がり…。


  •  画像が無いと寂しいので、ほぼ原寸大に編集したオオヒカゲでも貼っておきます。
     2014年08月24日採集のかなり汚損したオオヒカゲ、ゴマシジミ狙いの副産物として得られた別にどーって事のない個体です。
     なのに何故貼ったかと申しますと、2014年に採集した個体の中で最後に撮影した個体だったから。
     加えて、島根県ラベルのオオヒカゲってもしかすると珍かも? と思ったからでございます。
     

  • 2015年09月11日

     ネタがないので、09月06日に撮影した標本画像からひと掴み…。


  •  2014年08月03日採集の山ゴマ、富山県南砺市(旧東礪波郡上平村)の個体です。
     ラベル内の産地を示す文字列は熟考のうえ、

        「富山県南砺市(旧東礪波郡上平村)○奈良岳●☆*:-/\付近」

     と記していますが、採集地点は奈良岳そのものではなく、

        「○は字名 ●☆は奈良岳三角点から見た方向 *:-/\は標高点」

     を表しています。
     

     ラベルに産地を記す場合、誰もが知り得ない通称名等の使用は極力避け、国土地理院発行1/25000地形図に記載された山名や字名を書くよう心掛けています。 (アギンダとかイランダは使ってますが…)
     しかしながら、採集地点が山名を冠された山そのものではない場合、どうしても上記のような表現になってしまい、 かえって混乱を招く懸念があります。
     この事態を避けるのと、できるだけ正確に場所を特定するため、裏面には採集地点の座標を記入しています。
     ところがですねぇ、この座標での表現もけっこう問題 (曖昧な場所を『点』で表現するのはいかがなものか?) がありまして、 これに対する言い訳として、本Webページを開設した当初 (2004年) に書いたのがこの文章でございます。
     

  • 2015年09月14日

     タイトゴメに埋もれているのでハッキリしませんが黄色いのはミヤコグサの花、鳥取県某所で撮影しました。


  •  久し振りに晴れた昨日、09月13日は島根県と鳥取県でシルビアシジミを探しておりました。
     けど、やっぱりあきませんなっ、この地方のみ朝から晴れの予報だからと言って、何の下調べもせずに地図だけ持って現地に赴くのは…。
     記録のある市町村ですら、カスリもしませんでした。
     「シルビアシジミなんだから、記録のある市町村で、私が見つけられないハズがないッ!」
    と、少々傲慢になっていたようです。
     反省しております。
     

  • 2015年09月16日

     09月13日(日)のお話しはいずれ書くとして、今日は09月11日に書いたラベル表記についての続きです。


  •  ↑この山ゴマ、08月07日付けで書いた「樹林帯内を通る暗い登山道上」を飛翔していた個体です。
     この登山道が、県境ギリギリではありますが石川県金沢市側を通っているのでラベルには、
      「石川県金沢市二又新町見越山」
    と記入しました。
     単に 「石川県金沢市見越山」だけも良いように思うのですが、2014年からラベルには国土地理院のWebページ上で示される住所を記入すると決めたので、 「石川県金沢市二又新町見越山」 という若干違和感のある産地表記になりました。
     この住所を国土地理院のWebページから得る方法は、採集地点が含まれる地理院地図(電子国土Web)を表示し、 採集地点そのものに中心の 「+」 マークを持って行き、下部にある黒地にグレー抜き 「へ」 マークをクリックすると 緯度経度と共に 【住所:石川県金沢市二又新町(付近の住所。正確な所属を示すとは限らない。)】と表示されます。

     先ほど、この住所に若干違和感があると書いたのは 『二又新町』 という町名に原因があります。
     というのは見越山の山頂付近は 「石川県金沢市倉谷町」 と表示され、これは地形図に倉谷川の表記があることから納得できるのですが、 市街地の町名のような 『二又新町』 ってホンマかいな?となる訳です。
     そこで試しにGoogleの地図で 「石川県金沢市二又新町」 をキーワードに検索してみると、犀川ダム管理事務所付近の狭い範囲が表示されるのです。
     これはオカシイやないの…、ということで、今度は地理院地図(電子国土Web)内の住所検索で 「石川県金沢市二又新町見越山」 と入れてEnterキーを押すと、


    ↑の画面が表示されました。
     赤い旗の表示が 『二又新町』 の代表場所という事のようです。
     ということであれば、採集地点とこの町名との齟齬はなかろうということで、上に貼った山ゴマのラベルには 「石川県金沢市二又新町見越山」 を採用することになりました。
     そう、地名についてはGoogleよりも、国土地理院の方を信じようと思います。
     

  • 2015年09月19日

     土曜日が休日の方々は今日から5連休。
     しかしながら伏見屋金物店は今日も営業中。
     なのですが、午後からは妻なる方に営業を丸投げして、伊丹の空港へと向かいます。
     目的地は沖縄本島。
     そして狙いは、99%無理であろうと思われるタイワンツバメシジミ。

     昨年、タチシバハギの生える環境を学習したので、今回はシバハギ、タチシバハギの2種を目印に探索予定、けっこう本気です。
     本気で探すのであれば、現地での移動手段はレンタカーよりも、細く荒れた林道へも進入できるレンタバイクが有利。
     なので今夕は、那覇空港からモノレールで奥武山公園駅まで移動、駅近くのレンタバイク屋さんで原チャリを借り受け、 宿泊予定の名護市までの70km弱、国道58号をひたすら走らねばなりません。
     この国道58号って、原チャリで走るのは、なーんか怖いんですよね〜、その上雨でも降ったりしたらと思うと、けっこう憂鬱です。
     いやいや、行けるだけも幸せなのですから、これを噛みしめ安全運転で一山当てる!

     ………予定です。
     

  • 2015年09月24日

     09月19日: 12:30に伏見屋金物店を出発し、この日は那覇から名護まで原チャリで移動、名護市街地に立地するビジネスホテルの山田荘泊。

     09月20日: 天気予報では晴れなのに、名護市よりも北東の東シナ海側は曇りで時折降雨有りといった状況。そこで主に太平洋側での探索行動となる。

     09月21日: 朝のNHK天気予報では沖縄本島中北部は降水確率60%でお昼前後に降雨有りとの事。未だ降っていない朝の間に採集行動を終わらせ、 早い目に那覇へと移動。18:10発のJAL便利用で帰宅は21:50。
     因みに今回は楽天トラベルの 「JAL楽パック」 を利用、往復航空券とホテル代2泊(食事0回)で57400円。

     09月22日: 07:00過ぎに自宅を出発。兵庫県北部と鳥取県でシルビアシジミを対象に探索した後、鳥取県内国道9号線沿いの道の駅で車中泊。

     09月23日: 朝から島根県内でシルビアシジミを探索。早い時刻に目的をクリアした事と、身体的状況から12:00に現地を出発、帰宅は18:02。

     以上、2015年シルバーウイークの行動でございました。
     詳細につきましては、次回以降ダラダラと書き綴る予定です。