C/2002 V1(NEAT)
C/2002 V1 2003/2/17
Date 2003/2/17 6h20m34s(JST) Exp0.11sec*2
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(0d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット
夕空では、太陽に近く見えなくなってしまいましたが、近日点を挟んで数日は、
東の空で太陽よりわずかばかり早く昇ってきます。
とは言っても、距離角は僅か数度ですから、空はすっかり明るくなっています。
それで、赤外フィルター(IR80)を使い少しでも明るさをおさえて撮像しました。
自動撮像した画像を見ると、最初は、写るのは木の枝ばかりでしたが、
木の枝を抜ける頃になると淡い姿が認められました。
撮像後眼視でもみましたが、空の明るさに埋もれて確認できませんでした。
左側の黒い影は木の枝で、この画像の上が北です。
C/2002 V1 2003/2/9
Date 2003/2/9 18h09m53s(JST) Exp30sec*6
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning 0d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像
日没とともに雲も出始めましたが、西空は何とか晴れています。
最後の撮像のつもりで出先から急いで帰って、自宅裏の農道に望遠鏡を据え付けて写しました。
双眼鏡で見ると、彗星は、青みを帯びて恒星の様に集光しています。
尾も何とか分かりますが、予報ほど光度は上がっていませんねぇ、、
さて、写した彗星ですが、肝心なところでとんだミスをしまして、
見事にピンぼけでした(^^; まあ、それでも雰囲気は分かっていただけると思います。
情けないぃ、、、
C/2002 V1 2003/2/8
Date 2003/2/8 18h01m32s(JST) Exp60sec*6
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning 0d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像
天気予報は下り坂で、夜には雨なんて言っていましたが、夕方は、
西空の低空の厚い雲の上は薄雲で撮像できそうな感じも有り、
自宅裏の農道に望遠鏡をセットして撮像しました。
まだ空の青い17時30分頃に、極軸望遠鏡で北極星を見つけセッティング、
その後マルカブを基準星に、彗星を導入しますが空が明るいのと薄雲で彗星は見えません。
冷却CCDに付け替えて、1秒露出のフォーカスモードで見ると、画面に彗星の頭部が写りました!
でもバックの星は見えないし、移動する雲でバックの濃度や彗星の写りが画面更新される事に違っています。
60秒露出で10コマ程写してみましたが、各コマで彗星やバックの斑が違います(T_T)
でも、この雲の中で頭部がこれほど写るのですから、頭部は明るそうです。
明日は、晴れないかなぁ〜
C/2002 V1 2003/2/6
Date 2003/2/6 19h26m20s(JST) Exp60sec
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -10d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
仕事を終えて、急いで帰宅途中の田圃の中に向かいました。
綺麗な三日月が見えていますが、低空の透明度は、いまひとつみたい。
早速、冷たい風の中望遠鏡を組み上げて、マルカブを基準星にして彗星を導入するも、
視野には星1つ見えていません。 しかも、鏡筒は殆ど水平方向です。
冷却CCDに付け替えてフォーカスモードで見ると、写野の右上に彗星らしき像が見えます。
彗星の位置を右下に移動して、先ずは60秒露出で1枚写します。
おぉ!彗星だ!と言う事で、10枚ほど連続撮像させますが、望遠鏡の向きを見るとどうも地平線方向を向いています。
5枚ほど撮像して、ためしに画像を見ると既に遠くの林に没してしまった様です。
1枚目を見ても既に、沈んでしまっていました。 と言う事で、今日の収穫もこの1枚だけでした(^^;
自宅に帰ってシュミレートして見ると、この画像の露出開始時で。既に地平高度は1.4度!しか有りませんでした。
良く写ったもんですねぇ、、、
C/2002 V1 2003/2/1
Date 2003/2/1 18h22m17s(JST)- Exp60sec*8
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -10d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
土曜日ですが、用事が有って10コマほどしか撮像できませんでした。
時間が早いので、隣りのガソリンスタンドの照明でこんな状況での撮像です。 19時を少し過ぎると照明も消えるのですが、彗星の高度が下がってしまって辛いところです。 彗星は、尾が発達して来ましたね。
C/2002 V1 2003/1/30
Date 2003/1/30 19h37m54s(JST)- Exp30sec
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -10d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
急いで自宅に帰り写したのですが、赤道儀の調子が悪くて撮像しようとすると赤緯モーターが勝ってに
暴走して勝手な方を向いてしまいます。 それでも、何とかなだめながら1枚確認撮像してその後、
50枚ほど自動撮像して夕食を取っていたのですが。 後から見ると、自動撮像した画像はことごとく流れてしまっています(T_T)
そんな訳で、確認のために写した1枚がこれです。 露出が少なくノイジーですが、尾の乱れは分かりますね。
それにしても、彗星の高度が低くなり仕事が終ってからでは辛くなってきました。
C/2002 V1 2003/1/25
Date 2003/1/25 18h00m01s(JST)- Exp30sec*27
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -10d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
土曜日で、早い時間から撮像できました。 透明度の良さと高度が高い事も有って尾が良く写りました。
彗星の下には、ガソリンスタンドのライトが煌煌と点いて入るのですが、車を縦にして撮像しました。
このスタンドは19時過ぎればライトが消えるのですが、時間を待っていると彗星の高度が下がるし中々難しいですね。
彗星は、コマの後部を見ると、幅広いダストの尾も少し発達して来ている感じです。
イオンの尾は、各コマを見ると短い時間で以外と変化が有るようです。
C/2002 V1 2003/1/24
Date 2003/1/24 19h49m08s(JST)- Exp60sec*7
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -0d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
急いで帰ってきて撮像したのですが、この時間では彗星の高度が低くなりました。
2m程横を走っている県道の車のライトの影響で、バックが斑になって使えるコマが少なくなってしまいました。
それに、低空の透明度もいまひとつで写りが悪いです。
C/2002 V1 2003/1/21
Date 2003/1/15 19h42m22s(JST)- Exp30sec*27
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -0d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
早く帰れたので、急いで庭に望遠鏡を出して撮像しました。
冬にしては、低空の透明度がいまひとつですが、導入時に眼視で見た感じでも随分明るくなって来ました。 CCDでも中心部のレベルは確実に上がっていますし、尾の写りも良くなってきました。
高度が低くなって来たので、県道を走る車のライトが鏡筒に差し込みだしました。
ライトが差し込むとバックが斑になってしまうので、影響の少ないコマをコンポジットしました。
C/2002 V1 2003/1/15
Date 2003/1/15 20h12m06s(JST)- Exp60sec*18
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -0d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
インターネットでの各地での眼視での目測でも、6等台に入ってきた様です。
私も、8cm双眼鏡で見つける事ができました。
早速、望遠鏡を庭に持ち出して撮像しましたが、セッティング場所が悪かった様で
撮像途中に家に隠れてしまい、露出が短くなってしまいました。
たっぷり露出をかけると、もっと尾っぽが写るのかな?
C/2002 V1 2003/1/12
Date 2003/1/12 18h31m14s(JST)- Exp60sec*43
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -10d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
バックグラウンドのかぶりの傾斜補正
今日も良い天気で、月は少しずつ大きくなりますが撮像する事ができました。
早い時間で高度も十分高いのですが、バックの濃度の傾斜(右下がかぶりが多い)が強くて
コントラストが強調できないので、同じ様なかぶりの画像を作って引きましたが、
いまひとつです。 やっぱりステライメージ3を買わないとだめですねぇ、、(^^;
C/2002 V1 2003/1/11
Date 2003/1/11 19h42m51s(JST)- Exp60sec*50
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -10d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
好天続きでしたが、風邪をひいてしまったので、久しぶりの撮像です。
南天には半月が輝いていましたが、透明度も良く、既に海外の画像には写っていた淡い尾が、
私の機材でも写り始めました。
C/2002 X5 Kudo-Fujikawaと比べても、こちらの方がコマも大きく
尾も長い感じです。(撮影時の高度の影響も有るかとは思いますが)
海外での目測でも、7等ほどで報告されていますので、今月後半から来月初旬は随分楽しみになりそうですね。
C/2002 V1 2003/1/4
Date 2003/1/4 18h47m32s(JST)- Exp60sec*50
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning 0d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
今年になって初めての撮像です。
導入時に眼視でも見ましたが、26日の撮像に比べて随分明るく大きくなっています。
また、画像を見ると左斜め上に淡く細い尾が有る様にもみえますが、、、
各地での観測を見ても、予報光度より明るめに推移しているようですから楽しみですね。
C/2002 V1 2002/12/26
Date 2002/12/26 21h15m26s(JST)- Exp60sec*20
Takahasi MT-130(D:130mm F6)+GPD+SBIG ST-7(2x2binning -10d)
撮影地 埼玉県深谷市
CCDOPSにてダーク除去、フラッフィールド補正、
ステライメージ2にて、コンポジット、デジタル現像後擬似カラー
NEAT(Near-Earth Asteroids Tracking programme)により、
11月6日に発見された彗星ですが、標準光度が10等と
小型であるのに、太陽まで約0.1AUまで近づく為に、太陽の熱の前に消滅してしまうのでは?
と言われています。
それでも、順調に増光しているようですから、今後を楽しみにしたいですね。