情報配線のこと

ちょみっつに難しいこと聞いてはいけません。

とっても初歩的な計画しかできましぇん。

またしても来てしまった本屋さん…

またしても手に取るこの本…

それは…それは…


「LAN工事実戦テクニック」。

買えよ。こんなに何度も立ち読みしてISBNナンバーまで控えてるんだったら買えってば。

だだだって。高いんだもん。ちょみっつ家では2000円以上する本は稟議書を上げなければいけない掟なんだもん。必要なのは今だけなんだもん。どーせまた技術がなんちゃらになって得体の知れないものに取って代わるもん。早すぎる進歩。なさ過ぎるお小遣い。溢れ過ぎてる情報。

人間って!世界って!ああっ!!

と、一人本屋で身悶えしてしまうほど悩み深かった情報配線。これには深〜いワケが…ない。単純にちょみっつの知識が追いついていないだけのこと。「去年この地域にもやっと光が通ったんだからここは一発光だLANだオンデマンドだーっ」と、何を言いたいのかさっぱりわからない決意をしたところまではよかったけれど、そこからが大変だった。

まずちょみっつは今までLAN環境を構築したことがない。イーサネットだのFTTHだの言葉は知っていてもそれを職場以外で活用したことがない。それに加えてInaさんOhさんもご家庭内LANについては経験がなかった。お二人とも、電脳系の会社に勤めるちょみっつは何か知っているに違いないと目で訴えているのに、あろうことか「ま、なんつーかですね、LANっていうのはですね、ユビキタスがチャンネルサーバーで地上波デジタルはTCP/IPにサラウンドとして強インクであることを定義するソリューションじゃないかなぁ、なんて。てへっ。」と、照れ笑いしながら焚き火を囲んで黄昏を見つめるちょみっつだ。

いかん。こんなことではいかん。そもそも大した知識もなく現在はPC2台しかないっつーのにLANなんて組もうとするのは一体どういうことだいベイベー。


それはね。



やってみたかったから。


あは。

3号すみみもPCで遊ぶの好きだし2号も半分在宅な仕事だし、1号も快適環境がほしいし、1号じぃじもPC作るの好きだし(それがLANとどういう関係)、とかそういう理由を色々と挙げてみて分別ある大人のフリをしたところで、どう考えても上の理由が8割を占めていると思う。そんなミーハーちょみっつはただこれだけのためにお勉強を開始した。

リンクのページに載せているHPなどを頼りにご家庭内LAN管理責任者の役割をお互いになすりつけあいつつ、とりあえず「情報分伝盤」なるものを導入するのが一般的らしい。という結論に辿り着いたことは辿り着いたがその中に果たして何を詰め込むか?という大問題にまた焚き火に当たりたくなるちょみっつ。

電話と光と地上波アンテナとCS/BSの出入り口になる情報分伝盤。
LANだけじゃなく情報配線全部を分伝盤に集約するはいいけど出たものはどこへどうやって?
うちスカパは観るけどBS契約してないじゃん。これってどーなの?
ちょちょちょっと、根本的に情報分電盤とか情報コンセントって高いんですけど?
え?分デン盤は洗面所?それは電気の分電盤でこれは情報の分伝盤。
何?ファイルサーバを立てる?いやそれより将来的にチャンネルサーバ入れるとそれとこれってどーなんですの?どういう関係かきっちり説明して頂かないと宅としてもやっぱり。ね?あなた?ははぁ、だんまり決め込むってぇのは何やら匂うぜ。そんなこたぁこのPS-Xサマがお見通しだぜっ!

…もう、無茶苦茶です。支離滅裂です。言語道断です。

3号すみみがお友達と遊ぶアルプス1万尺で「やぁっほやっほーランランラン♪やっほっほ。」を聞くだけで「ランはいやっLANはいやぁぁぁっ」と叫びたくなる日々が続いたが、ここでちょみっつを救ってくれたのがいつもは恨めしい裏番長"予算の壁"さまと"家の形状"くん、および"立地の方角"さんであった。

予算の壁サマは言う。「君たちには情報分伝盤なんてこーきゅーひんムリだって。」
家の形状くんも言う。「あのさー2階屋なんだからさー、アンテナブースターは2階にすれば?」
立地の方角さんも言う。「スカパ分岐しないんだったらリビング傍でもアンテナは問題なくてよ?」


そうしてちょみっつはこのお三方に謝意を表明しつつ悩み多き日々に別れを告げ、最終的な「情報配線計画図」をInaさんOhさんに公開することができたのであった(建築日誌10月にある計画図は初期のものです)。


冒頭で立ち読みしていた本にはこんな内容の言葉がありました。

「LAN配線などの新しい技術を取り入れようとする時には仲間がいれば安心です。暗い夜道を照らすライトは多いほうが、道は見つけやすいのです。」

そう、その通り。ひとつ調べればわからない事が二つになり、二つを解決しようとすれば4つの専門用語に突き当たるハテナマーク倍々ゲーム的な情報配線計画の道、InaさんOhさん1号2号、それぞれのライトは弱くても、4人で照らせばなんとか道はみつかって、一同胸をなでおろしたのでありました。

…で、終わるはずだったのが未だ苦難の道を歩んでいるちょみっつ家。この続きはまた後ほど。
ちょみっつ家の情報配線予定(2003.11月現在)
通信回線 FTTH
通信機器設置 玄関収納内 ONU/ルーター/HUB
LANケーブル 100BASE-TX
電話回線モジュラージャック 玄関脇(電話親機へ) 1階リビング(スカパチューナーへ)
情報コンセント 1階: 2箇所 2階: 3箇所
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