情報配線のこと〜2〜

やっと何とかできた情報配線計画予定。の、はずがまだまだ紆余曲折していくのでした。

「4人で照らしてなんとか道はみつかったのでした。」

と、終わったはずの情報配線。ところがそうは問屋さんが卸そうとはしてくれない配線計画なのでした。

LANについては知らないって言っても全然知らないわけではなかったので、なんとか理解がおいついて、極々シンプルプランで行くことになった(いわゆるスター型配線ですね)のですが、配線計画がこんがらがったのは通信、AV配線のほうでした。

LAN配線は外部から引いてきた光を屋内に引き込んでそれをHUBで分けていけばよいのですが、今後本当にユビキタスと言われる方向に進むとしたら、キッチンや洗面所にも分けられる配管をした方が得策なのですが、そういう時代が本当に来て、それが我が家で実際役に立つ状況がいつくるかと言われれば、誰にもわからないわけですから、洗面所やキッチンは「とりあえずなんか配管しとこ。」ということになりました。

元々「家中に音楽が流れるととても嬉しい。」というひそかな野望があったちょみっつ2号はここぞとばかりスピーカー配線を要求しました。このときはリビングに5.1ch用のスピーカー配線をすることは決定していましたがそれに付随する形にして、将来的にはスピーカーケーブルが通る配管を他の配線と同居させてもいいんじゃないかしらん、とそっと1号にささやき、協議の末、洗面所にひとつ配管することにしました。

でも実際、5.1ch用のスピーカー配線とは別に洗面所への1本だけの配管を果たしてどう生かすか正直2号にもよくわからなかったりします。この辺はAVアンプに別出力があってチャンネルを手軽に変更できることを期待しています。

そしてこのスピーカー配線を含むAV配線。将来的にチャンネルサーバーの導入があるとすると結局のところどうするのがいいのか?というあたりでちょみっつの頭はこんがらがりました。これは基本的にPCでTVを見る、HDDに録画したものをPCで観る、ということに特化している(と理解しているのですが違ったらどなたかご教授くださいませませ)のですが、今のところ2階も含めてTVをPCで観るという生活形態は想定していないので最終的には「んー、面倒だし考えるのよそうっと。AVアンプがあればいいよね。」といういい加減な結論に達してしまい、結局は地上波、CS/BSはアンテナから各部屋に受け口を設けておくことになりました。

最後にもうひとつ、電話回線。これって光を引くと決めたならそろそろいらなくなってきたかなぁ、という感じがしないでもありませんが、どーしても欲しい!という機器がひとつ。それはスカパのチューナーです。これだって多分何年後かには通信形態が変わるかもしれませんが、現状我が家のチューナーは番組を買ったりセンターメールを受け取ったりするのには電話回線をつないでおく必要があります。と、いうわけで固定電話用に外から引いた電話回線を玄関脇に1箇所、スカパチューナー用にリビングに1箇所、と分配することにしました。

携帯やIPフォンで通信手段は事足りる今、早くスカパも他の手段に変わって欲しいものです。そうすればめったに使わない電話の基本料金払わなくてすみますから。

そんなこんなで着工してからも色々と協議してきた結果、最終的には外から引き込んだネット用の光、通信用の電話、地上波アンテナ線、CS/BSアンテナ線はすべて玄関収納内に一旦引き込んでそこからそれぞれの用途に合わせた出口へと機器を介して取り回すことになりました。

と、書いてはおりますが、情報分伝盤を導入しなかった我が家のその部分がどのようになるのかは、くっきりはっきりと頭に描けなかったりします。できるだけジャングルにならないことを祈っております。

ちなみにリビングダイニングの境目に当たる壁はたくさんのケーブル入出力を担うため、ものすごいことになっております。全部をひとつのプレートでは賄い切れないし、重みや何やらの関係もあって大きなプレートが二つ並ぶようです。ひとつはスピーカーケーブルの出口×6のプレート、もうひとつはコンセント×3+LAN結線口×1+電話モジュラージャック×1+地上波アンテナ×1+CS/BSアンテナ×1、となっています。
◆参考HP◆
松下電工 あかりと電気設備E・BOX
(マルチメディアプランを組んでみることができます)
マスプロ電工
(AV配線、FTTHについての情報など)
住宅情報化推進協議会
(情報配線などについての基礎知識)
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