シアター計画

お金はかかるとわかっちゃいても、どうしてもやりたかったホームシアター。いろいろあってまだまだホームシアター”もどき”。

「もともとインドア派な我が家、ちょうどプラズマTVや大型液晶TVもたくさんのメーカーから発売され、
アパートではできなかった「よい音で大きな画面で映画を楽しむ、音楽を楽しむ」という夢をなんとか
実現したいなぁ、と計画しました。

でも実際は、5.1ch用のスピーカー+AVアンプ+HDD・DVDレコーダー+大画面プラズマTVのセットは
実現しませんでした。

この中で揃わなかったのが多分主役の(?)大画面プラズマTV。
これは悩みすぎて決められなかったことと、やっぱり予算です。

「情報配線のこと・2」に書きましたが、サラウンドシステムは入れるか入れないかで、配線計画にも関わって
きますから、初期の頃から壁内配線をお願いし、そうなるとどうしたってやらなくちゃ、となんだか本末転倒ですが、
外す訳にはいきませんでした。

壁内配線をするということはAVアンプやレコーダーなどを置く場所(AVタワーっていうんでしょうか)も
固定されます。アンプから出たスピーカーケーブルの行き先も固定されます。
TVも最初から決めれば入出力ケーブルを壁内配線してもらうこともできました。

でも、まず、迷ってしまったんですね。
大きな画面で楽しむ、という方法としてプラズマTV、大型液晶、プロジェクター、の3種類が主だと思います。
住宅雑誌などを観ればそのために地下室を造ったり、スクリーンを壁に造りつけたりしてるお宅もあります。

地下室・・・できるわきゃありません。スクリーンの造り付け・・・プロジェクタにするかどうか決まらないのにできません。

ネットで調べたりカタログを見たりしていても、それぞれ実際の感覚ってどうなのか?まずはこれを知らなくては。
と、いうことで家電屋さんでプラズマ、大型液晶を使ったサラウンドシステムを観てみました。プロジェクタは
たまたま近くに音響専門店があって、そこでプロジェクタによるスクリーンシアターを体験することができました。

結果は。

プロジェクタによるスクリーンシアターがずば抜けてよかった。SONYのプロジェクタとキクチのスクリーン。
スクリーンにもいろいろ種類があるのも初めて知りました。画面サイズも夢の(?)100インチOK。
予算的にもなんとかなりそうです。

ただし、しっかりした遮光性が実現できないと良さを活かせない、というのが最大の難点。
高窓まであるリビングでダイニングキッチン・階段まで一体の間取りでは完璧な遮光は望めません。
置き型プロジェクタでリビングでも楽しめる!といううたい文句のものは「これなら液晶でも・・・」と思ってしまう仕様。
SONYのは天井据え付けタイプ、コレを取り付けるとしたらココだよねぇ、というところにはもう天井カセット式のエアコンが
埋まってます。

そんなわけでプロジェクタをあきらめる、とすると残る大型液晶とプラズマ・・・。
少ない予算で大型映像を望むとすれば液晶ですが、プラズマと見比べるとやっぱり画面がいまひとつ。
斜めから観難い、というのも納得できない。で、結局「プラズマだねぇ・・・」ということになるのですが。

ああ。予算がありましぇ〜ん。
今あるTVが32インチ。どうせ買い換えて映画を楽しみたいと思うならせめて50インチはほしい。
でもお高いっすー。

と、こんな経緯をたどり結局最後の最後まで決まらず、迷っている間にも新製品はどんどん出るし、
電力消費も新しいものになればなるほど少なくなってるし、価格も変動するし・・・。
「こんなに迷ってるときに無理して決めるのはやっぱやめよ?」ということになり、とりあえず主役の大型TVは
見送りとなりました。

サラウンドシステムのほうは、ネットでアキバ価格を追いかけつつ、いろいろと組み合わせを検討して、
YAMAHAで揃えました。こちらも続々と新製品が出るので購入するまでとても迷いました。

結局ホームシアターもどきで終わっている計画。いつの日か音とバランスの取れたTVを用意できるよう頑張らないとです。

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