設計まで-3 さて。

設計をOhさんにお願いしようというところまで漕ぎ着けたちょみっつでしたが、その日その場で、はいそれでは、と進めることにはなりませんでした。Ohさん事務所から高速を走って(運転手はInaさん)帰る道すがら、休憩したSAで1号2号3号とInaさん4人揃って五平餅をパクつきながら(Inaさんにおごってもらった貧乏ちょみっつ)今までの経過を振り返りつつ、今後の予定を確認しました。

まずはOhさんが描いてくださるプランをちょみっつが見て気に入ればこのお話しを進めましょう、ということがひとつ。そして、そのためにOhさんとの質疑応答を進めましょう、ということがもうひとつ。最後にこうなったからには今年中の竣工は難しいことを念頭に置く、でした。

8月の晴れた夕暮れ時に、SAのベンチで五平餅を食いちぎり、ボトルのお茶をぐびぐびとラッパ飲みしながら2号みぃはぼんやり思いました。「流れに乗るって正解だなぁ」、と。そしてこれまでのことをつらつらと思い出してました。

ちょみっつが「家を建てたいなぁなんて思ったりしてるんだけどどう思う?」とビクビクしながら尋ねた2号みぃ両親が諸手を挙げて大賛成してくれた事。

ひとりっこ長男の1号ひでみが嫁の実家地域に家を建つ、ということを「ええよ。」と受け入れてくれて最初の図面を囲んで夜中まで熱く語ってくれたひでみ両親のこと。

ビルダー探しに手を付けたものの、入札システムのところでいろんなことがあってケンカ続きでくじけそうになっていた時、3号すみみがフルカラーで描いた「わたしのおうち」という夢のお家の絵をプレゼントしてくれて、みんなでがんばろって思えたこと。(この絵は庭に小高い丘があってピクニックができる、という根本的勘違いを含んでいましたが、その後の説得によりすみみは「いつか自力で山を買う」という野望を抱く少女に育っています。がんばれよ、すみみ。)

「きっかけ」から書いているお話しは、今現在建築中のお家についてですが、実はこの「きっかけ」以前に一度、「家ほしいなぁ」病を患ったことがあって、その時はあらゆる逆風を受けて頓挫していたのですが、有形無形の手助けを受けつつ「家を建てる」という一大事業を進めてる今、「流れに乗り人に添う」ってことは大事だなぁと思ったり。

・・・とかなんとか書いてると殊勝な人間のようですが、この時いっっっちばんっ!強く思っていたことは「早く〜、早く〜、早くぅぅ〜〜、我が家の模型が見たぁーーいっっ!」でした。

そう、Ohさんはちょみっつ家のプランを練るにあたって平面図と模型を作ってくださるとおっしゃっていたのです。

うふ♪

も・け・い♪

ガンプラとはちょっと趣きがちがうのよ〜ん♪

サーベルとか盾は標準装備じゃないのよ〜ん♪

でもオッケーになればその通りにお家が建っちゃう優れものなのよ〜ん♪


入札で受けたショックで口も利けない程だったのがこのはしゃぎよう。立ち直りの早さはちょみっつ家の自慢かもしれない。(そうか?)

そして待つこと2週間。【ギャラリー】のコンテンツに載せている模型を携えて、OhさんInaさんがちょみっつ家に初来訪。いよいよ本格的な打ち合わせが始まるのでした。