設計決定
ふぅ。やっとここまで漕ぎ着けた。

と、いうのは2号みぃのリアルタイムな感想なのでそれは置いといて。

ちょみっつ家に初めてのご来訪時、Ohさんが携えてきてくださった模型。ジオラマ好きの2号と3号はこれだけで「もういいじゃ〜ん、これにしようよぉ〜」と、見事なおばかさんに成り下がりましたが、とりあえず大人としての理性を保ってくれている1号がプランの図面を見ながら色々と確認してくれました。

さすがです。3号の「庭に丘のある家」とか2号の「秘密基地のある家」とかいう、夢はあるけどそれは一体なんなんだ、という野望アタックをたった一人でレシーブし続けてきただけのことはあります。

偉いゾ1号、と思ったら夜になってペンライトで模型を照らしながら「おおっ坪庭の柱でこんな影がっ」とか「むむぅ、吹き抜けの窓に西日は射さないんだなっ」とかやっている姿を見ると、1号の理性もいっぱいいっぱいかもー、と思わざるを得ない2号でしたので、その後は真面目に図面と模型を前にしての討議に取り組んだのでした。

とにかくこの時Ohさんからいただいたプランをとても気に入ったちょみっつは、ここで正式にInaさんOhさんに我が家の設計施工をお願いすることを伝え、本設計に向けての詳細を練る作業に取り組むことになりました。そのために使用予定の家具のサイズや、LAN配線やAV関係の配線についてのプランなど、たくさんのことを伝えねばならなかった事と、同じ県内でも高速使って1時間はかかる距離のため中々頻繁な打ち合わせが難しい、ということで連絡用HPをちょみっつ側で立ち上げて、家中の家具や電化製品のサイズを載せたり(どこまでやったらいいのかわからなくて炊飯器やPS2までサイズを測ってた)掲示板やメールでの質疑応答を繰り返していきました。

一般的には設計士さんにお願いする場合、設計を元に設計士さんが工務店入札などを行って見積もりを擦り合わせ、施主はその設計と見積もりを見て協議しつつ細部を決定し施工というような段取りになるらしいのですが、ちょみっつ家の場合は工務店さん側からのご紹介で最初から予算が決まっている中での依頼でしたので、制約も多くInaさんとOhさんの間でもいろいろと悩ましいことがあったようです。

そんなこんなで1号2号の実家との家族会議も含め、沢山の討議の末、最初の設計図書が出来上がったのはOhさんとの初対面から1ヶ月弱ほど経った頃でした。ちょみっつ家にInaさんOhさんが見え、初の本格的図書を広げていただいたところ、それはA2判でページ数33枚に及ぶもので、ちょみっつ家の食卓は小さいため、それを広げるとみんなのお茶を置くスペースもありません。こんな狭い我が家ですんません、という心持ちになりつつも、1枚1枚丁寧に説明してくださるOhさんのお話しと図面をなんとか理解しようとちょみっつはほんとに集中して一生懸命でした。それでもやっぱり理解しきれず(特に2号は3Dに弱い)その夜から夫婦して3号すみみのらくがきちょうにたくさんの落書きをしながら、この後の検討に向けて疑問や変更点などをまとめていきました。

そして細かい変更などをまとめ、最終的な図面が出来上がったのが10月初め。この月の良き日を選んで地鎮祭を執り行い着工、という段取りまでがやっとできました。この間Inaさんは業者さんとの打ち合わせの合間を縫って、ちょみっつ家が参加する自治会を調べてくれたり、(参加自治会に関して地理的にややこしいところで結構気になる事柄だった)キッチンなどの設備メーカー展示会にちょみっつが行けるよう手配してくれたりこまごまと動いてくださいました。

Inaさんも図面を見て「いい家ですね〜、早く建ったところが見たいなぁ」とワクワクした顔でおっしゃるOhさんの設計。そこここにちょみっつの所有物や生活ペースに合わせた創意工夫を盛り込んでくださっています。本当に、ちょみっつも楽しみです。

設計するときはいつも、その設計のイメージタイトルをつけるというOhさんがちょみっつ家につけたタイトルはサイト名にもなっている「Go ahead!」。2号はこのタイトルを見るにつけ、DJ小林克哉の声が頭の中に響き渡ります。べらべぇらすっていしょん!