<やる気・モティベーション>

 
『やる気』

やる気を違う言葉で表現すると、モティベーション。
モティベーションが低いと、どんなに良いことをしても、どんなに良い指導を受けても
効果は薄い。
教える立場は、モティベーションを片隅に押し込んで、一生懸命指導しようとする。
しかし、思い描くような効果は見られずに悩む。
そして「お前達、何で分からないのよ?」という考え方に
自然に陥ってしまう。

ここで、大切なのは
本人のやる気

自分から何かをしようと思わないと、一方通行になり、コミュニケーションも取れない。
やらせるのは簡単。しかし、効果はそれほどでもない。逆効果のことすらある。

では、やる気を起こさせるのは、どんな
起爆剤が必要か?
意外に簡単である。

個々人の目標を明確化し、その目標をクリアした時に得る対価をハッキリさせると良い。

チームの目標は当然あるが、個々人の目標を考え、周囲にも知らせることも大切だ。
本当に心のそこから、今やっていることの「意味」が分かれば、少々困難なことでも乗り越えられる。
明確化していない場合、
「きつい」「だるい」「面倒臭い」など、しない理由を見つけようとする。
出来ない理由・やらない理由を見つけようとして一生懸命になる。

そして出る
「言い訳」

言い訳を言う選手に対し、指導者は怒るが本当の根の部分は分かっていない。
なぜ、そういった言い訳をするのか・・・ここの原因が肝心。

目標は、遠くの目標、近くの目標があって初めてやる気がわいてくる。
現実的でない目標は、自分の意識を減退させる。
届きそうで困難、しかし、トライする価値はある。そんな目標を設定したい。
その目標を設定したら、今度は、どうやってその目標に立ち向かっていくか。これだ!

「何が必要か?」「今日何をすべきか?」「今週は何をしていくのか」

段々見えてくる。明確化してくる。これがモティベーションを常に維持する根幹だ。
そこにスポットを当てて、そして取り組むと効果は劇的に生まれる。
この部分を無視して、技術だけに走ると「時間 対 効果」は逆に得られない。
遠回りのようで、近道。そんなことは人生の中でも沢山ある。
メンタルトレーニング。各チームが取り組み、話題となっているが土台はこの考え方だろう。
手法が分からなければ聞く。これが手っ取り早い。

『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』

まさにこのとおりである。自身の固定観念を振り払って、1歩前進すると未来は明るい。