ARARA - 22
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どる
雲景のあららARARA
2011年4月3日(日)
あららARARA  東日本大震災 ー 救援隊



誰でも、何か一つは出来る。自分の何かを使おう。

  「お金」 「身体」 「心」

  お金を使える人は、義援金や物資の援助に。
  身体を使える人は、ボランティア奉仕活動に。
  心を遣えるひとは、 安否の優しい声かけに。

日曜日の夕方、NHKのTVを見ていた。毎日、心が痛い。
道路が瓦礫で寸断されているために、孤島のようになっている集落には、まだ食料が
充分に届いていないと報道していた。
3月11日の地震・津波の大震災から、もう3週間以上もたっている。
ろくに食べていなかったら、命にかかわる。

陸路が駄目なら、空があるではないか!

NHKに電話した。
「ヘリコプターで食料を投下するように、番組の中で報道してください」
「ご意見をうけたまわりました」 と返事があったけれども、心配は消えない。

新聞社に電話した。日曜日の交換業務はお休みだった。
「ご用のお方は、平日の午前9時以降におかけ直しください。編集関係でご用の方は、
03 3243 ○○○○におかけ下さい」
あしたの朝まで待っていられない。
編集部にかけなおした。「ヘリコプターで食料が届くように、報道してください」
「ご意見をうけたまわりました」と、返事があった。それでも心配は消えない。

ならば、SOS。
110番にかけた。
「そういう事でしたら、警視庁本部におかけ下さい」

警視庁本部に電話した。「広報部にまわします」
「至急ヘリコプターで食料を投下してください」
「ご意見をうけたまわりました」 あらら、どこも同じご返事。

「ご意見をうけたまわりましたではなくて、復興以前に食料を必要としている所がまだあるのです。
すぐ手配してください」 声に怒りがこもってきた。
広報部の返事が緊張した。「かしこまりました」

2010年8月5日。チリ北部のサンホセ (San Jose ) 鉱山の落盤事故では、33人の作業員が
地下700メートルに閉じ込められた。脱出できるまで、ドリルで穴をあけて700メートルの地下
に食料を届けた。負けるな、日本。

壊滅した荒れ地にも、草は必ず生える。希望はある。
被災者や、親を失った子供達に「負けるな」 という声かけは酷だとは思うけれども、乗り越えて
欲しい。子供達は手を繋いで欲しい。
現地で死にもの狂いの救援活動をしていらっしゃる総ての皆様に、感謝申し上げます。

加えての原発事故は怖ろしい。日本はどのようになるのでしょう。
専門家が、はじめての惨事に翻弄されているのだから、素人は不安が募るばかりである。


づく