ARARA -13
FLOWER COMMUNICATION
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どる
雲景のあららARARA
2009年9月22日 (火)
あららARARA 都会の落ち葉は・・・



秋になると毎年気にかかるのは、都会の落ち葉です。
枯れた葉が、風に乗って、表裏を見せながら路上に散っていきます。
たどり着く先は、舗装道路です。
側溝には、吹き寄せられた落ち葉が溜まっています。

土の上であれば、自然に還って肥料として再び役に立つものを、掃き集められてゴミ袋に
捨てられます。その後は焼却炉送りです。

春から夏にかけて緑を茂らせ、人間に酸素を供給していた葉にしてみれば、ゴミだと嫌われ
たのでは、納得がいかないでしょう。

街がコンクリートで舗装され、都市開発が進み、表向きは合理的になったのと比例して、
春夏秋冬に植物が見せる季節の移りかわりを、都会では感じる心を失っていくようです。

日本人は、四季折々に、木々が見せる変化から、優しさや多くの教訓を学んできました。
自然が日本の文化や日本人の心を育んできました。

四季に恵まれた日本に住みながら、四季の景色を捨てていく都会の生活は、日本人の
心まで捨てていくようです。
何かが、変、変、変、と思うことが多いいです。

人間も、植物と同じように、いつか枯れる生きものです。
あなたは落ち葉を、美、と感じますか? それとも、ゴミ、と感じますか?

今年も落ち葉の季節がやってきました。
あらら、ゴミ袋に捨てる前に気をつけてください。
枯れた葉の山の中では、働き者のアリが仕事中です。

づく
あなたがです。