ARARA - 21-55


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雲景のあららARARA
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あららARARA Web劇場ー名前の検索


翌朝、再び勉強会の仲間に全員配信のメールを送った。

  送信者:   塚口雲景
  送信日時: 2011年4月10日 9:37
  件名:    Re:Re:規約改定のお願い

  
○○さま

  ご心配のメールを下さいまして有難うございます。
  塚口雲景のHPのトップページの 「忠告」 とARARAの 「Web劇場」 をお読み下さい。
  自分の名前が不正に利用される事がどれほど苦しい事が、お察し頂きたく
  お願いいたします。
  勉強会の皆様に知らせる事も無く、SS流さんと2者の間で穏便に解決しようと
  考えておりました。苦情を入れているにもかからわず、1月と2月の勉強会に
  素知らぬ顔をして出席なさる○澤さまに私の方が驚いています。
  規約改訂のお願いは、唐突な事ではなく、悩みぬいた末の結論です。
  勉強会の趣旨は、不正事件を犯す人を擁護することではないと信じています。
  いけばな人口が低迷している今こそ、いけばな人が姿勢を正すべきだと考えています。

  塚口雲景

SS流の家元も含めて全員にメールを送った。又しても反応がない。
なぜ反応しないのか。それとも、無視なのか。
雲景が気が付かない伏兵がどこかに隠れているのか、いないのか、さっぱり解らない。

雲景に伝えたいことは、何もないのですか ?

次の勉強会の4月の講師は、主宰者のU家元先生になっている。
良いタイミングだ。懇親会では、自分の名前を悪用されたら、どのように思うのかを真剣に
考えてほしい、と仲間に訴えよう。

個人がお金を出し合って運営する勉強会や趣味のグループでは、組織が大きかろうと
小さかろうと、一般的に割れる原因は単純なことが多い。
一つは組織のなかを仕切りたくて独裁者のように振舞う人が現れたり、もう一つは会計が
不透明な場合である。

仲間の一人から電話があった。「ヒットするという意味がわからない」 という。
これには困った。仲裁をしようとする善人だ。仲裁人はなかなか電話を切らない。

「どちらかが辞める、ということですか ? 」
「そういう事になるでしょうね」

「そういう理由で辞められるのは困るわ」
「あなたは悪い方の味方をするのですか ? 」

「一本気なんだわね。裏切りということですか ?」
「・・・・・・・・・・・ ・・・・・」 

裏切りの言葉を聴いて、雲景は自分のなかにある怒りの一部に気がついた。
人間の心理は面白い。本人よりも他人の方がよく透けて見える場合がある。

SS流の検索侵入には、小さな要因が、積み木のように重なっている。
その一つ一つの積み木を証拠のように積み重ねて、読み解こうとしていた。
他人の名前を不正に使って検索侵入をするのは、悪い事なのよ。
単純な正論をぶつけてきた。
悪いことは、悪い。
子供にだって分かる易しい善悪の判断だ。

抑えきれないほどの怒りの増幅は、裏切られた、とは思いたくない深層心理の葛藤だった。
「裏切り」 ほど、世の中で嫌いな行為はない。

職場のトラブルは私情を持ち込まなければ、理性で解決できた。
厄介な裏切りは、、理性だけでは解決できない。
高台に逃げた女のひとの叫び声のように 「これが現実なのよ!」 と認めなくてはならない
裏切りの現実が目の前にあった。

「100年後には 『SS流も頑張っている』 と二人で天国から下界を見下ろしてお祝いしましょうよ」
初代の家元に悩みがあれば、本気で励ましてきた夢は消えた。


                                                                     続く(編集未完)
                                いけばな界とWeb界に、善き栄えあれ。
                                            
「Web劇場」 解明のために、メールの引用をご容認ください。
   
どる
づく