ARARA - 21-58
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雲景のあららARARA
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あららARARA Web劇場ー名前の検索
U家元先生はブログの持ち主だけにWebに詳しい。SS流の理解しがたい不正侵入を解明
するためにも、メールは引用させて頂きますので、どうぞご容認ください。
2011年4月14日、雲景はU先生に会うために地下鉄の中にいた。待ち合わせの場所は
銀座だ。途中で一回乗り換えてそろそろ銀座につく頃だろうと思って車中から窓越しに
見えた駅名をよんで、とんでもないことが起こっているのを知った。
乗り換えた地下鉄は銀座方面ではなく、もと来た路線を逆戻りして自宅方面に向かっている。
次の駅で飛び降りて20分ほど遅れる電話をした。
SS流ショックに混乱している自分が恥ずかしい。
問題の対象がWebという途轍もなく大きくて訳のわからない舞台での不祥事であるから
不安にもさいなまれる。
単なる内輪もめだけでは済まされないところが難問だ。
銀座4丁目近くのコーヒーショップに入った。
「ブログにはポイントが付くのですよ」
U先生のブログにもポイントがついているそうだ。たいした金額にはならないと言う。
雲景のホームページにはポイントはないから、詳しくわからない。
金銭に換算できるポイントは、ブログのプロバイダたちが集客のためにつかう常套手段だ。
スポンサーの広告をのせる契約に基づいてプロバイダの運営は成り立っているそうだが、
公序良俗に反していなければ、雲景がポイントについて口をだす筋合いではない。
その他にクリック報酬とか、アクセスカウントによってポイントがつくプロバイダもあるらしい。
SS流が、ブログ関連からポイントの恩典を受けているのかいないのか、知る由もない。
侵入することによって確実に得られる結果は、アクセスカウントが増えると言う事だ。
SS流の営業の宣伝にもなるけれども、不正の汚名をばらばら撒いているようなものでしょう。
雲景のホームページのトップページには、
心のいけばな。
花を生けることは、あなたを活かすことです。
と書いてある。いけばなを習う人々に、雲景を理解してほしい言葉だ。
言いかえれば、「花を生けることは、自分を活けることです。あなたの心を表現しましょう」
という意味だ。 「人間の存在証明の為にいけばなはある」 と思っている。
「花はあなた」 なのだから。
SS流の家元には、この言葉をとことん噛みしめてほしい。
「勉強会に行くと気分が悪くなるのです」 とU先生に告げた。
SS流家元の顔をみれば気分が悪くなる。
反省をして速やかに退会してくれれば、Web劇場に文字の花を活け続ける必要もなくなる
だろうに。
「仲がよかったのではないですか ?」 U先生は訊いた。
検索侵入が発覚するまでは、確かに。
最近は香○いけばなインターナショナルに属している勉強会の采配人や他のメンバーとの
付き合いが深まっているようだが、いけばな人が多方面に交友を持つのはよいことだ。
港○華道茶道連盟に、SS流を推薦したことを話した。
「それでは恩人ではないですか」 U先生の声に怒りがこもっていた。
恩人と言われるほどのことではないが、雲景の推薦をこころよく受け入れてくださった連盟の
先生方に申し訳ない。
雲景を慕ってくれたSS流のお弟子さんも可愛い。いまではお母さんになって幸せそうだ。
SS流家元の経歴を見れば、2010年に横○華道協会の理事になっている。
横○市といえば、H先生の地盤だ。三大流派の一つの○月流の重鎮の先生である。
勉強会の講師にお招きしてお世話になったことがある。
検索をしてみると、H先生は、いけばな界の重要な役職のほかに、横○華道協会の常任理事も
なさっている。大らかで面倒見の良い先生だ。
「SS流のことを心配してくれるのは、H先生と塚口さんだ」 とSS流家元は言っていたので、
H先生のお導きで、横○華道協会の理事の道も開けたのではないでしょうか、と思ってしまう。
H先生にご迷惑がかかるような事がありませんようにと心の中で願うばかりだ。
「投稿してみましょうか」
「そんな事してよろしいのでしょうか ?」
投稿したばっかりに雲景が混乱に巻き込まれてしまったように、U先生にまで被害が及んでは
11世家元のお名前に傷が付く。「U田川り翁」 と検索したらその検索領域にSS流が現れる。
U先生は雲景の心配をよそに黙っていらした。
2時間ほど話して、わかれた。
続く(編集未完)
いけばな界とWeb界に、善き栄えあれ。